先月のスターはエリック・クラプトン。ビヨンセ・ノウルズが出演した会場に、月の終わりぎりぎりに登場。資料をチェックしていた時に載っていなかったので、リストに載りませんでした。

来月の大スターはスティーヴ・ウィンウッド。

2人は長い付き合いで、近年ジョイント・コンサートをしています。私はブラインド・フェイスの大ファンなので、元々2人共好きだったのですが、ジョイント・コンサートのビデオを見てクラプトンのこだわった顔とウィンウッドの屈託の無い顔を見て、クラプトンに同情しました。

2人共恐ろしく才能のある音楽家で、その辺の凡人はとてもかないません。演奏も良し、歌声も良し、その上自分で曲を作る、その上個性があって誰の曲かすぐ分かる。1つの時代にベートーベンとバッハとか、ラベルとドビュッシーが生き、その上友達で同じバンドで活躍したこともある、その上何十年も経って両方とも芸能界を生き抜き、立派に名を成した、そんな感じです。なのでパバロッティー、カレラス、ドミンゴのように仲良く一緒に儲ければいいのですが、やはりクラプトンにはウィンウッドの才能が気になるのでしょうか。

幸せそうに演奏し、歌うウィンウッド。ただ演奏を聴きたいだけでなく、こんな人なら知り合いになってみたいと思うような感じの人です。普段芸能界の人はステージで見ているのはいいのですが、あまり付き合ってみようとは思いません。生き馬の目を抜くような世界を生き延びた人たちですからね。一般人と違うところもあるだろうし。私は幸せそうなウィンウッドにもっとたくさん曲を作ってもらいたい、ベルリンにも何度も来てもらいたいと願っているところです。入場料が高くなければ私もコンサートに行きたいところ。

今月は全体の数が少なかったです。なぜかは分かりません。