March.12,2004 天丼の汁つけカツ丼

        野瀬泰申『全日本「食の方言」地図』は、最近読んだ本の中では最も刺激のあるもので、このことばかり考えている。

        カツ丼は醤油ベースの汁で玉子でとじたものが一般的だが、信州の方には、ソース味で玉子でとじないものがあるというのは知っていた。今の店を始める前の店で、カツ弁当なるものを売っていた。ご飯の上にキャベツの千切りを乗せ、その上にソースにくぐらせたカツを乗せていた。

        会津若松では、ソースベースで玉子でとじるカツ丼があるそうだが、私のところの上野の店では、そば汁にウスターソースを混ぜて、玉子とじタイプのかつ丼を出している。ウチは、普通にそば汁でカツを煮て玉子でとじるタイプですがね。

        世の中広いもので、新潟では醤油ダレ天丼型カツ丼があるそうだ。ははあ、それもありですか。じゃあ、天丼にかける汁にカツをくぐらせて丼に乗せるという手もある。で、やってみました。カツを揚げて、天丼の汁をつけて食べてみました。



        いけます。これもありという感じ(笑)。


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