6AZ8→6AW8A変換ソケットの製作(May 14. 2020)
One Tube Competitionで
6AW8A
(3極5極複合管)による
単球スーパーレフレックスラジオ
を2年連続で製作・出展した。 6AW8A単球ラジオを連続出展する今年は、昨年以上の高感度を目指し、部品の厳選や整合の適正化に時間を割いた。その最中、シャープオフ5極管によるレフレックスアンプ(455KHz_IF増幅とAF増幅)にセミリモートカットオフ管を擁する
6AZ8
を使ったらどうだろうかと疑問が沸いてきた。それで配線を変えるのは大変な作業なので、9PinMT管用のソケットとプラグを利用して変換器を製作してみた。
写真がその様子。電極間容量が増えない様に極力配線長を縮め、また配線が近づかない様に工夫を凝らしている。早々に6AW8Aにチューンしてあったところへ、変換器に6AZ8を実装して差し込んでみた。リモートカットオフ管による大入力時のAGC効果は確認できるものの、単球であることで全体的に利得不足で、殆どの場合フルゲインで動作しているためAGCの必要性を感じなかったのが実態。
単球スーパーレフレックスラジオの感度は、40%変調のAM信号を受信してS/N=10dBを得るために必要な入力は-90dBm程度なので、あと30〜40dBは利得が欲しいところ。
写真下左は単球スーパーレフレックスラジオに変換器を使って6AZ8を実装した様子。右は変換器のにプラ板を巻き、その上からアルミテープを貼り付けた様子。アルミだが、特段のシールド処理はしていない。