IC-PW1はicomのリモートCI-Vからバンド情報を取得し2系統の入力選択と4系統の出力(ANT)選択を連動させることが出来る。しかし、この設定は日常的に行うことは無いので、ほとんどの場合その方法は忘れてしまう。実は本日、何時だったか忘れてしまったが、INPUT1(HF)につないだエキサイタのCI-Vアドレス変更を行った際、INPUT2(50MHz)の設定を失念してしまった。それで本日、久し振りに50MHzを運用しようとしたらエキサイタのSWRメータが降り切れている…無負荷だ。最初はちんぷんかんぷんだったが、INPUT1を選択した場合はエキサイタのバンド情報に連動している。ところがINPUT2を選択するとウンでもスンでもない。可笑しいと思った瞬間、この辺のことを書き留めた拙作HPページを思い出した。2016年頃に書いたものだが、読み返してみると当時のことが蘇ってきた。ことの発端は、IC-PW1から取り出すALCレベルが、HFと50MHzで大きく異なったからだ。IC-PW1からは両INPUTに対してALC出力を出せるので、これをHFと50MHzに振り分け、両ALCは負極ダイオードミキサで合成して1つしかないエキサイタのALC入力へ返し、それぞれにレベル設定出来る様にした。こんなことするのは全国的に見ても殆ど実例が無く、IC-PW1ユーザーに喜ばれた記憶がある。安全と誤操作排除のために装置の連動化が必須と最近特に考える様になった。 |
朝一番、姉から電話が入った。スズメバチが軒先に巣を作り困っていると…。仕事がある姉の帰宅時間に合わせて赴くと、2Fから屋根に出た物干し場の壁に、直径20cm程の巣がへばりついていた。確かに軒先で雨風も凌ぎやすそうで、スズメバチも考えたんだろうと思わせる。電話では軒から吊り下がっているイメージでいたが、建物の外壁である波型トタンに、巣側面がくっ付いている。一瞬にしてはたき落とせそうにないので、暫く下方の出入り口から出入りするスズメバチを眺め戦略を検討。成虫は10匹程しかいない。ならばとエアゾル殺虫剤を穴に向けて吹き付けがら近付き、最後は孔の中へ垂れる程に放出した。数匹が孔から出ようとしたが、殺虫剤をもろに浴びているの早々と落下。労せずに巣を征圧。巣を削りだすと写真の様な状態が目に飛び込んだ。上段の巣に幼虫が数10匹…いやよく見ると百匹位いる。早めに気付いて良かったと思う。数匹は逃げ延びたか外に居たのか、戻ってきて解体された巣を前に困惑の様子。そこへ容赦なく殺虫剤を吹き付ける。体力のあるやつは生き延び運の悪いやつは落下。この季節は同様のことが頻繁に起きるので、スズメバチを見たら近くに巣があると思って注意して欲しい。早期発見と早期駆除が騒ぎにならないための第一歩だと思う。スズメバチの巣を撤去するのは、2006年9月30日以来のことだった。 |
数年前の台風で傾いた田んぼの青島の老木。チェーンブロックを中電コン柱との間にかけて引き起こし、木によるステーを取り土を盛るなどのケアをしてきた。ところが昨年あたりから葉が少なくなり元気がなくなっていた。今年は裏年も手伝い、殆ど花を咲かせなかった。既に定植から45年近くになり、今が潮時と一気に伐採した。圧倒的に葉が少なくなり、幸か不幸か伐採は短時間のうちに終わった。傾いたときに根が持ち上がり、切断してしまったことが弱った原因と思われる。幹にはゴマダラカミキリに食われた痕も多数あった。軽トラへ積みリモートシャックのある大峰へ搬送し、ヒノキ林へ廃棄となった。色々な思い出が蘇ってくる。これで両親が植えた老木も残り10本程度になった。 田んぼには青島やはるみを定植してある。オンマウスは、はるみの木にやってきて交尾をするアゲハ蝶の雄と雌。暫く観察をしていたが離れないので手に取ってみた。それでも離れないので動画撮影を試みたが、人間の手の平に居るなど全く気にしない様だ。最後は手の平から上側の蝶の力だけで飛び上がり近くの草の中に着陸。それでもくっついたまま離れない。こいつら一体どうなっているんだろう・・・。ところで今年は雨の関係かアゲハの幼虫が例年より少ない。雨で飛行が出来なかったが、このところ酷暑ながら快晴が続き 、自由に動ける状態になったと伺える。 |
先輩より預かっているHL-2K。160mバンド対策も終盤に入っていたが、8月21日で完了としカバーを掛けた。今回実施した概要は拙作BBS"RadioVillage"へ記してある。HL-2Kの160mバンド運用でお困りのOM諸氏の参考になるものと思う。大雑把に言うとプレートRFCのインダクタンス不足と、シールド板によるタンクコイルインダクタンスの低下が原因で、タンク回路の動作が設計値通りに行えていなかったことに集約される。無理にプレートVCや補助コンデンサを追加して同調を取っても、低Z化を招くだけで効率が一向に上がらない悪循環だった。写真は1.840MHzで3分間連続キーダウンのダミーテストで、950W出力を維持している様子。ケースに収められ納品は近日中に行われる見込み。 ところで、本来ならお盆前にやろうとしていた農薬散布(スタークル、ペンコゼブ)。天候不順が続き、もう待てないと意を決したまでは良かったが、相変わらずの不安定な天気に翻弄された。連日雨との戦いになってしまった。陽が差しているからと散布を始めたら途中から雨。ようやく終了し場所の移動を始めたら、そこだけスポット的な大雨。もう農薬が流れても仕方ないやと開き直っている。今回も1400リットル程を散布したが、雨に流され効果のほどは全く分からない。散布したと言う気分だけだ。 |
カミサンが今年最後のハチミツ(百花蜜)を搾ると先日宣言した。天候が危ぶまれる中、早めにやっつけようと本日6時前には裏山にある蜂場平石へ赴く。巣箱には無駄巣を伴なった巣枠に相当量のハチミツが蓄えら重い。カミサンが取り出しミツバチを払った巣枠を、運搬用の軽トラの巣箱へ素早移し替える。生活の糧を奪われるミツバチは必死で、人目掛けて突進してくる。それを避けながらの作業はかなりスリルがあるが、大抵何発かは衣服の上から刺される。直刺しじゃないのでそんなには影響はないが、それでも刺された場所は赤く腫れあがってくる。10枚程度の巣枠を箱へ収めると、重量は30kgを超え相当重たい。朝食後一休みしてから、カミサンが持ち帰った巣枠の蜜蓋を温ナイフで切り落とし、遠心分離機へ収納する。それを回すのが自分の役目。電動モーター化の予定もあるが、巣枠ごとに重さが違うので、人力による探りを入れながら回転数を上げていく「技」が必要になる。だから可変できたとしてもモーターの力だけじゃ、遠心分離機が暴れ出す可能性があり今一つ気が乗らない。ところで搾った百花蜜だが、糖度を測ったカミさんがビックリ。写真は80%に達した糖度計。この数字は中々のものだと思う。オンマウスは6時前の平石の蜂場。この巣枠は無駄巣も少なく綺麗な方だ。集めた蜜は一定時間空気にさらした後、蜜蓋がされ貯蔵体制になる。 |
このところの不安定な天気にはウンザリだ。先日刈ったと思った田んぼの草が、長いものだと膝まで達している。気温も高く、雨が降っても現になの雑草だ。特にイネ科の雑草の成長ぶりには呆れる。そんな様子を指をくわえて見ていたが、草刈りは雨でも出来るからと意を決して始めた。昔の日は草刈り!とする教えもあったほどだ。ところが、最初は小雨程度だった雨、段々と強くなりしまいには土砂降りになった。まだ地面は田んぼになっていないので午前中に区切りの良い処までと頑張ったが、最後は田んぼ状態になり中断に至った。知らない人が見たら、変人と言われたかも知れない。カミサンも呆れていたから。写真は雨にうたれる青島温州ミカン。 ところで、オンマウスはリモートシャックの収容箱のUSBカメラ。これまで固定ネジの関係でRigと正対していなかったが、強力両面テープを使い正対する位置へ移動した。被写体までの距離が短くなり、無線機の両サイドが画角に入っていないが実用上は問題ない。カメラの固定具の関係で壁まで下がれないが、これを改善すればもう少し画角は広がる。正対していると、リモート運用しているときの印象がまるで違うことに気付いた。無線機からオペレータへ無言のメッセージを発している様に感じるのだ…「わしを使ってくれるのは誰?」考え過ぎか。 |
数年前から話題の通信モード「FT8」、遅れ馳せながら6月から始めた。去年の春先から受信は出来ていたのだが、送信は誤って送信ボタンをクリックしたのが始まり。アッと思ったら九州から呼ばれ、眺めている内に交信が終わった。こんなもんかと思って、画面に見えるDX局を呼んでみたら次々に交信が成立。オンフレでもスプリットでもクリック一つで対応できて面白く、今ハマっている。画像はディスプレイを眺めていると現れる珍客のクモ。どうもマウスカーソルが動くとそれを追って現れる様だ。別に悪いことをする訳じゃないし、眠気覚ましにもなるかなぁとそのままにしてある。実におおらかな空間だ。そのうち自分のコールへ足を運ぶように仕込んでやろうか…などとバカなことを言っている。オンマウスはHL-2K作業関係の部材。アルミのバットに関係部品を放り込んでいる。久し振りに小型のドアノブコンやプレートRFCを持ち出し昔を懐かしんでいる。3-500Z(G)はプレートキャップとPS付きで取り外すのが便利。四半世紀前はかなり熱を入れた時期があったが、最近は家業や自治会に時間が割かれ静かなもんだった。久し振りに手にする3-500Zは、同窓会で悪友に再開する感覚で楽しい。これを機にFALの中島さんと3-500Z談義…お元気そうで久々に中島節を聞くことができた。今年の9月でHP開設20周年を迎える…信じられない。時の過ぎるのは本当に早い。 |
HL-2K/160mバンドの不具合、原因はタンク回路ではなくプレートRFCだった。後から考えれば当然な話なのだが、ちょっと小振りだなぁとは頭の中にあった。3.5MがOKだからとやや安心していた感があり反省している。タンク回路の部品や定数を確認していると、極端に可笑しい状態ではないのでひょっとしたらと、最後にRFCの確認が回て来た。実測すると70μH…えぇ?、何だこりゃ!。1.8Mなら、150〜200μHは欲しいと思っていたので驚きだった。タンク回路の誘導性を引き下げてるじゃん…!。試しにRFC上部にフォルマル線40Tを巻き足すと95μH。通電して確かめると、タンク回路はオリジナルの状態でプレートVCの同調範囲に1.8〜1.9M帯が入ってきた…Ipしっかりディップする。ただ、VCは全体に抜く方向。動作させると効率が30%台と低い。球周辺にRFCを追加出来るスペースはない。それではと、一旦RFCを取り外し、下部の空きスペースへも40T巻き足し、130μHのRFCを作り上げる。写真はRFCの上部スペースへ巻き足している様子。オンマウスは実装して動作テストをした様子。1.842MHz/60Wを入力(EP=2850V、Ip=640mA、Ig=200mA)し、出力800W超が得られている。ドライブを上げれば1kWに達する。ただし効率は約45%で他バンドに及ばない。今後の対策としては、径を増したボビンで巻き直し、200μH近いRFCを実装することだが果たして…。 |
甲府の先輩から預かっているHL-2K。TL-922と同じ3-500Zが2パラ、大した違いは無いだろうと思っていたが、覗いてみるとメーカー殿の考え方の違いを随所に感じる。いずれまとめてTest&Dataコーナーに掲示しようと思う。ここではその一部を紹介したい。写真はタンクコイルボビンの端にテフロン電線を巻き足した様子。目的はプレートVCを一杯に入れても同調点が1.9M帯に収まらない状況の打破。信号源を可変していくと1.94MHz辺りでようやく可変範囲に入って来る。先ず補助Cを300PFから400PFへ増量すると1.9M帯が同調範囲に入った。しかしCやL値がバンド周波数に比例してこない、実に妙だ。プレートRFCのインダクタンス不足も視野だが、ローカルよりテフロン線(ジュンフロン線)を頂戴したので巻いて様子をみた。スペースの関係で4ターン巻き、末端はタイトボビン端の穴に3mmビスを通しラグ端子処理。インダクタンスは追加分だけで約1μH、総合で30μHとなった。これで恐る恐るドライブしてみると、1.9MHz帯でVCが程良い位置に収まった。そして念願の1.8M帯も中央付近なら同調範囲に来た。ところがプレート効率が悪い。更に1.9M帯と1.8M帯で明らかに違い、1.9M帯で40%を切り、1.8M帯は30%程度。利得は10倍程あるが、これじゃ瞬間芸しか出来ない。次はプレートRFCを疑うか…インダクタンス不足に見え、π回路の誘導分を減じている感じがする。 |
今年は地元遺族会の役員を務めている。学区には戦後間もない頃にに建立した慰霊塔がある。学区内の各地区が毎月当番で慰霊塔と周辺の清掃を行っている。事前に申し送りで「8月8日清掃日」を伝えてあったが、台風の合間で天候が危惧されていた。5時頃起床すると前日からの雨は上がっていた、次の台風の影響が出る午後まで持ちこたえてくれればと思っていたが、天候は味方してくれ凡そ1時間の作業は無事終了した。学区の遺族会構成は100軒を超えているが、地区の遺族会構成は11軒。申し送りで訪ねた次地区では3軒程に減り存続の危機に直面していると嘆かれていた。戦没者を直接知る年代は80を超え、自分の様に知らない年代が脱会するケースが増える勢いだ。どのような形で継続させるのが良いのか悩みは多い。「8月10日」は静岡護国神社で恒例の永代祭があり午後訪ねた。万灯みたま祭も平行して行われていて、神社境内には多数の提灯が飾れていた。こちらは県内から会員が集まり、社で神事が行われた後、神社より1年の報告が行われた。子供の頃より「殉国の家」の子として生きてきたが、今やその言葉の意味を知らない人も多い。時代が変わり、こちらもどの様な継続が良いのか模索の中に居る印象だった。写真は慰霊塔前で終わりの会の後、歓談する会員。オンマウスは護国神社入り口から社方面の様子。 |
日中の気温は連日35℃前後に達している。人は日陰で暑さを凌げるが、炎天下にさらされた蜂箱の中は灼熱地獄だろう。カミさんの呟きがにわかに大きくなった…二本松に寒冷紗を掛ける!。寒冷紗って言っても黒い生地が巻いてあるだけだから支えが要る。思いは分かるが材料や道具を用意しなければならず、実施するにはそう容易ではない…経費も掛かるし。何とかアリモノで対策したのが写真。ローカルOMの遺品のグラスファイバーポール、自治会館に放置してあったタイヤ・ポール。これらを有効利用して柱と骨組みを作り、最後に寒冷紗を掛けて固定した。風が心配だが、骨と柱で支えあっているのでそう簡単にはつぶれないだろうと楽観視。この炎天下を何とか凌いで涼しい秋を迎えて欲しい。ところで周辺の地べたに張り付いている葛のツルのパワーはスゴイ。ここに上ってくるまでの農道脇では、側溝を飛び越えて道路の中まで進出している。ちょっといじめてやろうと、見えない側溝ぎりぎりを軽トラでツルをつぶしながら進んだ。するとドーン!。見事に左側タイヤが側溝にはまってしまった。なーんてこったぁ!だ。一旦自宅へ戻り、昼食後ぶ厚い木板などの材料と、途中にあったグレーチングを持ち込み復旧作業。カミサンは板が飛ばない様に体重を掛ける。低速の4WDで動かすと軽トラは無事脱出。余計な時間を費やしたが、これも暑さの中の思い出だ。 |
好天だが未明の雨で露が多く畑仕事(ミカン摘果)が出来ない。これ幸いとリモートシャックのD6500ETの取り外しに掛かる。出力線と制御線を取り外す。搬入時同様にコンパネや厚手の合成ゴムシートを敷き、その上を転がして農道まで引き上げる。段階的に高さを変えリフターへ引きずり込み軽トラへ乗せる。段取り良く進むが、もう1人居たらなぁと思うこともある。リモートシャックで作業しても出来ないことはないが、部品の紛失の可能性が高いため思い切って運び出した。写真は自宅車庫に下ろして分解し、セルモーターを取り出した様子。背中ににリレーとギア駆動部を背負っている。スタートSWが入ると写真のギアがシフトし、フライホイルギアへ挿入され、そのタイミングでモーター電源が入り回転が始まる。エンジンが掛かってスタートSWを切れば、モーターは停止しギアが元の位置に戻る仕掛け。ところがこのモーター、なぜか軸受け軽が拡大しシャフトが大きく偏芯する状況。これだけブレたらギア挿入時に問題が発生すると直感。十分なグリスや注油をして始動させるが、やはり時々噛み合って固まってしまう。現状からの復旧は諦め、写真等の状況を購入先へ一報し代替品の早期到着を促した。オンマウスはカバーを外した状態での試運転。初のディーゼル発電機だが、仕掛けは機関の違いを除けばガソリン発電機と変わらない。でもここまで抵抗なく覗き込む個人ユーザーも余り居ないだろうなと妙な自負を持ったりする。 |
7月31日23時過ぎ、リモートで10MHz/FT8を運用後、発電機を止め一旦電源を落とした。そして一息ついてから再び発電機の起動制御を行うが発電誘起が返ってこない。1回目で起動しないことは時々あったので再トライするが回らない。4回も5回もやると、もうこれは普通じゃない。到着した頃より時々起動できないで唸っていたのは事実。翌8月1日、夜明けを待ってリモートシャックへ出向。テスタでバッテリ電圧を見ると、発電機ONで12Vあった電圧が、スタートキーを回すと5V台に低下する。スタートリレーがワンショット出力を出し、セルモーターリレーが「カチッ」と音を立ててONになるのだが、バッテリ電圧が低下するのでスタートリレーがバタつく。これまでは1〜2回再トライすると普通に起動していたのに。セルモーターギアの噛み合わせの問題か金属屑を噛んでいると推測するが、次第に馴染むだろうと安直に考えていた。ところが今回は本当に可笑しい。完全に噛んでしまい、それが定常化してしまった様だ。エンジンシャフトを回して状態に変化を与えたいのだが、それを覗ける環境にない。さてどうしよう。早々に販売元へ電話を入れるが営業時間外で通じない。思い当たる複数ルートへメールを送り連絡を待つことにした。当初より本体の交換は無しで部品の保証のみと了解している。何とかセルモータや関係部品の提供を受け自力で対応したい。 |