JH2CLV's Topics & Memorandam
December 2011

Dec 31. 2011  正月準備・・・2011年も終わり
昨日の記述は「正月準備」としながら、殆ど年賀状印刷のハプニングで終わってしまった。29日からの休みは正月飾りや家の掃除や片付けと寝床の確保にと奔走した。就寝は連日26時を回る始末で日頃のツケが回ってきたと笑ったが、果たしてカミサンの心境は如何程だったか・・・。 実家の母屋に屋根裏部屋がある。玄関からは分かり難いが横から見るとしっかりと窓がある。実は小学5年のときに初めて一人で寝起きした記念すべき部屋だ。やがてラジオの製作に励んだ中学のSWL時代、そして6AR5(終段・変調)で50MHz/AM初交信の高校1年の冬、数々の思い出を作ることになった部屋である。物置代わりになって37年程経つその部屋が我々の寝床に変身することになった。 朝から祖々母(殆ど古美術)・祖母・母の古箪笥を別室へ移し、敷いてあったビニールシートを撤去。掃除機と入念な雑巾がけを行い、何処かで使い古した6畳のじゅうたんを敷く。山小屋と言いつつもカミサンからOKがでた。少年時代の思いが輻輳し、興奮し中々寝付けなかった大晦日だったが、カミサンはそんなこと知る由も無かったろう。
さて今年は単身赴任解消と同時に新たな職場に再就職、変化に富んだ年だった。来年はハイレベルにTake it easy!したい。

Dec 29-30. 2011  正月準備・・・年賀状印刷で大騒ぎ
こんな事があるのだろうか。29日深夜から年賀状印刷を開始。今年は春先に誕生した初孫をあしらった。それで先ず裏面印刷。「通常」でも「きれい」でも仕上がりに大差ないため「通常」を選択、速度を優先した。順調に印刷され予定通り作業は進行。そしていよいよ宛名書き。WardにExcelを差込印刷する。これも順調に進んでいた、そして最後の葉書束をセットして風呂に入ると既に26時。もう終わりだぁと風呂上りにプリンタを見ると???・・・これってさっき印刷したじゃん!となり絶句。何処からか分からないが同じ宛名が印刷されている。葉書を1枚ずつExcelリストと照合し2重印刷を確認すると87枚もあり再び絶句。もうやってられないとこの夜は作業中止。時既に27時だった。翌朝8時、郵便局へ赴き書き損じ交換を打診するが窓口は9時からと門前払い。それで9時過ぎ再び尋ね1枚当たり\5の手数料で交換。ところが再トライすると再び40枚の2重印刷。もう絶句だ。放置も出来なので再び交換して貰い何とか完了。原因を考えたが、プリンタMG6130(CANON)はセンサが敏感で印刷中に葉書を追加すると停止したり複数枚を装填したりする傾向がある。その際データが戻ってしまう感じがある。完全に終わってから指示に従い装填すべきだった。

Dec 27. 2011  寒い・・・今朝は2cmの氷・・・静岡が暖かいと言うのはごく一部
今朝は寒かった。昨晩は友人のHAMで業界のOB殿と現役の有志でミニ忘年会を開催した。随分と酔っ払ってしまった。カミサンの深夜の出迎えまでは台本通りだったが、飲み過ぎでヘロヘロで気が付くとコタツで眠っていた。どうやら呆れたカミサンが毛布などを掛けてくれたらしい・・・TNXだ。ところがアルコールとコタツの効果で、外がそれ程にまで冷え込んだとはつゆ知らずだった。
6時50分に起床すると、家の温度計は-3度を示した。確かに寒い。それでもしやと貯蔵庫まで走ってポリバケツを覗く。すると何と分厚い氷。小石で叩いた位では割れない。何とか砕いて破片を家まで持ち帰り計ると。何と厚いところでは20mm、薄いところでも18mmあった。
写真はその氷。12月18日の氷にも驚いたが今回はそれより遥かに厚い。静岡は温暖で住み易いと誰かが言ったが、それは平野部の話。地元の山間の人はそんな話ははなから信用しない。雪を被る南アルプスや富士を背後に控えスキー場だってある。川沿いに数Kmも上れば谷が深くなり平地とは異なる気温に驚く。安倍川の奥などは相応の準備をして行かないと寒くて眠れない程だし、自然氷のスケート場もある。疑問をお持ちの向きには一度お尋ね頂きたい。

Dec 25. 2011  ミカンの後拾い・・・
2011年12月も残り1週間を切った。早いものである。ミカンはあらかた切ったのであるが、この時期になると切り残したミカンを切って回る。地元ではそれを「後拾い(あとびろい)」などと言ったりする。
大した量は出ないだろう思ってミカン畑に出たが、意識的に残したものもあり結構な量。結局一日仕事になってしまった。これがそれなりの出来なら良いのだが、不揃いで、中にはこの季節になっても色が来ないものがあったりして悩ましい。せっかく切り取っても出荷するに足らず廃棄せざるを得ない場合もある。さりとて木に残したままでは腐食して木が病気になる可能性もあり放置できない。収穫と言うよりケアに主眼があると言っても良いかも知れない。
この時季、日照時間が凡そ8時半〜14時半の当地でのミカン作りは、朝起きたときから夕焼けに沈むまで陽が当たる場所とはその気遣いに大きな違いがある。
どう考えても同質のミカンが出来る筈が無い。だから土地の特徴を生かした栽培や管理方法が先人達から受け継がれている。
写真は残った早生ミカン越しの柿木・・・遠くにタワーとアンテナ。オンマウスは軽トラの扉に前足を掛けて何かリクエストのHana。

Dec 23. 2011  32年ぶりに電源投入する自作SSB/CWトランシーバ
先月レタリングをリニューアルした1972年製作のHFオールバンド(当時)SSB/CWトランシーバに電源を投入してみたくなった。実に32年ぶりのことだ。
デジタル処理されるトランシーバを使っている現在、2度と電源投入など無いだろうと思っていた。ところが3.5MHzで時々拝聴する自作派OMの楽しそうな熱弁・・・黙って聴いて居られなくなってしまった。
それで久方ぶりにトランシーバを取り出してきてレタリングのリニューアルを試みたのが11月。そして遂に電源部を探し出してきてこの日ドッキングと相成った。
拙作HPのTest&Dataコーナーにその過程を知らせるページを作ってみた。 写真は1979年7月のシャック。オール自作がモットーで売りだった。机上右が通出を始めたHFオールバンドSSB/CWトランシーバ(1972年製)。その左がSGで、その上に作りかけの7MHzSSB/CWトランシーバ(1979年完成)が見える。棚の上にはブラックフェイスの自作HFオールバンドSSB/CWトランシーバ(1973年製)も見える。
手前味噌だが、テスタとディップメータに自作Rx程度しかなかった時代に良く作ったものだと感心する(オシロやSGはその後入手)。

Dec 19. 2011  R-390Aを復旧させる・・・この音が一番の好み
毎日地元AM放送JOPKを聴いていたR-390Aがご機嫌を崩し8日。その間51S-1Bが代替だったがどうもしっくり来ない。やっぱり診るかという事になりカミサンが床に就いた22時過ぎ、ラックのビスを緩めて中を覗いた。何をしてもザーとサーマルノイズ出力。CALモードにしてKILOCYCLEノブを回すと、500KHz以下の中波帯で結構強いマーカーを確認できる。MEGACYCLEノブは回しても一向に状況に変化なし。BFOピッチを回すとサーマルノイズにBFOが混合されシュワーと心地よい音を奏でる。状況から見て9月17日の状況に酷似。ミキサそれもヒーター?と長年の経験で直感。部屋を暗くしヒーターの灯り具合を確認する。有った!・・・1stMixのV202/6C4(GE製)が冷たく灯っていない。見事的中で予備球(Toshiba製)に交換し復活。終わってみれば大した作業じゃ無かったが、一発で仕留めるのはノウハウで無形文化財だと妙な自己満足。だから鳴らなくなっても困ったと言う感覚が全く無い。そういえば昨晩の富士の御仁宅にはDRAKEやSWANの修理中の管球機器が転がっていた。やっぱり本性は皆真空管ラジオ少年なんだなぁとつくづく思う。写真は作業中のR-390A。オンマウスはシールドケースを外したV202/6C4(手前はRF増幅V201/6DC6)。

Dec 17-18. 2011  連日の氷の週末
12月17日、5mmの氷が張ったと思ったら、翌18日は何と11mmの氷。地区内でも民家の有無や地形の違いで冷え方が異なり面白い。氷は貯蔵庫前に置いたポリバケツでの話。玄関の温度計が-2℃だったので氷は容易に想像できた。ところが氷に拳骨を喰らわせても跳ね返される程厚い。石を拾って叩き割り欠片を取り出すとその厚さに仰天。写真は霜の降りたツツジが背景に見え寒そう。更に冷えるとミカンの実や枝葉まで霜や氷でやられてしまう。そのため当地では未完熟のままミカンを切る。1963年の寒波では、ミカンの枝葉が西を向いたままフリーズ、壊滅的な被害を受けたことがある。当地はただでさえ日照時間が少ない。未完熟収穫と貯蔵は、変えることのできない自然を相手に、最大の生産を上げようとする先人たちの知恵である。 さて17日は「はるみ」を一気に収穫。そして色が遅れた一部ポンカンの収穫と温州ミカンの箱詰・発送等で一日が流れた。ちなみに糖度ははるみ12%、ポンカン13%だった。18日は朝から箱詰・発送、そして白菜の鉢巻や液肥の散布などの畑仕事。午後は富士で無線仲間の集いがあり参加。酔った勢いで御仁が自作6mHPA/4CX1500を取り出す(オンマウス)。蓋を外しHPA談義が始まったのは当然である。

Dec 13. 2011  久々の秋葉原
所要で久しぶりに関東に足を踏み入れた。師走で日が短く、あっという間に陽が傾むく今日この頃。滅多に来られないからと電車の待ち時間に秋葉を尋ねた。久し振りに秋葉の空気に浸ってみたかった。30分程のつもりはやはり無理な話で結局1時間超の滞在となった。秋葉駅舎はモダンな建物に代わり、周辺ビルも立派に変身している。ラジオストアやラジオデパートなど、昔ながらの「鰻の寝床」は今も健在だが、そこを覗く人とそうではない人の足取りの違いが明確で面白い。狭い間口にいっぱい部品を並べ、奥から主が顔を出す姿がたまらなく好きだ。ラジオデパート1Fの桜屋電機を尋ね主人のY氏と久し振りの再開。既に82歳と聞くが、斉藤電気やサンエイ電機の親父さんなど次々に他界され寂しげだった。しかし昔話になると俄然元気…どこかと同じだ。203高地の話まで飛び出した。「また来ます!」と告げ店を後に・・・。その後2FのSS無線で目に入った単3電池ケースを買い、電波堂で本を立ち読み、3F斉藤電気を回り、ラジオストア2Fの内田ラジオの奥さんに声を掛ける。時間は瞬く間に過ぎ時既に日没。ラジオ少年の目はギラギラだった。写真は総武線ガード下からの眺望。オンマウスは桜屋電機でのスナップ…親父さん元気で!。

Dec 11. 2011  青島温州ミカン収穫・・・RACALのRA6790/GMを取り出す・・・R-390Aが可笑しいぞ
この日も朝からミカン切り。「田んぼ」の青島温州を切った。家族と親戚が集まり8人体制で臨んだ。さすがに30年以上の木が多く昨日の太田ポンカンの様に作業がはかどらない。1日やってようやく昨日の約半分1.2トン程度の収穫だった。休憩時間には木の年齢や病気、そして経営論まで議論が及び主宰者側としてはやや苦笑いだった。
これに平行してOrangeVillageの初荷をお客様へ発送した。中味は早生だが、この時期になると青島も味が良く早生の意味がなくなるのだが独特の味になっている。皆様のお手元へは明日到着予定だ。
ところで本日昼休み、朝まで鳴っていたR-390Aがサーマルノイズだけになってしまった。バンドを切替ても様子が変らないから、また局発などの共通部分の不良かと思える。四半世紀も使い続けており真空管ヒーターの断線も十分に考えられる。実は昨晩、HF-1000Aを修理した勢いもあって、福井時代に友人から預かったRACALのRA6790/GMを引っ張り出した。ひょっとしたらR-390Aはこれにヤキモチを焼いているのかも知れない。写真はそのRA6790/GM。ディスプレイにREMOTEと表示されFAULTランプが赤く点灯している。真面目にやりだすと長期戦になるかもしれない。何方かヘルプを!。

Dec 10. 2011  初氷・・・太田ポンカン収穫・・・皆既月食
12月10日(土)の朝は寒かった。しかし家の玄関に吊るした温度計の指示は0.5℃だったから未だ初氷は先かと呟いた。屋外に駐車した車のフロントガラスも氷ではなく細かな水滴が付着していた。と、ところがミカンきり作業で7時半頃に家から50m程離れた貯蔵庫に向かうとその前の畑に一面に霜。そしてやけに冷える。これはと思い畑に置いてあったポリバケツの中を覗くと何と数mmの氷。初氷だ!。いたずら小僧よろしく指先で氷を押すと、簡単に割れるだろうと思っていた氷が、何と割れずに持ちこたえ、周辺から水が染み出したのだ。 この日は「伊野」の太田ポンカンを家族親戚・ボランティアの力を借り8名体制で約2.5トン収穫した。写真は休み時間にポンカン畑でくつろぐ本日のメンバー。ざっと数えると平均年齢は60歳。最長は80歳の叔父さん、最少は54歳のカミサンとその友人のボランティア2名。それにしてもみんな元気なのが嬉しい。 オンマウスは青空バックの太田ポンカンのグループショット。ちょっと前明かりが強いかもしれないが表情が良く分かる。実は親父の写真評は余り良くなく、ポンカンらしさが無いと厳しい。映柄の面白さより、見えるか否かに主眼を置く生産者の意見であることに気付き面白い・・・それにしても頑固だ!。
この10日の夜は皆既月食ショウを楽しんだ。写真は23時過ぎ、皆既月食直前の様子。オンマウスは22時過ぎ、欠け出して暫くした様子。マウスカーソルを乗せたり外したりして切り替えてみると面白い。
なおカメラはOLYMPUSの旧式カメラC700Z。年代物で皆既月食になるとカメラ感度を上げてもレベル不足でフォーカスが取れなかった…情けない。庭先に三脚を据え、真上に近い方向を東へ進む月を撮影。ひょっとしたら自動追尾できるカメラで追いかけるマニアも居たのだろうか・・・。望遠で撮影していると数分でフレームアウトするため、逐次三脚の雲台を操作してアングルの修正を行った。
カメラをは9時半頃据えたが、その時点では雲行きが激しく月が見え隠れする状況だった。ダメかも知れないと半分諦めて再び庭先に立った22時過ぎ、快晴の空となり煌々と光る満月が眩しいほどの最高のコンディションになった。
こうしたシーンはまさに理科を感じるひと時だ。月に地球の影が落ちることはもちろんだが、何故満月の時に起きるのか、どうして月が赤っぽくな見え揺らいで見えるのか、天体の軌道などの不思議に多くの青少年が興味を発展して欲しいと願う。

Dec 4. 2011  33年振りに訪ねる奥山温泉・・・HF-1000A返送
ここ数日連続通電していたHF-1000Aは極めて好調。今朝も良好な動作を示している。いよいよ完了だ。本体・取り説・ACコードを緩衝材と共に箱へ戻し運送屋に引取依頼。元気で働いてくれよと密かに呟く。HF-1000A入れ込みで撮ったシャックの写真を添付し完了メールを依頼主へ送った。暫くの付き合いだったが色々勉強になった。ラジオエレクトロニクスの面白さをまた一つ垣間見た思いだ。昔、高1中2の高1不要論を唱えていたが、これらのRxはその結論と言えそうだ。
写真は本日、親孝行とばかり親父と居一緒に尋ねた山梨県南部町奥山温泉の庭先で見る紅葉。既にピークは過ぎているが、温暖なためか予想以上に紅葉が残っており驚く。 オンマウスは奥山温泉を右に見て進むと直ぐに遭遇する林道。現在は通行止めの看板とバリケードが施されている。33年前(1978年)の8月、静岡県側(清水区大平)から自転車を担いで越えた田代峠登山を思い出し感慨深かった。しかし脱衣場で戯れに計った親父の体重80Kgには苦慮。
ところで本日より今期のOrange Villageを開村した。ミカン好きの皆さんには是非お立ち寄り頂きたい。現在は早生ミカン(興津早生)の販売を行っている。この後、青島温州・太田ポンカン・はるみ・・・と続く。

Dec 3. 2011  もう師走の2011年・・・何とか復旧HF-1000A
2011年も早いもので師走。12月に入った途端1〜2日に急激に気温が下がり、やっぱり師走かぁと思ったのも束の間。3日の今日は夜が明けると雨だったが、再びやや生温かな陽気となった。過ごし易くて人には優しいようだが、いずれ例年通り冬の様相になると思うと、是非徐々に推移して欲しいものだと願っている。
さて懸案だったWJのHF-1000A。昨日出勤前にANT端子のDC漏洩を確認中、トップエンドのDCブロクコンデンサ(0.1μFx3パラ)を短絡させたり別のコンデンサを抱かせたりしている内に復旧してしまった。その概要は修理ベンチのコーナーに記している。実は確たる原因は掴み切れておらず、あくまで推測を記してある。しかし電子回路って、電子や電荷レベルで見ると意外と不可解な事が結構ある。長年経験していると電子や電荷だって動物と同じ様な動きをする事があり苦笑する。教科書には電子は+電位に引っ張られると単純に記されるが、実は電子の集まり方や位置によっては引っ張られずに漂っている奴だって居る。中々面白い・・・と言うより、原因が推測の域で修理完了する事への言い訳かも知れない。それで今日はオシロをあて終日テストを行ったが全く問題は無かった。さぁ明日は発送だ。