K4KIOのHex-BeamのSWR特性(Nov 4. 2017)
先月(2017年10月)、
リモートシャック
のタワー・マスト・トップへ上げた
Hex-Beamアンテナ
のSWR特性を取ってみた。 HPのネットワークアナライザ
E5100B
を持ち込もうとしたが、
ZiVNAu
の存在に気付きノートPCと併せて持ち込むことになった。
測定機
左はキャリングバッグに入れたPC(Let'Note)とZiVNAu(ネットワークアナライザ・アダプタ)。
下はリモートシャックでの測定風景。 ここに19インチラックサイズのE5100Bを持ち込むのは、AC電源が確保できると言ってもかなりヘビー。ZiVNAuとノートPCならバッテリ駆動が可能なばかりか、測定画像のキャプチャやネットワークで自宅サーバーへデータの転送も出来る。
SWR特性
画像は10〜60MHz間のSWRをスキャンした様子(クリックで拡大)。測定点はHex-Beamアンテナ同軸端。
14/18/24/50MHzにはマーカーを入れているが、マーカー数5個の関係で28MHzには入れていない。14/18/21/24MHzはSWR最少点(M1〜M4)に、50MHzはバンドエッジ(M5)に入れている。ちなみに14MHzの最少点は図に示されている様に14.068MHz。
14〜28MHzはSWR最少点が全て各バンド内にある。50MHzバンドは49MHz付近だが、53MHz辺りまでSWR=1.5以下を保っている。
6バンドビームでこの様に低SWRを維持するアンテナは珍しい。
なおこれは邪道だが、測定点からTxまでの経路長により同軸端からみたSWRが変化する。現状ではその長さが数10cmあるが、これによりTxのSWRメータの表示は51.14MHzで1.2程度に抑えられている。