JH2CLV's Topics & Memorandam
November 2010

Nov 27-28, 2010  帰省の日々…ウィークエンド・ファーマーに佐野川温泉
26日、軽い夕食を取り福井ICに入ると20時50分。南条SAのお決まり「五月ヶ瀬」の小箱4個と、会社のバザーで買ったイチゴジャムと海苔の佃煮が土産。それから機材整理でKWM-2も持ち帰る。24時40分頃帰宅。清水は満点の星空だった。真空管無線機に通電し定期的な動作確認。3.5MHz/SSBでお馴染み局のラグチュウが聴こえるが25時半床に就く。27日は8時に起きると諸々の所要が待っている。何処を見ても青空で福井では望めない快晴。午前中は青島ミカンの収穫。色は80%程度で良いと言われても中々なか荷が出来ない。もっとも貯蔵用だからと多少は青めでも切った。ただ味は良く既に出荷している早生より酸味が少ない。そして午後はこの好天を利用し太田ポンカンに防腐剤の散布。発動機やポンプを回すと騒音で声が聞こえずカミサンとは阿吽の呼吸が必要。だがそうならない事もあり面白い。最近耳が悪くなったせいなのか…。朝からカミサンが仕込んでいた「特製おでん」をつまみに夕食で親父と一杯やる。カミサンは食後所要で外出のため、これ幸いと「放送機の神様…」400ページを読破。人生って色々あるなぁと思いが巡る。そしてKWM-2を棚に収納。殆どラジオ少年の世界だ。写真は防腐剤散布と実家のシャック。
28日朝、カミサンの発案で親父を温泉に誘う。と言っても幾度も通う山梨県南部町の佐野川温泉だ。8時過ぎに自宅を出て興津からR52を上り県境を越える。富士川と合流し最初の橋を東へ渡った先にあり9時前には到着。昼食もここでと考えたが親父期待のメニューが出来ない様なので入浴のみとする。Hanaも同行しカミサンと散歩。辺りは紅葉真っ盛りで青空に映える。実は住所が「井出…」とありギョッ!。1978年8月、東海自然歩道を俳優の故沼田曜一氏と歩き、井出駅に出たことがあった。帰りに富士川東岸を上り、無人駅となった井出駅の前を通り一人懐かしむ。ひとつ上流の橋を西へ渡りR52で帰路に就く。昼食は親父の一声で袖師の榊屋に決まった。好物を発注した筈なのに味が薄いとか言い出すから年寄りは面白い。慌ただしく福井への帰路に就くのは今回も同じだ。カミサンが握飯とおでん、そしてミカンを詰めてくれた。それにこっそりロシア球GU-74Bと関連部品も袋に押し込む。静岡は快晴で気温20℃にも達するのに、関ヶ原辺りからは曇天で木之本辺りで小雨、そして福井は雨模様の気温7℃。この違いは何なんだと苦笑。16時半無事帰還。疲れたのか眠く20時前にベッドイン。写真はGU-74Bグッズと佐野川温泉玄関。

Nov 25, 2010  「放送機の神様・島山鶴雄の生涯」を読む
今日は金沢で所要があり電車で日帰りした。往復の車中、暫く前から読み出していた「放送機の神様・島山鶴雄の生涯」(中田薫著)を読み進む。もう何年も前の話だが、職場の資料棚で「放送機…」と冠した本を発見した事がある。何だろうと手にすると、分かりやすい記述だった事を思い出す。しかし著者名は知る由もなく記憶の彼方へ消え去っていった。その著書が、故島山鶴雄氏である事をこの「放送機の神様…」で初めて知り、実に感慨深い。放送機の神様…」は島山鶴雄氏の生い立ちからの人生や人となり、そして放送黎明期からの功績を、写真・資料やインタビューを交え記した伝記だ。所どころに、専門書かと思わせる放送機(Tx)やアンテナに関係する行があり、我々アマチュア無線家でも大いに興味をそそられる。著者中田氏(元放送博物館館長・アナウンサー)の文体も小気味良く読みやすい。 電波を安定確保する事が放送技術の中心だった時代の話には、我々が忘れてしまった技術者魂を感じる。そして「技術には嘘は通らない」とする行は共感すると共に最大の戒めになった。島山氏は2005年に99歳で没されている。執筆された数多くの図書は、後進たちの永遠のバイブルになるに違いない。写真は表紙と車中の様子。

Nov 23, 2010  単身アパートで過ごす勤労感謝の日
今日は勤労感謝の日。そしてカミサンの誕生日。7時前にオメデトウのメールを携帯に送ると早々に返事。誤字を指摘され数回のやりとりに苦笑。実家のフォローに懸命な事もあって頭が上がらない。
さて今日は、冷たい雨が降りとても外に出る気にならなかった。先週末とは大違いだ。そこで懸案だったプロジェクトを終了させ、新たなプロジェクトを開始する一日になった。前者はGPSロックSG関係の実験と試作で、後者はHFリニアアンプFL-2100ZのGU-74B化
写真は単身アパートのデスクでくつろいでいるオーナー。下手のオシロスコープ上に積み上げてあるのが試作したGPSロックSG群。GPS衛星が4個程度受信できれば、*E-11オーダーの周波数安定度(10MHz)を家庭レベルで得る事が出来る。驚くと共に大変感慨深い。
手を差し伸べているのはCollinsのKWM-2Aトランシーバ。その他に足元にPCにSGやスペアナが放り込まれているが、単身赴任が解消するとき、これら宝物を何処へ運ぼうか今から苦慮している。実は写真に写らない所にも怪しい機械がゴロゴロしている。オンマウスは前述のFL-2100Zと修理のために実家から持ち込んだTL-922とのツーショット。押入れに押し込んで撮影した・・・やはり時代を感じさせる。

Nov 20, 2010  紅葉散る夜叉ヶ池に登る
昨夜は職場の打ち上げがあり帰宅は25時だった。同僚(JH9TLQ)に明日は7時に夜叉ヶ池(1099m)へ向かうと約束。5時半に起き、溜まった洗濯、PCing(メールや日記)、そして朝食等を済ませるがあっという間に時間が経過。気付くと7時に間に合いそうにないので同僚へ7時半にずらす旨のヘルプ。福井北ICから今庄IC経由でR365を南下。何時ものコンビにで行動食を購入。更に広野ダム経由で夜叉ヶ池登山口へ。8時半到着。既に稜線は落葉、低山部のみに紅葉。8時40分準備運動の後登山開始。未明の雨で道が濡れ、落ち葉が水を吸い滑る。9時5分夜叉滝、夜叉ヶ池には10時半過ぎに到着。池にはレンジャーのK氏(JE9XWG)居られ歓談しながら食糧補給。気温7℃。その後夜叉姫岳方面に登りお決まりの位置から池や遠見の撮影。再び池でK氏と歓談し11時50分下山、13時頃車に戻る。今日は運動靴で登ったが良く滑るため、下山時は数え切れない程のしりもち。後ろを歩く同僚はクスクス状態だったに違いない。彼も結構滑っていた様だけど・・・。その後、R365経由で武生に出て蕎麦のかめやで昼食を取り帰宅すると15時。もうじき夜叉ヶ池も雪だ。写真は空と雲が映える池の俯瞰ショット。オンマウスは歓談するK氏と同僚。

Nov 19, 2010  友人からの吉報(白黒TV復活)と三国町のサンセット
今年の春より50年前の白黒TV復活に挑戦していた愛媛県西条市のKから完全復活を告げるメールが届いた。既に8月には放送が映るようになっていたようだが、走査のAFC動作がイマイチで安定性に欠けていた。その後見事に問題をクリアされたようだ。紆余曲折があったと思うが、50年も前のTV受像機を、デジタル放送移行前に復活出来た事にK氏の心意気を感じる。けしかけた手前、思いついたように助言をしてきたが、やっぱり西条だんじり祭りで鍛えられたK氏の根性は並みではなかったと脱帽。写真は見事復活した東芝14EA型TV受像機の画像。映っているのはNHK総合TV、19時のニュースか?。デジタル移行に備え、映像はレターサイズで放送され、おまけに上の黒帯右端には「アナログ」のロゴ、下の黒帯には「アナログ放送終了予定」を告げるメッセージがスーパーされている。この受像機が作られた50年前、現在のデジタル時代が来ると誰が予想できただろうか。なお復活作戦はK氏のBlogに詳細がある。 オンマウスは19日16時20分頃、所用で訪れた福井県坂井市三国町のユアポートから見るサンセット。太陽と絶妙のブルーに飛行機雲がなんとも言えない。

Nov 17, 2010  今年一番の冷え込み・・・Jupiter/T30とT60ようやく届く
今朝は2℃と一番の冷え込みだった。写真は出勤途上にある養浩館の紅葉と青空。空が異様だ。さて購入したJupiter/TU30に不具合があり出展者のBobへ連絡すると、直ぐ代替品を発送してくれた。その際TU60を知っているか?と聞いてきた。ネット検索でJupiter_T/TU60と判明。マニュアルの日付を見ると、21世紀になってからの製品らしくTU30よりは新しい。1ppsの他に10KHz出力もある。売りたいの?とBobに尋ねると、いや、あげるから使ってみろと言う事だった。11月4日に発送(China)した便は15日に入国し16日に到着。航空便だったが国内処理に10日を要しており、今どき不思議で良く分からない国だ。オンマウスはそのツーショット。左がTU60。早々にOCXOでGPSロックを試すと非常に良好だった。前後してBobから74AC393等で1/256分周する方法を教えて欲しい旨のメール。Audioのワードクロックを作りたいらしい。怪し英文で文字だけで伝えたが、どうも要領をつかめない様子で再ヘルプ。それで実体配線図を書き添付すると大喜びだった。これまで10数回のメールのやりとり。単なる出展者と入札者の関係だったが、今はこうした困り事相談にまで発展してる。商売とは言え、これを国際親善と思うのは早合点すぎるだろうか…。

Nov 13-14, 2010  帰省でウィークエンド・ファーマー・・・予想外のプレゼントに苦笑
12日、20時半に福井を発ち24時半清水着、25時過ぎ就寝。13日、既に早生ミカンの収穫が始まっている。午前中親父の所要を済ませた後切り出す。集荷日は17日。完全に色が来ないモノもあるため選びながら切って行く。数日寝かすと味も深まる。1週間遅ければ色が来るのになぁと思いながら、気持ちは複雑だ。市場の動向がありJAの割り当が微妙なのも仕方ない。何も考えずに切られる環境が良いのだが、中々そうはさせてくれない。同じ土地でも土壌や日当たりで異なり、全て同じタイミングで色が来るなどあり得ない。同じ木でも上と下、南と北では異なりそれぞれに個性が付く。同じミカンでもホロの位置により味が違い面白い。兄弟姉妹を同じ環境で育てても、性格に個性が付くのと良く似ている。一個一個切りながら毎年この様な事を思い出し苦笑する。単純作業の繰り返しを続けていると、こうした色々な思いが発するから不思議だ。そんな会話をカミサンと交わすのも楽しい。ミカンの事を書いたが、写真は貯蔵作業中に発見したカボチャもどきのサツマイモ。オンマウスは別の畑で発見した時期外れのビー球大プチトマト。これがまた格別に美味しい。14日は昼食後12時半に帰路に就き、黄砂の中16時半福井へ帰還する。
幾日か前、名古屋の友人M氏より渡したい物があるからとメールがあった。そして朝の電話で「上り線守山PAで合流する」事になった。一体何?と尋ねると、言い渋っていたが遂にそれがFL-2100Zだと判明。内心「エェー今さら」だった。置き場所にも困るしカミサンのチェックもありそうだと苦笑するが、現物を受け取ると元気が出てくるから困ったもの。ラジオ少年は健在だ。実は名古屋時代の2003年、ロシア球で改修してみようとオークションでFL-2100Zを入手した事があった。ところが届いた荷物を開けると、これがピカピカでエクセレントコンディション!。恐る恐るファイナルボックスの蓋を外すと、これまたピカピカで埃一つ無い。出展者に尋ねると、電監検査に使っただけで運用することなく箱に戻したらしい。道理で…。そんな機械に穴を開ける気にはなれず、そのまま保管。2006年友人宅へQSYしている。その時の思いが蘇り、こいつでロシア球化に再挑戦しようと考えだしている。実はM氏もそれが狙いだったようで、彼の思惑に乗せられている感も否めない。暫くFL-2100Zの構成を勉強してみる事にする。写真は密かに福井へ持ち帰る事になったFL-2100Z。果たしてどうなるのだろうか…。上に乗せた紙はM氏提供のGI-7Bのスペック。

Nov 11, 2010  Multi-Tech IndustriesのバンドSWが届く
友人のN6WK/Gordonから彼がTL-922に実装しているバンドSWが届いた。JA1IIV窪寺氏がワールドワイドに頒布しているバンドSW(今夏で50個以上頒布実績)の案内をしたところ、逆に「オレのを見ろ!」と紹介されたのが今春。そして自前の解説書まで案内された。私的には、TL-922オリジナルと同サイズで、かつ接点容量・質量が増加した窪寺氏のバンドSWで十分だと思っている。また価格に至っては、前述の半額以下と大変リーズナブルだ。
さて接点溶解の要因は、PA動作中またはチューニング中、線路長を共振要素にした寄生発振によるV/UHF 帯の高電圧発生と、それによる放電にある。スイッチを大型化しても、ユーザーに寄生発振に対する警戒がなければ、放電と溶解は時間の問題とも言える。
冒頭のSW案内を読むとテフロンと思われる素材で放電対策(コロナシールド)がなされている。どれだけ効果があるかは定かでないが、実はこの部分に興味があり購入してみたのが写真の左(右が窪寺氏頒布のSW)。自前のTL-922はバンドSWのローターにヒビが入り、応急修理をしたままなので購入に拍車がかかった事も事実。 左がMulti-Tech Industries製のModel 80 Switch P/N R802G1130003

Nov 6, 2010  大野市刈込池に登る
11月4日、大野市刈込池(1095m) の紅葉がNHK-TVのローカルと全国ニュースに流れた。週末は格好の紅葉狩になるだろうとチョッと動揺。衝動登山に生き甲斐を感じている自分は、前日に決行か否かを決める。場合によっては当日朝の気分で変わる。前日職場で参加者を募ったが、仕事や乗り気の問題でまた単独?と思った。ところが後輩A君が声を掛けてきた。簡単な説明と明朝6時半出発を告げる。彼は、その夜23時頃まで駅前で飲み、25時頃に床に就いたらしく二日酔い。下山する頃ようやくアルコールが抜けたらしい。6時半出発、8時登山口(途中車に跳ねられた猿と猪に遭遇)、9時登頂、9時半下山、10時駐車場、12時過ぎ福井へ戻りソバの昼食をとり解散。写真は刈込池越し臨む三ノ峰方面。雪を頂きもう山は冬の様相だ。池には逆さ三ノ峰が写るが、水面には水草があり邪魔をしている。昨夜から未明の雨で紅葉は大分散ってしまった。TVニュースの影響か、今まで経験した事の無い人出に驚いた。どん詰まりの上小池駐車場は既に満車で、手前200m程で路上駐車したが、下山するときは駐車の列が入口の駐車場(満車)より下まで続く盛況だった。これだけ人出があると連日のクマ出現のニュースなど何のそのだ。

Nov 1, 2010  不動明王で頂いたお餅を食する
町内にある不動明王(堀端不動尊・常福院)へお参りするのが日課になっている。2年前の2月からの習慣で特別な理由が無い限り出勤時に立ち寄っている。10月29日の朝、お参りすると後ろから女性に声を掛けられた。振り向くとご住職の奥様と思しき方が「何時もお参り有難う」と袋に入った「お餅」を手渡してくれた。怪しげな参拝を何処かでご覧になっていたのだろうか。お餅・・・そう言えばここ数日、寺院の入口や路地に飾り付けがされていた。お祭りなんだぁ。寺院は路地から僅か数歩で本堂に辿り着く。出勤時の一時、色々な思いを振り返る時間になってきた・・・単身赴任を解消したらこの時間は終わってしまうのか・・・などとお餅を下げながら思った。そして、気付かなかったけど色々な人に見られているんだなぁと気持ちを新たにする朝になった。写真は頂戴したお餅。半分に切って焼き、醤油に浸けハムを挟んで海苔を撒いて食べた。美味い。食している間、何故か物不足だった子供の頃に思いが馳せ目が潤んできた・・・海苔もハムも昔は高価だった。残り半分は後日電子レンジで暖めたが、やっぱりお餅は焼くのが一番だ。写真は路地に面する不動明王。オンマウスは頂戴したお餅。11月1日・・・そう言えば今日は結婚記念日だった。