大阪みどりの百選

89.槙尾山と施福寺 和泉市
紅葉を求めて、施福寺(槇尾寺)に行ったが、全山紅葉には、まだ程遠い。
西国第四番札所である。役の行者小角が、葛城峯々に法華経の書写を配った時に、「巻尾」を納めたところから「巻の尾(まきのお)」の呼称が付いたという、
槇尾山は標高601m。槇尾寺の本堂は標高約530mにある。登山口まで車で行けるが、本堂までは石段が続く。約800mの急勾配の登り、距離は大したことがないが約30分の表示。西国三十三ヶ所霊場の中で難所の一つと言われている。降りて来る老婦人に、「後、どれくらいですか?」と聞いたら「がんばって降りてるので、どれ位降りたか分からない..」感動的な表現でした。それ位大変です。
帰りに登山口の旅館兼食堂で何か食べようと入ったが、「ご飯がありません..」。予約なしで団体がやって来て全部食べてしまったとのこと。泉州名物「シブ柿の葉ずし」をいただくことにした。柿の葉ずしは、吉野の名物では?と振ると。ご主人が、泉州が先だとのこと。すっかりお株を奪われたようだ。苦肉の策が「シブ柿の葉ずし」の名称か、商標登録申請中と表記(和泉市の大森屋さん)している。泉州では、昔はどの家でも作っていたとのこと、正月に鯖の塩焼きを3日間食べるのも泉州だよって...。突然の話題ながら、それは和歌山でもやっているな...。正月の鯖を思い出しながら「シブ柿の葉ずし」を食べた。槇尾寺は、修験者の道場として発展したせいか、未だ観光地化していない雰囲気。拝観料は要らないし、駐車場も無料。
施福寺は、再訪したので、ここをご覧ください。


戻る