2001/3/13 カーテン吊り
内装設計、現場監理をしたIKMOが書く現場日誌12

3/12は清掃。きれいになったところで、翌日カーテン吊り。 一気に雰囲気が変わった。 カーテンは、ホテルなどで使うシャワーカーテン。今回の設計はこのカーテン探しから始まったといっていいかもしれない。様々なカーテンの中から、きれいな白、わずかな光沢、適度な堅さ、きれいなドレープ...等の条件から、このカーテンに決定した。この規模の店舗なのに、カーテンメーカーもかなりがんばってくれた。普通カーテンはどちらかというと脇役だけど、ここの内装ではカーテンと什器がメイン。思った以上にいいできになった。 内側の曲線レールのカーテンはドレープなしの鳩目。通常は寄せてドレープをつけているが、イベントなどでは全部のばして使える様になっている。ちょうどカーテンの全長とレールの全長は同じくらい。一度やってみようと思っているが・・・期間限定オープン中にできるだろうか・・・ 壁際のカーテンは片ひだをつけている。天井高がばらばらで、梁もでているから、カーテンの幅と高さもばらばら。それぞれの場所にぴったりのカーテンをつくっているので、一度はずすともとに戻すのが難しい。カーテンを吊ったら、空間が広がった気がした。 さて、全部カーテンが吊り終わって、ふと見ると、一部のカーテンが壁にくっついている。よく見ると、2つのエアコンの周りだけがそうなっていた。エアコンの下にリターンがあって、そこからカーテンを引っ張ってしまっているようだ。エアコンのスイッチを入れるとすうーっとカーテンが吸い寄せられていく。隙間を開けたから大丈夫だと思っていたのに・・・エアコンの吸引力恐るべし。 そこで、塩ビ板でカバーをつくり、カーテンとエアコンの間に設置。エアコンのスイッチON!・・・カーテンが揺れる・・・でも吸い寄せられなかった。これで大丈夫。
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