*** 子育て羅針盤 ***

〜 《Ver.105 from No.1357》 〜

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「子育て羅針盤」:第1359号
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[2026/10/19]
【子 育 て 羅 針 盤】
(第1359号)
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★子育ち12同行
【第3同行:お子さんと一緒に遊んでみませんか?】
《V105:WHERE-01》
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《子育ちは 生きる学びを 遊びから》

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《まえがき(毎号掲載)》
 子育て羅針盤では,こどもの育ちを6つの方向と2つの領域から考察します。6つの方向とは,「誰が,どこで,いつ,何が,なぜ,どのように育つのか」という5W1Hの問題視座です。また,2つの領域とは,「自分の育ち(私の育ち)」と「他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ち」の領域を表します。6つの方向にそれぞれ2つの領域を重ねた12の視座が「子育て羅針盤」の基本的な考察の構成となります。
 この第105版では,子どもが人として育っていく上で,寄り添っている大人を見習っています。親の背中を見てということです。親の言うようには育たないのは十分に経験されているでしょう。親がしてみせるべき状況を確認できる12の自問を設定してみました。その構成はこれまでと同じく,奇数号では子どもの「私の育ち」を,偶数号では「私たちの育ち」という配置をします。私の育ちだけに意識が向くと,私たちという社会性に基づく仕合わせな育ちが疎かになります。あちらこちらで人のつながりに欠陥が見られる現状は,私たちによる育ちから得られる「私たち」という意識が未熟だからです。そのことに注目して,羅針盤を手元に設定していただくようにお願いいたします。

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 《「一緒に遊ぶ」ということについて説明が必要ですね!》

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 ○視聴味覚?

 胎児は母親の胎内に閉じこめられていますが,音を聞くことはできます。もちろん話しかけても言葉の意味は分かりませんが,喜怒哀楽のニュアンスは伝わります。音楽を聴かせることで胎教を,という子育てが可能になります。赤ちゃんを左胸で抱くと落ち着くのは,胎児の頃から聞き馴染んでいる母親の鼓動に包まれるからです。

 生まれてから目が開き,見ることができるようになります。赤ちゃんのベッドの上にくるくる回る飾り物を置いてやることがありますが,目が最も敏感に働くのは動くものに対してだからです。何かが動いた,と感じることがあります。動くものは接近してくる危険ではないかを本能的に見分けなければならないからです。

 赤ちゃんは手当たり次第に何でも口に入れようとします。生きるために必要な食べる訓練をしています。苦かったり酸っぱければペッとはき出します。タバコや小さな固形物の誤飲には気をつけなければなりませんね。小さい頃に食べて当たったものは,その後身体が拒否するようになりますが,一種の抗体現象でしょう。

 遊んでいるとき,いろんな音の中から,ママの呼ぶ声を聞き分けることができます。どの音が自分に関わる音か,選ぶ能力が鍛えられていくからです。一緒にいるとき,なるべく声を掛けてやることでママの声を覚えさせることです。お袋の味,それはママと自分のつながりの糸になります。この味はママの味と刷り込まれているのです。

 ママと一緒に散歩しているとき,イヌが近づいてくるとママの後ろに隠れます。近づいてくる得体の知れないものを避けています。自分の背丈と同じ大きさがありますから怖くて当たり前です。大人だって背丈ほどの牛は,おとなしいと分かっていても怖いものです。ママがイヌと仲良くしてみせると,ママの仲良しだからと少し安心します。

 ママが子どもと過ごす時間,それは遊ぶ時間です。大人が考える遊びではなく,生きるために必要な立ち居振る舞いを伝授する練習という遊びです。一人遊びでは教わりがないので,効果的ではありません。独学よりも教習が早くて効果があるということと同じです。もちろんある程度の下地が備わった大きな子は一人遊びも必要になります。

・・・《見て聞いて味わってより分ける力をつけることが基本です》

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 ○自然世界?

 人は暗闇を恐れます。見えないことが不安を生むからです。堅固な囲いの中に閉じこもれば,一安心です。内弁慶は外に不安があることの裏返しです。外の世界のあれこれがおよそであっても分かれば,自分の安心の場を見つけることができて,気持ちを外に向けるようになります。

 はじめての場所にいると,周りが見えていても不安になります。その場所がどういう場所か分かっていれば大丈夫です。自分が安心できる場所を見つけるために,目を開き耳を傾けます。そのためには,いろんな場のモデルを知っておかなければなりません。

 家の中と外は違います。外も道路と公園では違います。危険の程度ががらっと変わります。それぞれの場を体験することで,行動のパターンを変える必要を覚えます。よその家ではお利口さんにする,図書館では声の大きさに気を配る,乗り物では騒がない,曲がり角は飛び出さない,高いところには登らない,ママと一緒にいろんなところに出かけましょう。

 庭に出れば蜘蛛の巣にチョウチョが捕まっています。田圃の米をスズメが群れになって食べています。カラスがゴミ袋に群がっています。動物の世界には食べるための凄まじい闘争があります。花壇の草花が花を開き実をつけ枯れていきます。擬人化したお話をしてやって,何が起こっているのか,子どもなりに分からせてください。

 花や葉っぱをすりつぶして水につけると,色の付いた水になります。透き通った水に色が付きます。ぼろ切れを漬けると,色づきます。色というものはつくものと経験します。遊んでいると服に色を付けてくることもあるでしょう。叱るよりも,色が付くという事実に気付かせてやってください。

 夜になるとお月様が出ます。毎日少しずつ形が変わります。毎日ですと違いは少ないので,数日おきに一緒に見上げてみませんか? 形の変化が分かります。出てくる場所も変わります。明日はどうなるかな? そんな疑問を持てば,明日が楽しみになります。なにより,同じように見えても,じっくりと見ると物事は少しずつ変わっているんだ,ということを学ぶことができます。ものを見る目を開く扉になります。

・・・《ただ眺めるのではなくしっかり見る遊びをしてください》

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 ○記号世界?

 ママの指にはマリッジリングが光っています。薬指のリングは結婚という意味を表す記号です。場所によって意味が違います。人には手と足があるのに,イヌには前足と後ろ足があり,手はありません。それなのに,「お手」と芸をさせています? こんなことはどうでもいいことですが!

 絵本を読んで聞かせます。子どもが読もうとします。どちらから開くでしょう。順序がありますね。玄関で脱いだ靴は家族それぞれに置く場所が決まっていませんか? ゴミはゴミ箱に,本は本棚に・・・,場所があります。このような目に見えない約束事も記号です。

 椅子には座ってはいけません。おばあちゃんは座りますが,それは勘弁してあげましょう。椅子には腰掛けるのです。バスや電車のように子ども用の椅子がなければ座らせるしかありませんが,なるべく腰掛けさせてください。公共物はみんなのものですが,それを私のものと解釈すると,それは困った勘違いになります。記号の読み違いです。

 人を叩いてはいけません。人には優しくした方がいいのです。このように,して良いことと悪いことがあります。善悪という記号です。この記号は子どもの心の中にきちんと刻み込んで,いつでも見えるようにしておかなければなりません。

 子どもの心にいろんな記号を刻むには,石に刻むようなものです。繰り返し繰り返し教え込むこと,それしかありません。その手間を惜しんで,言っても聞かないと逃げていたら,子どもの心は道標を失います。何の記号も描かれていない地図と同じなのです。

 一緒に遊んでいれば,その時に必要な記号があれこれと現れてきます。それを言葉なり態度なり叱ったりほめたり,あらゆる手だてで子どもの心に印象づけるチャンスが出てくるはずです。その時にしなければ効果は薄くなります。熱いうちに刻んでやれば残ります。冷えたら受け付けてくれません。一緒にということは,とても大事なことです。

・・・《一緒に遊ぶとは考えると奥が深いのです》

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 《一緒に遊ぶとは,親がしてやれる最も大事なプレゼントです。》

※遊べない子どもという危惧があります。子どもにとっては遊びが学びです。生き方学校をさぼっているのですが,その大切さに気付いていないことが心配なのです。ゲーム遊びは盛んかもしれませんが,それは遊びではなく,言い過ぎかもしれませんが遊興なのです。

 遊びという言葉をもっときちんと考えて頂きたいと願っています。遊ばせておけばおとなしくしている,手間がかからないといった親の都合は二の次にして,手抜き養育をしないことです。親らしいこととはわざわざ一緒に遊んでやること,そう思っていただけたら,子どもは幸せでしょう。

 【質問3:お子さんと一緒に遊んでみませんか?】

   ●答は?・・・自信を持って,「イエス」ですよね!?

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☆次号予告☆
【子育ち第4同行:お子さんと一緒に歌ってみませんか?】
どうぞお楽しみに!

 ミニカーで遊んでいる子どもは,パパやママとお出かけしたり,友だちと競争したり,ママと一緒にスーパーに買い物に行ったりすることを思い描いて楽しんでいます。ミニカーが何台揃ったからうれしいという楽しみ方は,おもちゃ遊びではありません。「ママも一緒に連れて行って」,ミニカーに子どもと一緒に乗ってみる積もりになって遊んでください。

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★落書き★

 団子は,関東では一串に4個が主流ですが,その理由は江戸中期の明和年間(1764年〜)に鋳造された四文銭にあるというのです。団子といえば,一串5個刺してお代は五文の相場でした。ところが,混雑した店先では,4文銭1枚のみ置いて団子を5個持って行く,いわば盗人とも言える客が急増しました。店側は苦肉の策として,一串4個に変更したそうです。

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●タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban]
●発行期日:毎週月曜日正午(2000年09月25日より)
●発行責任:モリのクマさん(HP「徒然窓」〜プロフィール参照)
  「徒然窓」= https://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear/ 
  「連絡先」= mori-bear※mvd.biglobe.ne.jp (※を@に変更)
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