*** 子育て羅針盤 ***

〜 《Ver.102 from No.1318》 〜

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「子育て羅針盤」:第1320号
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[2026/01/19]
【子 育 て 羅 針 盤】
(第1320号)
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★子育ち12確認
【第3確認:お子さんに,居場所を与えていますか?】
《V102:WHERE-01》
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《子育ちは 踏み出すところ 確かめて》

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《まえがき(毎号掲載)》
 子育て羅針盤では,こどもの育ちを6つの方向と2つの領域から考察します。6つの方向とは,「誰が,どこで,いつ,何が,なぜ,どのように育つのか」という5W1Hの問題視座です。また,2つの領域とは,「自分の育ち(私の育ち)」と「他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ち」の領域を表します。6つの方向にそれぞれ2つの領域を重ねた12の視座が「子育て羅針盤」の基本的な考察の構成となります。
 この第102版では,親が育ちの確認をしていくときに,状況を判断するキーワードとなる12の自問を選んで育ちを検討していくことにします。その構成は,奇数号では「私の育ち」を,偶数号では「私たちの育ち」という配置をします。私の育ちだけに意識が向くと,私たちという社会性に基づく仕合わせな育ちが疎かになります。あちらこちらで人のつながりに欠陥が見られる現状は,私たちによる育ちから得られる「私たち」という意識が未熟だからです。そのことに注目して,羅針盤を手元に設定していただくようにお願いいたします。

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 《「居場所を与える」ということについて説明が必要ですね!》

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 ○親らしいこと,何をしてくれた?

 親子関係が崩れたときに,「親らしいこと,何もしてくれなかった」と反撃されることがあります。親は子どものためにあれこれしているつもりですが,子どもが期待していることとはすれ違ってしまうものです。例えば,ママが仕事で出かけるとき,「これでお昼を食べてね」とお金を渡します。ママは子どものためにがんばっているのですが,子どもは「お母さん,お金は食べられない」と思っています。

 子どもは直接的です。自分のために直に手をかけてくれたことしか見えません。「あなたのためにここまで用意してある」と見えるようにしてやって下さい。自分のことは自分でできるようにという自立へのしつけも大切ですが,そのことを急ぐあまりに親子の関係が子どもに見えなくなると逆効果です。

 孫が入学してまもなく祖母が亡くなり,しばらく経ってママが祖母のタンスを整理していたときのことです。古くなった着物で丁寧に縫い上げたブックカバーが出てきました。ママは子どもが入学の時に市販のブックカバーを買い与え,今もそれを使わせていました。孫のためにと手作りしたブックカバーを出せずに,祖母はタンスにそっとしまい込んでいたのです。

 子どもを育てるためにはお金が掛かるというのが今風です。しかし,お金で買えるモノや手間を子どもに与えてばかりいると,子どもは親として何もしてくれていないと思います。私のために手作りしてくれた私だけのモノということの意味は,とても大切なことなのです。すべてを手作りでと言っているのではありません。できることだけでいいのです。親のすべきことを専門的な外注ばかりに頼らないでほしいということです。

 そうはいっても,今の子どもたちは私だけのモノが皆と違っていることを嫌がることもあるでしょう。あるいは人より高価なモノを持ちたいという贅沢さがあるかもしれません。モノに限ればそうなりますが,我が子だけのためにしてやれることは衣食住の中にたくさんあります。また,表向き格好悪いと嫌がっても,してくれたことはうれしいと感じているものです。

・・・ちゃんとしたことでなくても,親のぬくもりは伝わります。

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 ○お母さんのしゃもじ?

 かつて主婦のシンボルといえば「おしゃもじ」でした。単純に台所のイメージを表現していたのではありません。ご飯をよそってあげるときに,パパは仕事をしてお腹がすいているだろうから多めに,息子は育ち盛りで山盛り,娘はちょっと体調を崩しているの少な目に,私はダイエットでちょっとだけといった量の塩梅をしています。家族一人ひとりの健康と食事のバランスを管理していることが,しゃもじというシンボルの意味でした。家族がどんな状態かを知らなければ,しゃもじは使えません。

 子どものおはようという声に力がないとき,「どこか具合でも悪いの」と尋ねますね。そんなときはそばに行って,ママのおでこで熱を測ってください。ワザワザ直に子どもと接することを省かないようにしましょう。子どもの自己申告に任せるのではなく,ママの手で確かめることです。普段からそうしておかないと,いざというときにその変化が見えないからです。

 子どもが病気になって病院に駆け込むこともあります。そのとき聞かれるのが,「平熱は?」など,健康なときの状態です。元気なときの平熱など測っていないので,返事ができません。「食欲は?」についても,日頃からしゃもじの加減をしていないと分かりません。ママによる健康カルテをお忘れなく。

・・・しゃもじを上手に使ってください。

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 ○あれほど言ったのに!

 子どもが傘を持たずに出かけて,帰りには雨にあって濡れて帰ってきます。出がけに降っていないと傘を持っていくのはおっくうなものです。ママが傘を持っていくように言っていても,こっそり置いていったりします。濡れたまま玄関に立っている子どもに,「あれほど傘を持って行きなさいと言ったのに。ママの言うことを聞かないからよ」と声が飛びます。

 続けて,「濡れたままで上がってきてはダメ」です。用意周到なママは,「そこにタオルがあるでしょ。ちゃんと拭きなさい」と次の指示です。言われたとおりにして,子どもは裸でママの前に登場します。そこで,「濡れたものはどうしたの?」,「玄関」。「ダメじゃないの。濡れたものは洗濯機に入れておきなさい。そんなことも分からないの」とダメを押します。

 この間,ママは声による指示と注意だけです。ママの手は遊んでいます。例えば,タオルを手渡しするとか,濡れたものを持ってやるとか,子どものそばにいて手を貸してやることができます。自分の判断が誤り濡れるという失敗をしたとき,その後始末をどうつけたらいいのかを教えるチャンスです。そばにいて一緒に見届けてやる姿勢を示してほしいものです。濡れたことで子どもはもう十分に反省をしています。親がしつけることは始末の仕方です。

 幼子であれば悪気はなくても好奇心に駆られてついママの邪魔をしてしまいます。思いがけずママに叱られてびっくりし泣き出すこともあります。そんなとき泣きながらもママにすがりつきます。ごめんなさいと言っているつもりなのでしょう。口では叱られても,自分のことを抱きしめてくれるやさしい手を信じています。そのぬくもりを感じている限り,子どもは素直にママの言葉を受け入れようとするはずです。

・・・聞かなかった反省を,次へのしつけに一緒に活かしてください。

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 《居場所とは,もう一人の子どもが母とのつながりで安心することです》

 ○顎でこき使うという言葉があります。口頭による指示にはよそよそしさが漂います。手をかけてくれたという思いは,ワザワザ親が自分のために手を使ってくれたときに生まれます。顎によるしつけではなく,手によるしつけを・・・。

 【確認3:あなたは,お子さんに居場所を与えていますか?】

   ●答は?・・・もちろん「イエス」ですよね!?

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☆次号予告☆
【子育ち第4確認:お子さんに,絆を感じさせていますか?】
どうぞお楽しみに!

 人は孤独であることには絶えることができますが,孤立には耐えられなくて望ましくない方向に道を踏みはずことが多くなります。花鳥風月の自然や生き物と接触を楽しむ孤独は,自分を見つめるよい切っ掛けになります。しかし,孤立を引き寄せてしまうと,不安が押し寄せてきて,無理矢理のつながりにすがろうと悩むことになります。

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★落書き★

 先週は鳥でしたが,今週は動物で。犬の鳴き声は日本では「ワンワン」だが,遙か昔の中国では「ケンケン」と聞こえていたらしく,犬という漢字の音読みは「ケン」になったそうです。同様に,ニワトリは「ケー」と鳴くことから「鶏(ケイ)」,キツネは「コン」と鳴くことから「狐(コ)」になりました。また,猫という漢字は中国では鳴き声と同じ「ミャオ」と読むそうです。

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●タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban]
●発行期日:毎週月曜日正午(2000年09月25日より)
●発行責任:モリのクマさん(HP「徒然窓」〜プロフィール参照)
  「徒然窓」= http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear 
  「連絡先」= mori-bear※mvd.biglobe.ne.jp (※を@に変更)
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