*** 子育て羅針盤 ***

〜 《Ver.102 from No.1318》 〜

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「子育て羅針盤」:第1318号
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[2026/01/05]
【子 育 て 羅 針 盤】
(第1318号)
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 2026年最初の配信です。 ***明けましておめでとうございます!***
 皆様の2026年が幸せな年になりますように,心より祈念申し上げます。

 今年も「子育て羅針盤」のご購読をよろしくお願い申し上げます。

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★子育ち12確認
【第1確認:お子さんに,考え決めさせていますか?】
《V102:WHO-01》
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《子育ちは もう一人の子 共育ち》

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《まえがき(毎号掲載)》
 子育て羅針盤では,こどもの育ちを6つの方向と2つの領域から考察します。6つの方向とは,「誰が,どこで,いつ,何が,なぜ,どのように育つのか」という5W1Hの問題視座です。また,2つの領域とは,「自分の育ち(私の育ち)」と「他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ち」の領域を表します。6つの方向にそれぞれ2つの領域を重ねた12の視座が「子育て羅針盤」の基本的な考察の構成となります。
 この第102版では,親が育ちの確認をしていくときに,状況を判断するキーワードとなる12の自問を選んで育ちを検討していくことにします。その構成は,奇数号では「私の育ち」を,偶数号では「私たちの育ち」という配置をします。私の育ちだけに意識が向くと,私たちという社会性に基づく仕合わせな育ちが疎かになります。あちらこちらで人のつながりに欠陥が見られる現状は,私たちによる育ちから得られる「私たち」という意識が未熟だからです。そのことに注目して,羅針盤を手元に設定していただくようにお願いいたします。

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 《「考え決めさせる」ということについて説明が必要ですね!》

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 ○責任能力?

 人は我を忘れてカッとなって暴力を振るうことがあります。キレル人とはかつては有能さを表すほめ言葉でしたが,今は何をするか分からないとても恐い人というイメージに変わっています。ヤケになるという言葉は自棄と書きますが,自分を棄てるのはもう一人の自分です。我を忘れるのももう一人の自分です。我に返るとは自分をもう一人の自分が掌握したということです。

 犯罪を犯した人の精神鑑定がされるようになりましたが,それはもう一人の自分が覚醒しているかどうかの評価です。もし,もう一人の自分が不在なら罪には問われません。責任能力を持つのは,もう一人の自分だからです。悪を引き起こしかねないわがままな自分を上手に統率できるようなもう一人の自分を育てることが成長です。

 最近の若者が幼稚であると評する識者がいますが,もう一人の若者が幼稚である,十分に育っていないという意味です。幼稚であると結果を言い立てるだけなら,誰にでも言えます。どうしてそんな若者が育ってしまったのでしょうか? もう一人の子どもを育て忘れてきたからであり,本当には若者として育っていないのです。その要因は「誰が育つのか」ということを意識して養育をしてこなかったことです。何となく単純に子どもが育つと思ってしまい,育ちの要である「もう一人の子ども」を無視した,まさに的はずれな養育になっていたことを反省することが大事です。

・・・もう一人の子どもに注目!

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 ○母子戦争?

 忙しいママが子どもの反抗にあうと,イライラしてきます。普通に遭遇する反抗は,「イヤ」という拒否行動です。言うことを聞かせようとしても,だだをこねます。「ママはもう知りません。勝手にしなさい」と匙を投げたらいいのですが,「どうしてママの言うことを聞かないの」と手を挙げても従わせようとしたら大変です。母子戦争はエスカレートしていきます。「パパ,何とか言って」と振られて,パパはどぎまぎ?

 子どもは我慢の限度がオーバーすると,自分を閉ざします。思い通りにならないと,所構わず座り込んで動こうとしません。弟スサノオの乱暴狼藉に耐えきれなくなった姉アマテラスが天の岩戸に自閉した神話もあります。「イヤ」という行動は,自分を守る自衛行動です。

 イヤという拒否の背景には,もう一人の自分が自分をコントロールしたいという欲求があります。ママの言うとおりではなくて,もう一人の自分が考えるとおりにしたいということです。学校での生活も自分なりに考えたようにしたいのです。それができない束縛に遭遇すると,イヤと反抗し,終いには閉じこもります。

 子どもが「イヤ」と言ったら,先を急がず,子どものことはもう一人の子どもに任せてみて,考える時間を与えてやることです。どうするか見守ってやることが親の務めです。反抗という形で,自分がどれほどの力を持っているのか,もう一人の自分が確認しようとしているのですから。

・・・子どもの反抗は,もう一人の子どもの力試しです。

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 ○お話しを聞いたら?

 授業の教材になったお話しです。夕方,信号のない交差点を渡りかねている老婆がいました。帰宅を急ぐ通行人は無関心です。一人の子どもが手を取って一緒に渡ってあげました。この話の感想を子どもたちが発表します。「この子は偉いと思います」,「気が付かない大人はいけないと思います」といった意見が出されました。

 一人の子どもが違ったことを考えていました。「この話を書いた人が一番悪い」と言います。お年寄りが困っているのをはじめから分かっているのに,子どもが手伝うまで自分は何もしないでただ見ていたからということです。この子は考えすぎていると思いますか?

 本を読むのはもう一人の自分が作者の目を持つことです。作者にのりうつっているのです。だからこそ,読書がもう一人の自分の疑似体験として有効になります。作者の立場に立った子どもは,自分だったらどうするかを考えました。知ってて見過ごしたことが恥ずかしかったのでしょう。本を読んで感想を述べるだけではなく,自分のこととして考えることができたとき,もう一人の子どもは育ちます。

・・・傍観者は考えていません。

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 《考えさせるとは,もう一人の子どもに自分を見つめさせることです》

 ○「何度も教えたでしょ! どうしてチャンとできないの?」と,ママが迫ります。ママにとっては簡単なことですが,子どもは自分で考えて納得しなければできません。考えるためには,時間をたっぷり与えることです。

 【確認1:あなたは,お子さんに考え決めさせていますか?】

   ●答は?・・・もちろん「イエス」ですよね!?

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☆次号予告☆
【子育ち第2確認:お子さんに,気配りを教えていますか?】
どうぞお楽しみに!

 物心ついてくる時が,もう一人の子どもの誕生です。3歳頃まではまだもう一人の子どもは産まれる前です。ですから,子ども自身をコントロールできるもう一人の子どもはいません。本能的にわがままに生きていますから,家庭は第二の胎盤として温かく包んでやって,第二の陣痛を乗り越えてください。

 令和8年が始まります。今年一年も新たな試練が訪れて,振り回されることもあるでしょう。できることをきちんとやっていくことだけと思うのですが,その実践には難しさもあります。家族で手を取り合えば、なんとかなります。
 親子が共に心穏やかな新年を迎えられたこととお喜びいたします。
 今年もご購読をいただきますよう よろしくお願いいたします。

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★落書き★

 言葉や動作で相手をおだてたり甘やかしたりすることを「ちやほや」と言います。平安時代,藤原道隆の娘定子の和歌「みな人の 花や蝶やといそぐ日も わが心をば 君ぞ知りける」にある「花や蝶や」が「機嫌を取る」という意味になり,江戸時代に「蝶や花や」と語順が入れ替わり短縮され「ちやほや」になったそうです。

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●タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban]
●発行期日:毎週月曜日正午(2000年09月25日より)
●発行責任:モリのクマさん(HP「徒然窓」〜プロフィール参照)
  「徒然窓」= http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear 
  「連絡先」= mori-bear※mvd.biglobe.ne.jp (※を@に変更)
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