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[2026/03/30]
【子 育 て 羅 針 盤】
(第1330号)
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★子育ち12確認
【第13確認:お子さんに,育つ道を示していますか?】
《V102:MATOME》
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《子育ちは あれこれ目指し 人になる》
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《まえがき(毎号掲載)》
子育て羅針盤では,こどもの育ちを6つの方向と2つの領域から考察します。6つの方向とは,「誰が,どこで,いつ,何が,なぜ,どのように育つのか」という5W1Hの問題視座です。また,2つの領域とは,「自分の育ち(私の育ち)」と「他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ち」の領域を表します。6つの方向にそれぞれ2つの領域を重ねた12の視座が「子育て羅針盤」の基本的な考察の構成となります。
この第102版では,親が育ちの確認をしていくときに,状況を判断するキーワードとなる12の自問を選んで育ちを検討していくことにします。その構成は,奇数号では「私の育ち」を,偶数号では「私たちの育ち」という配置をします。私の育ちだけに意識が向くと,私たちという社会性に基づく仕合わせな育ちが疎かになります。あちらこちらで人のつながりに欠陥が見られる現状は,私たちによる育ちから得られる「私たち」という意識が未熟だからです。そのことに注目して,羅針盤を手元に設定していただくようにお願いいたします。
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《「育つ道を示す」ということについて説明が必要ですね!》
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○ママはどうして子育ての自信が持てなくなったのでしょうか?
自信を無くす要因で最も大きなものは不安です。その不安の特徴は分からないということです。子育てをしているママは一所懸命です。でもいつも不安がつきまといます。自分はできるだけのことはしていると思っても,これだけで十分なのか,何か手抜かりをしているのではないか,どこか間違えていないのだろうか,不安は連鎖してふくらんでいきます。これでは,自信など持てなくなりますよね。
不安になったママは子育てについて相談したくても,近くに相談できる人はいません。知っている人には逆に相談しにくいのかもしれません。相談ごとは見知らぬ人にならできるという面もありますが,相談所は敷居が高いので気軽にという風にはなりません。弱みを見せるのはイヤということもあるかもしれません。同じ悩みを持つということで,ママ同士がつながればいいのでしょうが。
子育て情報はたくさんあり,読んだり聞いたりする毎に,それなりに気が付くことがあり参考になります。それでも不安はいっこうに解消しません。それは情報が増えるだけで,整理されていないからです。あれこれモノが増えても満たされないことと似ているところがあります。全体を見渡しているという自覚が大事なのです。はじめから最高の品揃えを望むのではなく,まず最低限の品揃えを目指そうとすることです。最低限ということはこれだけ揃っていれば,まず必要なモノは揃ったということです。そうすれば,落ちはないという自信から気持ちにゆとりが生まれ,不安は消えていくはずです。
身だしなみについても,最低限のものがあるでしょう。先ずそれをした後で個性的な装いを重ねているはずです。子育てについても,これだけは絶対必要なモノというポイントを知れば,安心して子育てできるはずです。その願いから,最低限の子育てをチェックできる指標を作ってみようとしたのが羅針盤です。自分の子育ては今こちらに向いているが,あちらが手薄になっているかもしれないと気付いて頂けるように,ママが自身で子育ての全体を見るための羅針盤です。
・・・子育ての自信は,子育ちの全体像が見えれば得られるはずです。
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○際限のない全体から必要最小限を選び出す方法はあるのでしょうか?
テレビの画面はカラーですね。でもそのすべての色は赤・緑・青の三つの原色から造り出されます。絵の具では赤・黄・青の三原色です。栄養素ではタンパク質・炭水化物・脂肪・ビタミンなどがありますね。どんなものにも基礎となるものがあります。理科系では割り切れても?・・
暮らしは文化系的ですから,すっぱりとは選び出せそうにありません。本当にそうでしょうか? 人はものを考えます。考えるときの道具があります。それは古今東西皆同じ道具です。誰もが学校で習って,身に付けているはずです。考えるときは言葉を使って考えますが,どんな言葉かというと疑問符です。問題がなければ考えることはできません。そうです。「どこで,いつ,誰が,何を,なぜ,どのように」という5W1Hです。
物事を説明する必要最小限,逆に言えば,これだけは言わなければならないことは,5W1Hでしたね。「庭で,今朝,私は,犬を,散歩のために,引き紐に接ぎ直しました」と書けば,必要最低限です。もちろん,かわいい犬とか,寒い朝といった飾りを付けることはできますが,それは不可欠なものではありません。
子育てについて考えましょう。子育ては子育ちの支援をすることです。そこで子育ちとはという課題に答えなければなりません。「どこで育つのか,いつ育つのか,誰が育つのか,何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのか」という5W1Hに答えれば,子育ちに不可欠なポイントを知ることができます。これが羅針盤の基本的目盛りなのです。
・・・考えるべき必要最小限は,5W1Hの道具を使えば得られます。
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○必要最小限だけでは,まだ不安なのですが?
必要最小限とは,どれか一つでも欠けたら用をなさなくなるものと考えてください。その上で,次のことを考えます。子どもは育ちさえすればいいというものではありません。育ちようがあります。人は社会的な存在ですから,他人と仲良く生きていかざるを得ません。それが幸せに生きるということにつながるはずです。つまり,必要なことに,さらに十分な要素を備えることが求められます。それは社会性と言ってもいいでしょう。
そこで,5W1Hのそれぞれに必要なものと十分なものを解答しなければなりません。それが12章という12の数字の意味です。すべて揃ってはじめて,バランスの取れた子育ちが実現します。それぞれの強弱は個性になりますが,どれかが欠落するときには人としての未成熟になります。
これまでのマガジンが2章でワンセットになっていたことにお気づきでしょう。基本的には,前章が個人としての育ちに必要なこと,後章が人との関係で十分なことという構成であったのです。配信済みの12章を,次に,もう一度振り返りながら整理しておきましょう。
・・・必要なものに十分なものを添えたら,12章ですべてなのです。
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《育つ道を示すとは,子どもが育ち漏れをしない様に保証することです。》
○もう一人の自分が自分をこよなく大切に思うから人を慈しみ,家族や人との温かな関係の場にいる自分を大切に,気持ちが通いあうときの自分を大切に,人に優しくできる自分を大切に,生きようとする健気な自分を大切に,可能性を信じて失敗を挑戦に変える健全な自分を大切に思います,そんな子どもに育ってほしいと願っています。そのためのお手伝いをできたら幸いです。
【確認13:あなたは,お子さんに育つ道を示していますか?】
●答は?・・・もちろん「イエス」ですよね!?
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☆次号予告☆
【子育ち第1懸念:お子さんの自分勝手さが気になりませんか?】
どうぞお楽しみに!
我を忘れるとは,もう一人の自分が雲隠れすること。無我夢中とはもう一人の自分が手綱を緩めること。そして犯罪で鑑定されるのはもう一人の自分が起きているかどうかです。品性とはもう一人の自分の姿です。そのもう一人の自分が自分と決別したら,いろんな問題行動を呈します。惚けると惚れるは同じ漢字ですが,心を否定する意を表しており,もう一人の自分が休眠している状態と見なすことができます。もう一人の自分は七変化するようです。
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★落書き★
生きている魚は1匹,2匹と数えますが,市場に出ると,形などで単位が変わります。サンマなど細長い魚類なら1本,2本。ヒラメなど平面的な魚類は1枚,2枚。イカやカニはどうでしょう。答えは「杯」です。「○○杯」と書かれたトロフィの形をイメージすると,胴の部分が丸く,水などを注ぎ込める甕形の容器が思い浮かびます。イカの胴体も同様の形状なので,杯のイメージにぴったりなのです。
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●タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban]
●発行期日:毎週月曜日正午(2000年09月25日より)
●発行責任:モリのクマさん(HP「徒然窓」〜プロフィール参照)
「徒然窓」= http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear
「連絡先」= mori-bear※mvd.biglobe.ne.jp (※を@に変更)
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