*** 子育て羅針盤 ***

〜 《Ver.103 from No.1331》 〜

Welcome to Bear's Home-Page

●メルマガ案内

●登録及び解除

ご意見・ご感想をメールください
「子育て羅針盤」:第1331号
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
[2026/04/05]
【子 育 て 羅 針 盤】
(第1331号)
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
★子育ち12懸念
【第1懸念:お子さんの自分勝手さが気になりませんか?】
《V103:WHO-01》
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
《子育ちは 自分勝手も 少し出て》

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
《まえがき(毎号掲載)》
 子育て羅針盤では,こどもの育ちを6つの方向と2つの領域から考察します。6つの方向とは,「誰が,どこで,いつ,何が,なぜ,どのように育つのか」という5W1Hの問題視座です。また,2つの領域とは,「自分の育ち(私の育ち)」と「他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ち」の領域を表します。6つの方向にそれぞれ2つの領域を重ねた12の視座が「子育て羅針盤」の基本的な考察の構成となります。
 この第103版では,親が育ちに寄り添っているときに,親子関係の状況を判断するキーワードとなる12の自問を選んで検討していくことにします。その構成は,奇数号では「子どもの私の育ち」を,偶数号では「親子の私たちの育ち」という配置をします。私の育ちだけに意識が向くと,私たちという社会性に基づく仕合わせな育ちが疎かになります。あちらこちらで人のつながりに欠陥が見られる現状は,私たちによる育ちから得られる「私たち」という意識が未熟だからです。そのことに注目して,羅針盤を手元に設定していただくようにお願いいたします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 《「子の自分勝手さ」ということについて説明が必要ですね!》

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 ○可愛くない?

 ママは子どもが思い通りにならないと可愛くないと思います。反抗されるとかっとなって声のトーンが跳ね上がります。ママにすればわざと嫌がらせをされているような感じがするかもしれませんが,子どもにはそんなつもりはありません。子どもはどうしてママがそんなに怒るのか不思議です。

 少子化の中では,ほとんどの子どもが一人っ子状態です。周りの大人たちには一人の子どもの勝手気ままさなど大したことではなく,かえって可愛く見えて,ついつい見過ごしていきます。そのツケがママに廻っていきます。

 一人の時には,誰でも自分勝手です。鬼の居ぬ間の洗濯は,勝手気ままに振る舞える解放感です。自分勝手にしてはいけないのは,人と共同生活をするときです。ママは子どもと一緒に暮らす時間が多いので,どうしても子どもとママの気ままがたくさん衝突することになります。

 ママが仕事を終えてほっとしたいのに,子どもが「ママ,お腹がすいた」,「ママ,ジュースこぼした」,「ママ,オモチャ出して」と余計な用事を持ち込んできます。ママの都合などお構いなしです。夜になって帰宅したパパまでがあれこれと相乗りして来るようになると,ママはキレます。

 子どもの自分勝手さは少しなら可愛いのですが,親の許容量を超えるほどに肥大すると憎らしくなってきます。そうならないようにするためには,甘えを徐々に取り除いておく必要があります。だからといって子どもの要求を拒否することではありません。自分のことは自分でできるように,手助けをしてやるのです。オモチャは自分で出せるところに箱に入れておく,手の届くところに置いたおやつのそばに可愛い時計を置いて,「3時の印」で食べるように教えるなどの工夫です。生活様式を子どもにもできるように見直してみれば,気ままなわがままの一部は解消できるはずです。

・・・子どもが自分勝手なことを言わないで済むように工夫を。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 ○素直と自分勝手?

 小学一年生の息子を持つママがいます。友だちの母親が「よそのこは自分勝手だから,一緒に遊ばせたくない」と言っているのを耳にしました。なるほど,その子は聞き分けがよくて親の言うことに素直で従順です。遊んでいても「お母さんがイカンと言う」,「お母さんに怒られる」という言葉が素直に出てきます。

 キツネ憑きならぬ,母さん憑きのように,心が母親に牛耳られているようで,素直を突き抜けて頼りなげです。一見しっかりしているようで,足が地に着いていない不安定さを感じさせます。そのわけは,もう一人の子どもが眠らされているからです。

 きちんと手早くことを進めているママには,子どもの自己主張は自分勝手に見えます。いちいち子どもの言うことにつきあっている暇がないので,ママの言うとおりにさせる管理型しつけを採用します。会社で上司の指示にあれこれ意見を返していると自分勝手な部下だと評価されるのと同じです。

 管理の行き届いた社会はすこぶる効率的ですが,温かくありません。自分勝手という自己主張を完全に剥奪されているからです。少しは自分勝手が言える環境でこそ,人は自分らしさを発揮できるものです。

・・・自分らしさは,他人には自分勝手に見えます。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 ○自分勝手だらけですか?

 子どもの自己主張と自分勝手を区別してください。そうはいっても,どちらも自分の思いを押し出してくることですから見分けにくいでしょう。子どもの言っていることが他人に迷惑を掛けることになるならば,それが自分勝手です。ママの手を煩わせることについては,多少大目に見てください。

 友だち関係では相手に害を与えるかもしれない振る舞いはしっかりと釘を差しておきます。例えば,気に入らないことがあるとすぐに手を挙げるとか,噛みつくとか,蹴るとか,引っ掻くといった行動です。大人にとってはどうということのない弱いものかも知れませんが,同世代にとっては危険だからです。

 口による自分勝手は,友だち関係の中で小さな衝突を経験しながら,加減を覚えていくことになるでしょう。泣いたり泣かせたりしながら,育ちはじめたもう一人の子どもが学びますので,その機会を十分に与えるようにしましょう。ママが適切なアドバイスをしてくれたら,分かりも早いでしょう。友だちにオモチャを貸さなかったときには,友だちの気持ちをママが代弁してもう一人の子どもに考えさせるといったことです。

 もしオモチャを貸してあげていたら黙って見過ごすのではなくて,「貸してあげたのね。えらいね」ときちんと認めてあげることを忘れないでください。大人は間違いを正すことには敏感ですが,正しいことは当たり前として見逃しやすいものです。子どもにはまだ何が正しいのか分かっていないので,それをしっかりと意識させる必要があります。自分勝手を治したいと思われるなら,このことはとても大事なことです。

・・・自分勝手でなかった時を見つけてください。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
 《自分勝手さとは,他人をないがしろにする無自覚性です。》

 ○近隣関係における三大トラブルは,騒音,ペット,迷惑駐車です。自分の都合を優先することは権利かもしれませんが,それが近隣に漏れ出たときに,権利の衝突が起こります。そのことに無頓着な場合,自分勝手というベールが被せられ,近隣の堪忍袋がキレルとトラブルに発展します。孤島に住まいしているのでない限り,気をつけましょう。

 【懸念1:お子さんの自分勝手さが気になりませんか?】

   ●答は?・・・もちろん「イイエ」ですよね!?

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
☆次号予告☆
【子育ち第2懸念:お子さんの気持の弱さが気になりませんか?】
どうぞお楽しみに!

 この第103版では,答が「ノー」になるような懸念を取り上げていきます。切ない親心がともすれば転びそうになることがあります。転ぶことから逃げないでください。大事なことは転んだ後でどうフォローするかということです。親心はついカッとなったりムキになったりして,マイナスに振れることもあります。それでいいのです。親も育っているのですから。
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
★落書き★

 レモンは酸っぱいですね。ビタミンCのせいですか? レモンには100g中45mgしかビタミンCは含まれておらず,その濃度だと全く酸っぱくは感じられません。実は,酸っぱさの本当の源は,クエン酸で,レモンはその含有量が多いために,他の柑橘類より酸っぱさが強く感じられるのです。因みにクエン酸のクエンは漢字で枸櫞と書きますが,これはレモンのことです。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
●タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban]
●発行期日:毎週月曜日正午(2000年09月25日より)
●発行責任:モリのクマさん(HP「徒然窓」〜プロフィール参照)
  「徒然窓」= http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear 
  「連絡先」= mori-bear※mvd.biglobe.ne.jp (※を@に変更)
●掲載記事の著作権は筆者に有り,筆者の許可なく複製・再配信等を行う
 ことはできません。事前に上記アドレスまでメールのご一報を下さい。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
●配信の協力を頂いている発行支援システム
◆インターネットの本屋さん『まぐまぐ』= http://www.mag2.com/
  登録・解除= http://www.mag2.com/m/0000046251.html
※解除される方は,登録された配信先の解除手続きをして下さい。
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○



子育て羅針盤:インデックスに進みます