*** 子育て羅針盤 ***

〜 《Ver.103 from No.1331》 〜

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「子育て羅針盤」:第1335号
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[2026/05/04]
【子 育 て 羅 針 盤】
(第1335号)
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★子育ち12懸念
【第5懸念:お子さんの言葉づかいが気になりませんか?】
《V103:WHEN-01》
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《子育ちは 豊かな言葉 摂取して》

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《まえがき(毎号掲載)》
 子育て羅針盤では,こどもの育ちを6つの方向と2つの領域から考察します。6つの方向とは,「誰が,どこで,いつ,何が,なぜ,どのように育つのか」という5W1Hの問題視座です。また,2つの領域とは,「自分の育ち(私の育ち)」と「他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ち」の領域を表します。6つの方向にそれぞれ2つの領域を重ねた12の視座が「子育て羅針盤」の基本的な考察の構成となります。
 この第103版では,親が育ちに寄り添っているときに,親子関係の状況を判断するキーワードとなる12の自問を選んで検討していくことにします。その構成は,奇数号では「子どもの私の育ち」を,偶数号では「親子の私たちの育ち」という配置をします。私の育ちだけに意識が向くと,私たちという社会性に基づく仕合わせな育ちが疎かになります。あちらこちらで人のつながりに欠陥が見られる現状は,私たちによる育ちから得られる「私たち」という意識が未熟だからです。そのことに注目して,羅針盤を手元に設定していただくようにお願いいたします。

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 《「子の言葉づかい」ということについて説明が必要ですね!》

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 ○ボディランゲージ?

 表現の学習として子どもたちに一行作文を書かせている先生がおられます。「アヤメが咲いた。となりの犬が見に来た」。きれいという言葉を使ってなくても,言外にその意味はあふれていますね。「雨が降る 今日の雨はいい音してる」。雨から音を聞く感受性を発揮して,雨を耳で観察できています。

 「おめでとうと言われ,くすぐったかった」。直接にうれしいとは言っていませんが,身体で感じている様子が見事です。もしどんな気持ちと尋ねられたら,「うれしい」と言葉で答が返ってくるでしょう。でも子どもの様子をよく見ていると,口ではうれしいと言いながら,妙に身体をくねらせていることはありませんか? ママは姿勢がしゃんとしていないことを気にしているかもしれません。くすぐったいのですから,大目に見てやって下さい。

 ママのこともよく見ていますよ。「お母さん 向こう向いたまま怒る」。子どもは自分の切なさの原因が何処にあるのか,具体的に直感しています。この作文はママの気持ちを動かすはずです。「お母さんの手冷たい,しんどいのかな」。冷たい手がふつうではないことを感じ,それを疑問に思っています。その疑問を引き出したのは,ママが大好きだということです。ママのことが心配だからです。

・・・目は耳よりもよく聞こえることがあります。

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 ○心変わり?

 子どもたちは本を読み聞かせてやると喜びます。ある保育園で先生が参観日に親たちにその様子を見せてあげようとしました。話がクライマックスになったとき,いつも落ち着きのない子が「オシッコ」と言い出しました。その後はガヤガヤと流れが乱されてしまいました。

 前の日まではおとなしくお話しが聞けていたのに,どうしたのでしょうか? 変わっていたのは先生の方なのです。先生が親たちに見せようという気持ちを持っていたために,子どもとの心の交流が薄くなってしまったからでした。不安定な子どもはそれに敏感に反応したのです。そして,「オシッコ」と言うことで,先生との関係を結び直そうとしました。

 ママがよその人と話していると,わざと邪魔するようにまとわりついてくることがありませんか? ママから「うるさいわね,あっちに行っておとなしく遊んでいなさい」と言われてしまいます。子どもはママとの普段の関係に何となく安心できないものを感じているからです。ママとの関係に空腹なのです。満腹していれば,ママなど見向きもしないで一人で遊びます。

・・・子どもはママに恋しています。

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 ○離乳語?

 わが子が赤ちゃんのときには,分かるはずもないのに言葉をかけていましたね。言葉は物心の母乳だと言い続けてきました。ものの考え方や感じ方を作り上げる総合食なのです。

 さて,言葉について話を少し進めておきましょう。母乳語は具体的ものごとを表します。ワンワンではなくて犬,机や椅子,パパやママ,ご飯ですよ,走る,座るといった日常語です。「ちゃんとして,きちんとして」といった曖昧な命令語ではありません。ところが,それだけでは済みません。離乳語に替えていかなければなりません。抽象的な物事を表す言葉を教えます。例えば,おとぎ話などからはじめるといいでしょう。

 おとぎ話では動物がしゃべります。テレビのキャラクター任せでは栄養が偏りますし,味も濃いめですから控えめにしてください。ただ,控えめにするために禁止するという手は勧められません。別の栄養豊かなものを与えれば,自然に控えられるはずです。絵本を読んで聞かせることも手軽にできることです。

 抽象的なものには,時間の概念,数字の概念,何より気持ちの表現など,いろんなものがあります。初めのうちは,子どもの気持ちをママが表現してみせる必要もあるでしょう。子どもが転んだとき,ママが「痛かったわね」と語りかけます。夕暮れ時,「パパが帰ってくる時間よ」と,時計を一緒に見ましょう。ママは子どもに向けておしゃべりであるべきです。

・・・心の栄養不良は,言葉の欠食が原因です。

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 《言葉づかいとは,意味を正確に表現し伝達しようとすることです。》

 ○「ありがとうございます」ではなく「どうも」という言葉が幅を利かせています。意味不明な言葉づかいをしているから,感謝の心が湧きません。曖昧なままではとても頭は下がりません。コミュニケーションがうまくいかないときは,言葉が通じていません。伝えたということと伝わったということは違うのです。

 【懸念5:お子さんの言葉づかいが気になりませんか?】

   ●答は?・・・もちろん「イイエ」ですよね!?

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☆次号予告☆
【子育ち第6懸念:お子さんの理解の悪さが気になりませんか?】
どうぞお楽しみに!

 言葉遊びでしりとりをすることもいいでしょう。ところで,しりとりができない子どもがいました。そのわけは,ママが何にでも「お」を付けて言葉を教えていたからです。「おミカン」,「お座布団」,「お箸」,「お茶碗」,「お顔」などです。これでは,しりとりはできませんよね。

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★落書き★

 ひな祭りの定番曲は「うれしいひなまつり」ですね。作詞したのはサトウハチローさんです。娘に雛人形のセットを買ってあげた頃に作詞したという。広く知れ渡った曲ですが,実はその歌詞に間違いがあります。「お内裏さまとおひなさま」という歌詞が誤用なのです。内裏様とは男女の人形一対のことで,日本語として正しいのは「男雛」と「女雛」なのです。サトウハチローは恥ずかしく思い,「この歌を捨ててしまいたい」と語ったそうです。

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●タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban]
●発行期日:毎週月曜日正午(2000年09月25日より)
●発行責任:モリのクマさん(HP「徒然窓」〜プロフィール参照)
  「徒然窓」= http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear 
  「連絡先」= mori-bear※mvd.biglobe.ne.jp (※を@に変更)
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