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[2026/06/22]
【子 育 て 羅 針 盤】
(第1342号)
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★子育ち12懸念
【第12懸念:お子さんのやる気なさが気になりませんか?】
《V103:HOW-02》
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《子育ちは してし損じて 始まりに》
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《まえがき(毎号掲載)》
子育て羅針盤では,こどもの育ちを6つの方向と2つの領域から考察します。6つの方向とは,「誰が,どこで,いつ,何が,なぜ,どのように育つのか」という5W1Hの問題視座です。また,2つの領域とは,「自分の育ち(私の育ち)」と「他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ち」の領域を表します。6つの方向にそれぞれ2つの領域を重ねた12の視座が「子育て羅針盤」の基本的な考察の構成となります。
この第103版では,親が育ちに寄り添っているときに,親子関係の状況を判断するキーワードとなる12の自問を選んで検討していくことにします。その構成は,奇数号では「子どもの私の育ち」を,偶数号では「親子の私たちの育ち」という配置をします。私の育ちだけに意識が向くと,私たちという社会性に基づく仕合わせな育ちが疎かになります。あちらこちらで人のつながりに欠陥が見られる現状は,私たちによる育ちから得られる「私たち」という意識が未熟だからです。そのことに注目して,羅針盤を手元に設定していただくようにお願いいたします。
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《「子のやる気なさ」ということについて説明が必要ですね!》
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○決める?
はじめて南極に越冬することを決めた会議のエピソードをご紹介します。初代の越冬隊長は京大の先生,観測隊長は東大の先生でした。越冬するかどうかの判断をどうするかで会議はもめました。
観測隊長は「すべてのことを調べて越冬可能の結論が出たら越冬しよう」という意見でした。それに対して,越冬隊長は「とにかく越冬することに初めから決めておこう」と言います。調べてから決めるという方法をとると危ないというデータばかり出て,結局やめろという結論になるに決まっているということなのです。
まず決める。そうすれば厳寒の中で生き抜けるかが研究の対象になり,どうすればいいのかという前向きな思考ができるはずです。もちろん,予想外のことも起こりえます。それを克服するためにあらゆる訓練をすれば自信がつきます。何かを成し遂げるということは,実現に向けて前向きに考えることです。
・・・やる気はあるのではなく,決めて出すものです。
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○早寝早起き?
暦を見ていてフッと気になることがあります。なぜ日曜日が週末ではないのかということです。気持ちとしては,一週間の最終日なのです。もっと細かく言えば,「サザエさん」が始まると週のはじめになります。曜日は西洋が起源ですが,そこでは働いた一週間の後の安息日であったはずです。
働いたから休むというリズムです。食事のとらえ方もお腹が空いたから食べるということで,夕食に美味しいものを補給するといった感じですね。そのリズムが補給のしすぎに片寄って,肥満の傾向に悩みます。朝食は軽くといったことになり,どちらかいえば一日中空腹の状態に据え置かれます。そこでお腹が飢餓状態と錯覚し,余計に栄養をため込んでおかなければと蓄える対策をたてます。それが太ることへと悪循環を招きます。
暦の通りに,日曜日は働く前の休養と考えることもできます。働くために朝食をしっかり取ります。食べた栄養は日中にきれいに消費されますので,余分な贅肉の蓄えも必要なくなります。健康上のこともさることながら,なによりも腹八分に満たされたとき,「さあ,やるぞ」というやる気が湧いてきます。もしもいつもの夕食のように腹一杯まで食べ込んだら,ぐたっとなってやる気は眠ります。
・・・早寝早起きの健康リズムがやる気を奏でます。
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○できるかも?
ママはお子さんの好き嫌いを治そうとがんばっていませんか? スナック菓子ばかり食べてと愚痴りながら,おやつに買ってきたりしてませんか? ニンジンやピーマンなどの緑黄色野菜が苦手ですね。ママは陰謀をめぐらして,細かく刻んでごまかそうとしたりします。
子どもが気がつかないように細工をして食べさせてしまうのも一計ですが,米粒ぐらいのものを食べさせてみるという手もあります。自分が食べたという自覚を持たせるためです。少しだけど食べられたという「できた感」を利用するのです。
子どものやる気はスモールステップに対して発揮できるものです。ちょっとだけならできるかもという気持ちがやる気です。ママの導きは「よくできたね」とフォローすることであり,その小さな挑戦を何度も,ゆっくり気長に,易しいことで,繰り返すことです。「昨日は一切れ食べられたから,今日は二切れ食べなさい」というのは性急さであるということです。その性急さが嫌いなものを余計にこじらせていきます。
・・・ちょっとだけなら!
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《やる気の無さは,無理をしようとするから生まれます。》
○勉強ができる子とは,誤らず迷わぬようになることによって成就するものではありません。自分の誤りや迷いを見つけるために課題に取り組み,その解決を楽しむことのできる子どもです。自分を試すというスタンスがあれば自然とセンスがよくなるものです。
【懸念12:お子さんのやる気なさが気になりませんか?】
●答は?・・・もちろん「イイエ」ですよね!?
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☆次号予告☆
【子育ち第13懸念:お子さんのしている事が気になりませんか?】
どうぞお楽しみに!
カール・ヒルティが「幸福論」の中で上手な仕事について語っています。「何よりも肝心なのは,思い切ってやり始めることである。仕事の机に座って,心を仕事に向けるという決心が,結局一番難しいことなのだ。事を伸ばさないこと,また体の調子や気の向かないことなどの口実をつけず,毎日一定の適当な時間を仕事に捧げることである。」
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★落書き★
室町時代の連歌師宗長が「もののふの 矢橋の船は早けれど 急がば回れ 瀬田の唐橋」と歌いました。矢橋の船とは東海道の宿場町の草津宿から大津宿までを琵琶湖上でつないでいる渡し船です。これに乗った方が早く到着できるが,突風で船が転覆することも多いため,少し遠回りをしてでも瀬田の唐橋を渡る陸路を使った方がよいと諭しているのです。「急がば回れ」だけが残っているのです。
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●タイトル:『子育て羅針盤』 [Kosodaterasinban]
●発行期日:毎週月曜日正午(2000年09月25日より)
●発行責任:モリのクマさん(HP「徒然窓」〜プロフィール参照)
「徒然窓」= http://www5a.biglobe.ne.jp/~mbear
「連絡先」= mori-bear※mvd.biglobe.ne.jp (※を@に変更)
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