*** 子育ち12章 ***
 

Welcome to Bear's Home-Page
「第 63-10 章」


『子育ちは 愛を求めて まっしぐら』


■子育ち12教訓■

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
『子育ち第10教訓』

【真の愛を】

《まえがき》
 この子育て羅針盤では,子どもの育ちを6つの視点と2つの領域から理解することを目指しています。6つの視点とは,誰が育つのか,どこで育つのか,いつ育つのか,何が育つのか,なぜ育つのか,どのように育つのかという問に沿うものです。また,2つの領域とは,自分自身の育ち(私の育ち)と他者と関わる自分の育ち(私たちの育ち)という育ちの領域を想定しています。6つの視点にそれぞれ2つの領域を重ねると,12の論点が生じます。これが羅針盤の針路構成となります。
 この第63版では,遠い国のある祖父が孫たちに語りかけたアドバイスから,教訓として12のメッセージを,子育て羅針盤風にお伝えするつもりです。

《真の愛を?》
 愛については,宗教的な洞察をはじめとして,たくさんの哲学が述べているので,それぞれに会得しなければなりません。そのためには,読書が一番です。たくさんの先人が語っている言葉を読み込むことで,愛という本質を蓄積することができます。豊かな食材を食べることで,健康の栄養素をバランスよく摂取できることと同じです。人と人の結びつきを最高の形に整えるもの,それが愛の力です。真の愛に届くのは困難ですが,目指すことが大切です。

 親子愛,夫婦愛,隣人愛,人類愛という言葉があることから,愛は関係によって違いがあるようです。それは多種類という違いではなくて,深みという度合いの違いでしょう。愛されることで,愛を感じ,愛を信じ,愛を育むようになります。子どもに愛を植え付けるために,親子愛が必須になります。愛の入り口なのです。親子愛が,親の自己愛に歪められて虐待に変質してしまうと,愛を知らない人生を歩ませることになります。親の愛を子どもが心から感じるのは,子どもが親になったときという時間差は我慢してください。

 愛という字は,「受」けるという字の中心に「心」という字をはめ込んだ形になっています。相手の心を真ん中で受け止める,それが愛の形と覚えることができます。因みに,亦という字の下に心を置くと,恋という字になります。恋は下心ということになります。愛は人の関係の在り方を言っているのであり,愛を得るとか与えるとかのようにモノ扱いをすることは適切ではありません。愛をモノ扱いすると,物欲に絡め取られて,心得違いをすることになります。愛の結びつき,真の愛を探し続ける幸せを伝えてやってください。



 モンスター親が健在のようです。新婚の女性教師が中学3年生の担任に。役員の一人が「子どもたちが大切な時期なので,今年1年は出産することがないように,出産計画誓約書の提出を求めました。数週間後妊娠が判明すると,保護者数名が約束違反としてクビに,産むつもりなら土下座して謝罪を,謝罪文を生徒全員に,と要求。小学校で運動会が雨天順延に。保護者の一人が,弁当の材料費を親戚の分まで支払えと要求。物事は想定外のことに出合うものです。それをどう乗り越えていくのか,向き合うのが生きる力です。

★落書き★

 ペットとして犬派と猫派があります。猫は色とりどりの子どもを産みます。メス猫は何匹ものオス猫と交尾をし,そのたびにオス猫の刺激を受けて排卵が促されます。そこで,一時に出産する3〜5匹の子猫の父親が,全て違うこともあるそうです。同じ母親から生まれた子猫なのに,色とりどりとなるのは,それぞれ父親が違うということです。人には真似できない特殊能力ですが,種の保存という面でのメリットはどうなるのでしょう。


「子育ち12章」:インデックスに進みます
「子育ち12章」:第63-09章に戻ります
「子育ち12章」:第63-11章に進みます