アンテロープキャニオンは、レイクパウエル湖岸PAGEの町に近く、アッパーとローアーに分かれています。
観光的に整っているのが上流の方で、ローアーと呼ばれる下流の方は、見るのが大変でなので、今回は
ご遠慮申し上げました。 この街自体ダム湖の縁に出来た中心街と言われるほどの物もない観光基地
のような町で、アット言う間に通り過ぎてしまいそうな規模です。 街道筋に特大のスーパーがあり
買い物には不自由しませんが、町中の商店はまばらで、特徴のある飲食店以外生き残れないのが良く理解
できる典型的な例です。 そんな、キャニオン観光が本格的に便利になったのも、ごく近年の事だそうで、
インディアンの子孫「ナバホ族」が運営しています。
98号を東南に進むと遠方からでも分かるような「大きな三本煙突」が見えてきます。 そのすぐ右手が入り口で 大きな国旗と幌付き遊覧トラックの駐車場が見えてきますので、間違うことは無いでしょう。 |
||
本来川床である砂地を四輪駆動の遊覧トラックで15分ほど遡ると、川を横切るような岩盤の壁に突き当たります。 その割れ目がアンテロープキャニオンの入り口です。 これだけの川幅に何年かに数回、急流が出現する そうで、その水圧がこの渓谷を削り取って自然の芸術を生み出しているのだと聞くと、感銘を受けます。 |
||
上の写真が上流側の流入口で、この渓谷に掛かる水圧は、大変な物だと推察できます。 荒れ狂う水流が生み 出す砂岩の岩壁は非常に堅く、流れるような曲線と千変万化の模様に差し込むわずかな天空の光が見る者を幻想 の世界へ誘います。 灼熱の外気が遮断され快適な空間に変わっているのです。 |
||