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読後メモ
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2007.04/2007.06
日記の
フリ
日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。
日付ごとにアンカー付けています。
e.g.
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary0705.html#yyyymmdd
2007年5月
読・観・聴・その他
5/31(木)
久しぶりの友達と会いランチをとる。
彼女が、こことここ、どちらがいい? とあらかじめ聞いてお互いの意見が一致した場所を予約しておいてくれた。ル・クロ・モンマルトル@神楽坂。
ランチは1700円で、前菜ひとつ(10種類くらい)、メインひとつ(4種類だったか)、飲み物(アイスティー、アイスコーヒー、オレンジジュース、白ワイン、赤ワインから選ぶ)。パンが付きます。
デザートは別で600円。チーズケーキ、ガトーショコラ、チョコラムースのほかに、いろいろな種類のタルト。食後のコーヒーは350円。しめて約3000円弱という贅沢なお昼です。
前菜にいわしのエスカベーシュ、メインには黒ブーダン、それに白ワイン、デザートはピスターシュと洋梨のタルトにしました。黒ブーダンは、たぶん初めて食
べた(と思う)。レバーっぽいものが好きな人にはたまらないと思う。私も気に入りました。でも一番気に入ったのは白ワイン。はちみつのような香りがしてお
いしかったなあ。
散歩がてら、小路苑というところを目指しててくてく歩く。ここには面白い、変わった植物がたくさんあって名前を知らないものがほとんどだった。気になった植物について「これはなんという名前ですか?」と聞いてせっかく教えてもらったのに、忘れてしまった。
紀の善の抹茶ババロアをおみやげにした。
帰りの地下鉄で、端っこの席が空いたので座る。隣のおばさんと、そのおばさんの隣に眠る女性の間には少しつめれば座れるくらいの余裕があった。前に立って
いた人のためを思ってか、そのおばさんは、自分の隣で眠っている女性をトントンと叩いて起こし、「ごめんなさいね」と言いながら少しつめてもらうようにお
願いをしていた。前に立っていた人はおかげで座れる。
よかったよかったと思っていると、「そんなに端にいないで、もっとこっちへいらして」などと
話しかけられちゃった。続けて、「息ができなくなっちゃわないか心配」みたいなことを言うので、おかしくてゲラゲラ笑ってしまう。座れてもたいていは窮屈
な思いをしてばかりだから、その分のお返しがどっときたような楽しい思いをした。
5/30(水)
佃由美子『日本でいちばん小さな出版社』晶文社。この中に
出てくる固有名詞にわりと強く反応する。謎は謎のまま残ってて私もほんとのところが気になる。そこはツボだった。でもそれだけ。この人の書く文章には色気
がないというか、瑞々しさがないというか、……ガラッパチ。新刊見本が返品として返ってくることの是非について怒りの意見を
書いていたけれど、まあ、自分が昔々に本屋に対して行っていた「逆万引」(自分が読み終わった本を捨てるに捨てられず本屋に戻しに行くという
……)はどうなのか? それをしゃあしゃあと書けたもんだなあとは思ったわ。
5/27(日)
午後遅く、なんとなく川越まで行ってきた。川越市駅から時の鐘あたりのにぎやかな通りまで歩き、帰りは西武線の本川越経由で川越駅まで。距離にしてどれくらいだろう。わりと歩いたと思う。
運動したのにもかかわらず肩凝りを感じるので、久しぶりにお灸をした。
松本美香『ジャニヲタ 女のけもの道』双葉社。
以前、著者が書いた「ユリイカ」での特集 文化系女子カタログ「ジャ
ニヲタ天国?地獄変?」という文章はとても面白かった。それで声がかかったのだろうか。ユリイカで書いたことを元ネタにうすくのばした部分もあれば、詳細
な解説もある。タイトルからわかるとおり中身は濃いのだが、語り口は非常に軽い。軽すぎてノリについてゆけないときもあった。「ユリイカ」でのテンポのほ
うが断然良かった。内容はでも、ヲタならではの活動にゲラゲラ笑うところ多数で、面白いです。ジャニヲタとモーヲタの合コンとかね、ジャニーズしばりのカ
ラオケとかね……。
5/25(金)
食べなくてはならなかったお菓子でお腹がふくれてしまい、夕食が入らない。甘いものは私にとって大切に食べたいものなので、選択の余地がないこと、あまりおいしくなかったということが、とっても残念。わがままだな。
5/22(火)
小林善彦『フランス学入門』白水社 を読み終わる。
山岸涼子『テレプシコーラ(10)』メディアファクトリー を
読んだ。第一部完結の巻。後半に描かれる衝撃をたまたま知ってしまった経緯があった。そこに至るまでの心の軌跡を読むだけでも、先を知っているだけによけ
いつらい。言葉少なになってゆく様子。思い詰めた表情。深い絶望。そして、衝撃後の、周りの人たちの悔いる気持ちや、すぐにはわりきれない気持ち。
それでも、第一部の締めくくりらしく、六花の次なる成長を感じさせる終わりかたはとてもよかった。踊ることに加えて振り付けとしての才能が加わるのか、それとも振り付けとしての才能がより強く出てくるのか。振り付けの才能が踊りにどう影響を与えてゆくのか。
5/18(金)
青山南『眺めたり触ったり』早川書房 を読み終わる。
15日に読んだ『読書の腕前』の中に出てきて、読みたいと思ったもの。本を読むのが好きであっても、優越感にひたって読んでいるんじゃなくて、これでいいのかなあなんて思いながらそれでも読むのをやめられない、そんな感じの内容。気楽なのがよかった。
5/17 (水)
DHLから荷物を受け取ったとき、こちらにサインをお願いします、と差し出されたのは端末だった。タッチペンで画面にサインするの! すごい。だんだんこうなってゆくのか。
5/15(月)
岡崎武志『読書の腕前』光文社新書 を読み終わる。
前半はちょっとおとなしめの岡崎さんという感じだったのが、エピソード絡みとなるとノってきた感じ。タイプの異なる先生との出会い(順番が逆じゃなくて良かった!)が印象に残る。
5/11
(金)
きょうまでに読んだ本。
『NHKオモシロ学問人生』NHK出版。
少し前に流行った(?)、脳と腕組み指組の関係(右が上になるとどっちの脳のタイプとかそういうやつ)。うさうさ脳だったか。それが出ていました。これは
1999年に出た本。
井筒俊彦『イスラーム文化』岩波文庫。
あ
んまり頭に入ったとは思えない。
カトリーヌ・アルレー
安堂信也訳『大いなる幻影/死者の入江』創元推理文庫。大いなる幻影は、アルレーらしからぬユーモアのきいた内容なので、しっ
くりこなくって読むのをやめた。でも、「死者の入江」、これはいいね。ごく限られた登場人物の中でのドラマ、みっちりとした心理描写。哲学的にも思えるラ
ストの地の文。アルレーはこうでなくっちゃ。
田山建三『キリスト教思想への招待』勁草書房。
真面目な内容、語り口の合間にときどき差し挟まれるべらんめえ調に惹かれる。まあ、待て待て、とかね。
面白い箇所はいろいろあるんだけど、ひとつだけ。
今でも、アメリカ人の宣教師がアフリカに行って、英語しか
しゃべれないから英語で説教して、皆さん、福音を信じれば、世界のどんな人でも救われますよ、と言って歩いている。英語がわからなけりゃ、救われないみた
いね。(p.273)
きょう読み終わったところなので、終わり頃に印象に残った箇所。でも、こういう話は枝葉の部分であって、あくまでも内容はキリスト教のことについてです。
(……)私
にしたところで、腹の底では、死んだらそれで自分の存在はまったく消滅するのだ、自分だけでなく、誰しもそうなのだ、と十分に自覚はしているけれども、親
しい人が自分に先立って亡くなると、嘘とは知りつつ、いずれ自分も死んだらその人と天国でまた会うことにしましょう、と、少なくとも口先では、気慰めに言
うことにしている。たとえ嘘でも、その種の夢はお互いに口にしておく方がよろしい。ただし、本気になって、むきになって、そういうことを信じて言い続ける
と、しょせん嘘なのだから、よりいっそう空しさがつのるから、その点は気をつけた方がいいけれども。(pp.249-250)
この本を読もうと思ったのは「後書き」のこの箇所を読んだからです。
田川さん、あなたはクリスチャンなんですか、と質問され
る。私の本音のところは、人間として考えるべきことをしっかり考え、生きるべきことをしっかり生きることができれば、クリスチャンであろうとなかろうと、
そんなことはどうでもいいではないか、ということであるが、まあ、そう言ったのでは、御質問に対して愛想が悪いし、それに、質問なさる方の思惑はいろいろ
あるので、たいていは、もちろん私はクリスチャンですよ、と答えることにしている。神なんぞ存在しない、と言っているくせに、それでもクリスチャンなんで
すか、と御質問には、本文中でも何度もふれたように、今時、神様なんぞを下手に信じているよりも、神など存在しない、とはっきり正直に言う方が、はるかに
クリスチャンらしいでしょう、と申し上げることにしている。人間の頭でこねくり上げた神なんぞ、所詮、人間が作った下手くそな細工にすぎない。人間が作れ
るものが、神であるわけがない。しかし、田川建三はクリスチャンではない、などということを悪口としておっしゃる方に対しては、いい加減にしろ、私の方が
あなたよりはるかにクリスチャンだよ、とお答えすることにしている。(pp.324-325)
5/6
(日)
夢の中に箇条書きで書かれたメモが出てきた。いろいろなことが書かれていたことはわかるが内容を覚えているのは一つだけ。なにかの理由でしばらくぶりに学
校に行くようで、「次の授業ではこういう条件の人が指されるから予習しておいたほうがいいかも。いまは接続法をやっている」みたいなこと。
夢のなかのことを説明するのは難しい。映像で残っている適度に曖昧な状態を、曖昧なまま伝えるには言葉ははっきりしすぎている。
5/5
(土)
過橋米線で
ランチ。雲南風麻婆豆腐。辛いけどどこか柔らかい味がして、とてもおいしかった。お茶の水の三省堂書店を眺め、近江屋洋菓子店ま
で歩いてみる。お腹はいっぱいだったので、場所だけ確認して帰る。
連休明けの7日月曜日はピアノだ。弾くと煮詰まるが、弾かないときっともっと落ち込むので意固地になって続ける。でも、いっこうに成果が出ない。練習して
いると不機嫌になってくる。
菖蒲湯にはいる。
休みが続くのもいいな、とは思う。でも、今は日常が少し懐かしい。
ここ数日、出歩いて、そのときは楽しいと思うのにどこに行ってもなんとはなしに物足りなさが残る。たぶん、もっと遠出をしても、数日家を開けるような旅行
をしても、どこか醒めた気持ちでいるような気がする。この先もうずっと。
5/4
(金)
子ども時代を懐かしむ散歩。以前もやったけど再確認したく。
東武東上線中板橋駅から歩いて都営三田線板橋本町駅まで。途中、氷川神社と板橋第八小学校に寄る。ここの氷川神社の石碑に、戦争でなくなった祖母の弟の名
前が彫られていると最近知ったので、確認したかった。本当にあった。小学校の雰囲気は昔の記憶と変わっていなかった。
自分の住んでいた家(今は叔父夫婦が住んでいる)をちょっと確認して、次は自分が通っていた保育園まで行ってみた。外から遊戯が見えて懐かしかった。その
先をごちゃごちゃと進むと商店街が
あってその先がスーパー……という記憶はあるのだけど、道に迷ってしまい、大きな道路に一度出てから再度
チャレンジ。でも、本当に、あまりにも風景が変わってしまってて目印になるものがないのだ。高いビルばっか…。
西が丘のサッカー場まではさすがに遠いのでやめておいて、板橋本町駅まで戻り今度は板橋本町商店街を
歩く。
よく、たいこ焼きを買った「つぼや」は小綺麗な和菓子屋さんになっていた。ガラス張りで焼いている様子が見えた庶民的なお店だったのです。角の金物屋さん
がまだあるのにびっくり。橋のたもとにある「ジャポネ」というケーキ屋さんのレモンケーキ(黄色い包みでレモンの形)が子どもの頃憧れで、でも買ってもら
えたことはなくて、きょう外から見たらあったのでもう少しで買いそうになった。
で、橋を過ぎると仲
宿商店街。ここらはライフ、よしや、マルジューくらいしか記憶がない。この商店街を抜けると板橋区役所前駅なんだけど、さらに越して
しまい、結局は東武東上線下板橋駅まで歩いてしまった。
下赤塚駅まで電車に乗って東京大仏を目指す。以前、時間外で入れなかったので…。でも、東京大仏は実はおまけで本当は、BOULANGERIE
Kenと萬
吉偵が目当て。
BOULANGERIE Ken
は、しばらくぶりに来ました。私の好きなハード系パンの展開が素晴らしいのです。カスクルートは200円でいろいろ種類があって迷ってしまう。豚のリエッ
トの入ったのにしました。ほかに発酵バタークロワッサン、それから、わさび+しそ+チーズ、ラプサンスーチョン+大納言、という変わり種を買う。ハード系
パンはトングで持ち上げると見た目よりずっしり重いです。
東京大仏前まで来て、まずは腹ごしらえ。萬吉偵のせいろは二枚で1100円。一枚のは長せいろで900円。かき揚げせいろは、せいろ二枚ですが、なんとか
き揚げも二枚です。ひゃあ。野菜のみのかき揚げです。さつまいもの入っているのがおいしい。鴨汁せいろは、鴨汁はあつあつです。きょうのように暑い日は、
普通のつゆが良かったかも。
東京大仏をお参りして成増まで歩いて散歩終了。
夕飯はカスクルート。しかし、一本食べきれなさそうなので半分に切って、明日食べることにする。わさび+しそ+チーズ、一切れ食べてみましたがおいしいで
す。しそがまたきいている−。発酵バタークロワッサンは、ふわふわしたお菓子みたいなクロワッサンじゃないです。ルヴァンのクロワッ
サンとま
ではいきませんが、そういう系統。電車賃かけても通いたいかも。
5/3
(木)
弓削多醤油の醤遊王国、そのあ
とサイボクハムに行く。直線
距離にすると近いけど、電車と歩きだとどうしても時間がかかる。
サイボクハムは、もんのすごい混雑でびっくりした。せっかく来たのだからとレストランで食べようとするも、結局、食事にありつけたのは予約用紙に書いてか
ら2時間後だった。こんなに待って食事をしたのは初めてかもしれない。肉は本当にやわらかくて甘く、おいしかった。
ここはとても広い。温泉もあれば、子ども向けの遊び場もあるし、陶芸教室まである。食べる場所も、きちんとしたレストラン以外に、扱っている(たぶん)あ
りとあらゆる肉・加工肉類(スペアリブ、フランクフルト、レバーなどなど)を焼いてその場で食べられるようになっている。
肉類を買えるところでは、試食だらけ。でも、一品につき一回とも書いてある。ある男の子が二回手を出したのか、「一回だけよ」と試食販売のおばちゃんに注
意されていた。
行き30分くらい歩いたのを思い出すと、帰りはさすがに疲れて歩きたくない。バスに乗ればJRの駅まで5分程度なので乗る。
川越まで出て、時の鐘近くのあ
ぶり珈琲を
めざす、が、川越市駅じゃなくて川越駅から歩いて失敗。ずいぶん歩くはめになった。夕方だと人も少なくなってきていて、お店も6時頃閉めるところも多そう
だった。あぶり珈琲は年末年始に行って以来。やっぱりここはいいな。今回も、コーヒーと一緒にスコーンを頼む。冬はクリーム+りんごのジャムだったのが、
今は春、クリーム+いちごジャムになっていた。ここのショコラケーキは、ふわふわの軽いやつじゃなくてチョコレートずっしりの重い食感。それがまたおいし
いのです。
5/2
(水)
朝、いつものように駅に着くと様子がおかしい。電車が止まったまま動いていない。そこにアナウンス。「…分頃、&
hellip;駅で人身事
故が発生しました(ほんの10分前だ!)。現在、上下線とも不通となっております」。少し経って「現在救出作業中です。復旧には相当時間がかかると思われ
ます」と情報が加わる。
待つしかないので、待つ。しばらくすると、「次の駅まで動きます」とアナウンスが入ったので次の駅まで進む。また降りて待つ。また少しすると
「…駅まで進みます」とのことで乗る。乗っている間に、その電車はそのまま進むとわかったので乗っておく。いつもより15分遅れで
すんだ。
5/1
(火)
『そこまでやるか!』日経ビジネス文庫。
内容も面白かったし、いい感じの写真が多かった。マジシャンは鳩のごきげんがわかる能力も必要なのだな、と知った。隠しているのにクルックーと鳴いたら、
たしかにすべてがおじゃんだもんね。
ラジオを聴きながらうとうとしたので、久しぶりに昼寝をした。2時間寝たらすっきり目が覚めた。
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2007.04/2007.06