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ねじ用ステンレスの種類

ステンレスとは?
→「12%以上Cr(クロム)を含む鉄の合金鋼」です。

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種類
特徴
主要成分
耐食性
強度
磁性
商品
SUS 304
オーステナイト系
代表的なステンレス
Cr:18%、Ni:8%
微弱
寸切・ナット
割ピン・W
SUS XM7
オーステナイト系
304にCuを添加し、
冷間加工性を向上
Cr:18%、Ni:9%、Cu:3%
微弱
CAP・HS
ボルト・小ねじ
SUS 304J3
XM7よりCuを減少させ
コストを下げた
Cr:18%、Ni:9%、Cu:2%
微弱
ボルト
SUS 305J1
304にNiを増やし
加工硬化性を改善
Cr:18%、Ni:13%
微弱
タッピング
冷間蝶N
SUS 316

オーステナイト系
304より耐食性は
優れている

Cr:18%、Ni:12%、
Mo:2.5%
 
なし
SUS 316L
オーステナイト系
316に冷間加工性を向上
Cr:18%、Ni:12%、
Mo:2.5%低
 
なし
小ネジ・ボルト・CAP
SUS 310S
304より耐食性は
優れている
Cr:25%、Ni:13%
 
なし
ナット
SUS 410
マルテンサイト系
耐食性は劣るが、焼入れして硬くすることができる
Cr:13%
あり
セルフドリリング
軽天
SUS 430
フェライト系
耐食性は410より上
Cr:18%
 
あり
ナット・小ネジ・木ネジ
ミラクルステンレス
(ASL516)
  硬度:優れている
耐食性:優れている
 
あり
サンコータイト
BUMAX
(BUMAX88M16)
  硬度:特に優れている
耐食性:特に優れている
 沿岸地域における10年間の大気暴露ではSUS304に比べ良好な結果を得ており、20%硫酸腐食試験でもSUS316と比べ3倍の耐食性を証明。海中に露出する船舶使用でも30年の耐食性を保証。他のステンレスボルトを凌駕する圧倒的な耐食性を保証します。
なし
ナット
ボルト
キャップ等

 

ステンレスの焼付けについて

焼付けの原因

@オーステナイト系ステンレスボルト・ナット(多くはSUS304)は摩擦係数が大きく、
  ねじのかみ合い面での抵抗が大きくなってしまう。

Aステンレスは、熱伝導率が小さい(普通鋼の1/3)ためにねじのかみ合い面で発生した熱が
 発散せず局部的に高温になりやすく焼付けを起こす。

Bステンレスは熱膨張係数が大きい(普通鋼の1.5倍)ため、@とAの相乗効果によりねじ山の膨張が
 大きくなり、ねじ部のかじり焼付きが起こりやすい。

以上のことから→おすすめは。。。