アマゾン日記
コリドラスやディスカス、エンゼルフィッシュなどの故郷のアマゾンに行って、その泳いでいる姿を死ぬまでに一度は見てみたい!わたしの夢でした。その夢をかなえた二週間の日記です。
日程表
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0日目 2005/11/25 金曜日
四国から千葉へ 実家に移動
今日は午前中は仕事をして、午後は半休を取り、15時30分の便で転勤先の四国から羽田へ飛行機で移動。この移動はマイルが溜まってもらった航空券を利用。
銀行よりレートがいいとのことで、東京・新橋の金券ショップで3000ドル分両替。レートは1ドル約120円。50ドル札しか在庫がないとのこと。60枚ものドルを持っていくことになる。財布が厚くなりすぎて困る。
今夜は実家泊。興奮して眠れないかと思ったが、意外に普通に眠れた。 |
1日目 2005/11/26 土曜日
日本出発
実家を14時30分出発。電車で成田空港へ。15時45分空港着。実家から成田空港だけは近いので海外旅行に行くときは助かる。今回の旅行で搭乗するヴァリグ・ブラジル航空は第一ターミナルである。
ヴァリグのチェックインカウンターのそばで、今回同行する「コリドラス大好き」のyamyamさんと合流。
空港自体があまり混んでおらず、ヴァリグのカウンターも時間が早かったせいか、あまり混んでなくて、スムーズにチェックイン。事前にすでに満席。という情報だったが、二人掛けの席にyamyamさんと並んで座ることになり、多少ホッとする。
18時30分が搭乗時刻となるのでそれまで空港内で食事をしたりして過ごす。夕食はタイ料理1400円。エビの焼きそばとトムヤンクンが美味であった。
出国審査を済ませ、18時ごろにゲートに行くと、すぐ搭乗開始。飛行機はエンジン3発のMD-11。座席は左から3-4-2の変則でわたしたちの席は後ろから二番目の二人掛け。
ヴァリグ・ブラジル航空の便だが、全日空とのコードシェア便とのことで、ヴァリグのブラジル人スチュワーデスの他に日本人のスチュワーデスが四人乗っている。アナウンスはポルトガル語、英語、日本語で行われた。
19時前に飛行機が動き出す。多少の空席があるようだ。もう誰も乗ってこないハズなのでわたしは2つ前の席に移動した。ロサンゼルスまで二人掛けの席を一人で使うことができてラッキー。
離陸をしたのは19時20分ごろ。銚子あたりの街の光が見える。これで日本とは2週間のお別れとなる。
離陸して、シートベルトサインが消えると、熾烈な空席の取り合いが始まった。これからロサンゼルスまで10時間近くを狭い席で我慢するか、空き席を使ってゆったり座るか。見事に勝ち組・負け組に分かれるのでみな必死である。
席取競争も落ち着いた頃、最初のアクシデント発生。yamyamさんに話しかけに行って、自分の席に戻ったら、一つ前の席のブラジル人が間違えてわたしの席に座っている。しかも置いておいたパソコンの上に!幸いパソコンは無事だった。
食事の準備ができるまでしばしこの日記を書く。ロサンゼルスまでの飛行時間は8時間54分とのこと。時差が17時間あるので時計を17時間戻し、機内の時刻は現在午前3時頃。食事は夕食と、ロスアンゼルス到着前に朝食が出るらしい。MP3プレーヤーで音楽を聞いていたら、バッテリーが切れてしまった。
夕食の機内食は肉がいっぱい。飲み物はビールをもらう。350ミリ一缶そのままくれた。食事後にもう一度飲み物を配りに来てくれる。またビールをもらった。
機体の後方から強烈な偏西風を受けているからか、時折揺れが激しくなる。うつらうつらしていると強烈に揺れて寝たり起きたりしてしまう。高度10000メートルを飛んでいるのに、ここまで揺れたのは今まで経験がない。
身体の向きを二人掛けの席に対していろいろ試すが、イマイチ決定打が出ない。三人掛けあたりをフルに使って横になりたかった。
8時ごろ空が白み始める。9時ぐらいに小腹が空いてカップラーメンシーフードとコーラをもらった。飛行機の後ろの方に行くと、こういった食べ物や飲み物が置いてあってもらうことができる。何もアナウンスもないので知っている人だけがもらうことができる不公平なシステムである。
10時ごろ朝食。チーズ・ハムなど。エコノミークラス用のトイレは機内の後方に3箇所あるが、1箇所壊れてしまって長蛇の列ができる。自分達の席は後ろなのでトイレに並んでいる人が絶えず、うっとうしい。
11時半ごろにロサンゼルス着。天気が良く、着陸前には山の上のハリウッドの看板も見えた。
地球の裏側のブラジルまでは燃料がもたないので、ここで飛行機は給油する。ブラジルまでの客も全員強制的に飛行機から下ろされる。手荷物も持っていかないと「ゴミとして処分する。」という。
アメリカではブラジルへの乗り継ぎでも入国審査が必要で長蛇の列ができる。30分ほど並び、「テロ活動していますか?」とか「ナチとかかわったことはありますか?」とホンモノのテロリストだったら、絶対イエスにチェックを入れなさそうな質問が書かれたグリーンの入国カードを提出する。両手の人差し指の指紋と顔写真を撮られ、カードの半券をもらって待合室へ。入国審査官もあまりの人数にイヤになったらしく「ネバーエンディング!」とグチをこぼしていた。
この待合室以外へは出ることができない。免税店とちょっとした売店がある。ミネラルウォーターなど飲み物を買う。3本で11ドルと高かった。実に足元を見ている。
待合室での待ち時間は30分ほどで、さきほどの半券を提出して再度、同じ飛行機へ搭乗。すでにロスからの客は着席していて、今回はほぼ満席であった。yamayamさんと二人並んでサンパウロまで行くことになる。
13時25分頃、飛行機が動き出す。13時40分離陸。
サンパウロまでの飛行時間は11時間15分とのこと。サンパウロとの時差は6時間。時計を進める。
ここからは日本人のスチュワーデスは乗っていないが、日系人のスチュワーデス(スチュワード)が乗っているので日本語での会話・アナウンスは可能。
21時頃、まだ明るいが夕食。牛肉・鳥肉・パスタが選べたが、席が後ろの方なので選択の余地なく強制的に牛肉を食わされる。
22時ごろこの日記を書いて寝る。何度か目が覚めて、夜食にサンドウィッチをもらった。 |
19:00発リオデジャネイロ行き |
12番ゲートより搭乗 |
夕食の機内食 肉いっぱい |
朝食の機内食 ハムとチーズいっぱい |
ロサンゼルスに到着
山の上にハリウッドの看板が! |
シムシティで作ったような整然とした街並み
完璧な都市計画に驚愕 |
アメリカに用はないのに入国審査
長蛇の列ができる |
日が出ているのに夕食の機内食 |
アメリカの荒涼とした大地 |
ブラジルの夜明け |
2日目 2005/11/27 日曜日
アマゾン到着
時差の関係とは言え、一日に二度朝を迎えるのは変な感じ。飛行機は既にブラジル上空に来ている。
サンパウロ到着前に朝食が出る。パンとチーズとハムとフルーツ。ブラジルの朝食はチーズとハムをたっぷり食べるようだ。ドリンクはガラナを頼んでみる。「あの」ガラナエキス入りの飲み物だが、ブラジルではコカコーラに並んでポピュラーな飲み物だ。特にクセはない。
ロスから11時間。日本からトータル23時間のフライトでついにサンパウロに到着。地球の裏側まで来た。サンパウロは大都会。さすがは南米一を誇る都市である。
飛行機は止まったが、席が機内の一番後ろなのでなかなか降りることができない。
ぼーっと窓の外を眺めていたら、荷物がコンテナから落ちて、地面に転がっているところを目撃。大事なものは機内持ち込みだなぁと実感する。
飛行機から降りると入国審査場までしばらく歩かされる。入国審査場はブラジル人用と外国人用に分かれていて外国人用は少々並ぶ。パスポートとビザをチェックされただけで特に質問などはされなかった。
荷物はすでに出されていて回転台の前に並べてあった。特に目立った破損などはなかった。
空港内の両替所で両替。パスポートの提出とサインが必要。200ドルが405レアルになる。1レアル約60円になる。
税関は機内で記入した書類を係官に渡すだけのほぼノーチェックで唖然とする。
到着ロビーに出ると、今回チケットを購入したツニブラトラベルのスタッフが待っていて国内線の乗り継ぎの手伝いをしてくれた。
国内線の荷物許容量のオーバーが心配だったが、特に指摘はされなかった。
搭乗時間まで空港内のマックで時間を潰す。ビックマックセットを注文。10レアルほどの値段で日本とほぼ同額。サンパウロの空港の中はいろいろなお店が充実している。
セキュリティチェックではベルトまで外すように指示をされた。おかげでピンポンは鳴らず無事に通過するが、その後でベルトを締めなおしている姿は、傍から見たらかなり笑える。
搭乗待合室でノートパソコンを立ち上げてみると、無線LANのアクセスポイントが三箇所表示されたが、パスワードがわからず断念。
売店でミネラルウォーターを買う。炭酸入りだった。
マナウス行きの飛行機の到着が遅れて、結局一時間遅れでサンパウロを出発。
機内に日本人らしき姿は自分達以外にはなく、地元のブラジル人と欧米人、中国人と韓国人が少々。最近中国や韓国の観光客が増えているとのこと。
アナウンスはポルトガル語と英語で行われた。後ろの席のブラジル人の爺さん二人がずーっとおしゃべりしている。良く話すネタが尽きないなぁと思うぐらい。結局着陸するまで三時間ノンストップトークが続いていた。
食事が出る。トーストとマカロニサラダ。久しぶりにさっぱりしたものでうれしい。
飛行機の窓から見えるどこまでも続く大地に驚く。
やたら幅が広いアマゾン川・ネグロ川の上空を通過してマナウスに到着。着陸するとき飛行機がバウンドして悲鳴があがった。日本を出発して約30時間。ついにアマゾンの入り口に到着したのである。サンパウロとの時差は2時間。
マナウスはかつてゴム景気に沸いた町で、当時はあり余った金を使って、祖国のヨーロッパに洗濯物を送って洗濯させたり、タイルなどの建築資材をわざわざ取り寄せて家を建てたりしていたらしい。ゴムバブルは東南アジアへのゴムの木の移殖によりプランテーションができたことで弾けたが、現在は税金がかからないフリーポートとして健在。アマゾン川流域の最大の都市である。ホンダやフジフィルムなど日本の企業も多数進出しており、日本人の駐在員も多い街である。
荷物がなかなか出てこない。30分近く待たされる。ようやく荷物が出てきてロビーに出ると、今回お世話になるK2のヒカルドンさんが迎えに来てくれていた。
空港の外に出ると暑い。さすがに赤道に近いだけある。空港の前には池があってたくさんの亀とカラシンがいた。密輸されそうになった亀をそこにリリースしているそうである。
ヒカルドンさん運転の車でK2のストック場へ。空港からは近い。出荷しやすい場所を選んで建設されたとのこと。キレイなオフィスと整理整頓されたストック場を見学。アマゾン各地で採集されたディスカス、コリドラス、アピストが出荷直前まで状態良くキープされている。ここから日本やヨーロッパに旅立つのである。
車でネグロ川の川畔へ。実に幅が広い。向こう岸が霞んで見える。向こう岸まで9キロもあるそうだ。川岸は砂浜で海水浴場のようになっていて人がたくさん泳ぎに来ている。ネグロ川(黒い川)の名のとおり見事なブラックウォーター。アイスを食べ、ビールを飲む。みんな水着を着ているのに、自分達だけ長袖を着ているので浮きまくっている。
再び、K2の事務所まで戻り、地図を見ながらコリドラス採集の作戦会議が開かれる。明日、マナウスから車で200キロほど北上するとのこと。
ヒカルドンさんにパソコンを借りてネットにアクセス。「コリドラス大好き」に行ってみると日本時間で早朝四時ごろにもかかわらず、何人かメンバーがいてびっくり。回線はダイアルアップで遅いので挨拶だけして落ちる。
マナウス市内のホテルへ。市街中心部のホテルは寝室のほかにリビングのついたなかなか良いホテル。ブラジルではホテルは1階が0階で2階が1階。ぼーっとしていると間違えてしまう。室内のテレビではNHKの番組を見ることができた。
引き戸のドアのついたブラジル式のエレベーターに驚く。自分でドアを引かないとエレベーターに乗れない。たまにエレベーターが来ていないのにドアが開いて子供が落下して死んでしまったりするらしい。おそるべし。ブラジル式エレベーター。
部屋で休憩した後、街に食事に行く。魚を食べる予定だったが、日曜日ということで魚料理屋は閉まっていたので肉料理に変更。
焼いた肉の塊を目の前で薄くスライスしてくれる。ブラジル版焼肉。いわゆるシュラスコ。うまくて肉を何度かおかわりする。
マナウスの人たちの運転は荒い。が、うまい。実にタイミング良く合流したり、車線変更したりする。信号が少ないのも特徴。ヨーロッパに多いロータリーシステムを採用している。走っている車はワーゲンが多い。他にはフォードや、日本車だとホンダやマツダ。トヨタのカローラがブラジルでは高級車。だというから驚き。
帰り道にガソリンスタンドでミネラルウォーターを買う。マナウスではコンビニはガソリンスタンドに併設されているところがほとんど。ホテルに戻り、朝まで爆睡。 |
朝食の機内食 やはりチーズが多い |
朝日を浴びるサンパウロは大都会 |
荷物が落下 大丈夫か? |
見渡す限り続く大地 |
久々のあっさり昼食がうれしい |
アマゾンの曲がりくねった川が見えてきた |
荷物がなかなか出てこない |
K2のストック場 |
キレイなワイルドディスカスたち |
出荷を待つアドルフォイの大群 |
ネグロ川
雨季には石垣のあたりまで水が来る |
見事なブラックウォーター
対岸までは9キロもある |
ブラジル式焼肉 シュラスコ |
3日目 2005/11/28 月曜日
コリドラスのふるさとへ
ホテルでバイキングスタイルの朝食をとる。パンとハムとチーズがメイン。フルーツがいろいろあってうれしい。
ホテルを7時15分出発。マナウスの市街を出るときに検問所があったが、ノーチェック。検問所は街の出入り口の国道に必ずある。
ジャングルの中のアップダウンの続く一本道をひたすら北上。アマゾンは平坦ではない。ジェットコースーターのような感じ。道路はときどき穴が開いていてそれを避けながら進む。
橋があると、川の名前が看板に書いてある。細い川はイガラッペ○○、大きめの川はリオ××である。川(水)があるところにはヤシの木が生えているので遠くからでもよくわかる。
二時間ほどで最初のポイントに到着。国道沿いの民家の横の小川はコーラやウーロン茶のようなブラックウォーターだが、水そのものは澄んでいてカラシンがたくさん泳いでいる。日本には輸入されていない名もないようなカラシンだ。いわゆる珍カラである。カラシン好きな人にはたまらない光景であろう。
今年は異常渇水でだいぶ減水してしまっているそうで、本来ならばこの場所でコリドラスが見られるという。干上がった砂浜は真っ白で粒の細かいリオネグロサンド。
コリドラスがいるところまでジャングルの川の中を胸までつかって進む。川の中を歩くと、堆積した泥を巻き上げて魚が見えなくなってしまうので、魚を見るときの基本は下流から上流に進む。コリドラスは流れのある川で砂浜状になっているところにいるという。
20分ほど川伝いにジャングルを進んで、シュノーケリングを開始。ついにコリドラスとのファーストコンタクトに成功!薄暗いジャングルの中の、しかもブラックウォーターの中でシルエットだけ見えたので最初はバーゲシィーかと思ったが、メラニスチウスだった。感動。ただ感動。ついにコリドラスのふるさとに来た!
このポイントではコリドラスの数そのものが少なく、また、ジャングルの中で暗くて採集は難しいので別のポイントを求めて移動。
コリドラスを見つけるには、まず橋を見つける。橋を見つけたら車を降りて川を覗く。流れが淀んでいたり、流れが速すぎてもコリはいない。適度に流れていて済んだ水、白い砂浜がある場所。それがコリドラスがいるポイントである。いろいろ川を見ているうちにだんだんコリがいる川かいない川か一目でわかるようになってくる。
コリドラスがいる川を求めて舗装されていない赤土剥き出しの道路をひたすら進んで橋を発見。橋の上から川を覗くとコリドラスがいる!ここにはたくさんいるようだ。水深10センチぐらいの浅瀬にワラワラと群れになって泳いでいる。
ここで初めてのコリドラス採集に成功!メラニスチウスだ。ミニ水槽に入れて観察。コリドラスの採集は手網で追い込んで獲るのは難しく、群れに向けて下の砂ごと掬う感じだとカンタンに獲る事ができる。同じ水系の川だと同じコリドラスしかいないらしい。
カラシンは適当に掬うだけでいくらでも採れるが、とても弱い。ちょっと掬っただけで死んでしまう。相当腹が減っているようで、パンを投げるとワラワラとカラシンが集まってくる。
コリドラスの水中撮影にもようやく成功。コリドラスは自然界でも臆病で、ちょっとでも人影があると、ピューっと逃げてしまう。
川の中は白いリオネグロサンドの上に少々泥が堆積していて落ち葉や流木が点々としている。水草はまったく生えていない。水温は26度であった。深いところでも膝ぐらいであまり深くない。
時折、バスや車が橋の上を通るが、みな怪訝そうな顔でこっちを見ている。そりゃ大の大人が、しかも外人が、川に入って何か獲ってたら、めちゃくちゃ怪しいですもんなぁ。
ランチはヒカルドンさん特製のサンドウィッチ。いっしょに飲むビールもうまい。
その後、コリドラスがいる別の川を探す。国道沿いに水浴び場があった。ここは週末マナウスの人たちが水浴びをしに来るところ。滝があって流れは速く、水はかなり冷たい。
プレコがいるかも。ということで探してみたが、結局カラシンやオタマジャクシしかいなかったが、水浴び場という点では水が冷たくて気持ちよかった。ちょっとした洞窟の見学もオプションでついてきた。
夕方になり、薄暗くなってきて、今日はプレジデントフゲレードの街まで一旦退却。ホテルにチェックイン。ホテルの看板のキャラクターは日本のけろけろけろっぴのパクリだと思った。客はあまりいないようである。基本的にこの街は週末の水浴び客で賑わう街で平日は閑散としているようだ。
夕食は魚料理のレストランへ。客は自分達だけ。店の外には変なオブジェが見える。この街の名物を一まとめにした像らしい。
アマゾンの川魚料理に初挑戦!ツクナレ(アイスポットシクリッド 別名ピーコックバス)の焼いたもの、ピラルクのフライ、タンパキ(コロソマ)のスープをいただく。
どの魚も川魚特有の臭みはまったく感じることはなかった。特にピラルクがうまい。身が詰まっていて魚とは思えない食感。ピラルクはワシントン条約で保護されているのでブラジル国外では味わうことができない。乱獲されて激減してしまったそうで、最近は養殖が行われているそうである。
今夜も腹いっぱいでホテルで爆睡。 |
ジャグルの一本道
検問所が見えてきた |
最初のポイント
干上がってしまっている |
コリとのファーストコンタクトに向けて出発 |
ジャングルの川の中を進む |
水中は茶色一色の世界 |
赤土むき出しの一本道 |
橋の下にコリあり! |
流木・倒木で入り組んでいる川 |
水深10センチほどのところにコリが・・ |
コリの水中撮影に成功!
メラニスチウス |
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初めて自分の手で採集したコリ |
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ツクナレ |
ピラルクのフライ 最高にうまい! |
コロソマのスープ |
ブラジルの朝定食 |
4日目 2005/11/29 火曜日
コリドラスの別種を求めて
まずはホテルで朝食。マナウスのホテルよりは質素だが、パンとチーズとハムのブラジル朝食三点セットとポットに入ったホットコーヒーとホットミルクは欠かせない。フルーツの生ジュースがおいしい。
今日は昨日とは別の川へ。国道から一本折れた舗装されていない赤土の道を行く。この道もアップダウンが激しい。土がむき出しなので雨が降ったら走れないかもしれない。
一時間ほど走って民家の横の川へ。今日は農作物の出荷日らしく、道端にバナナとかイモとか集めていて人がたくさんいる。そこに車を停めてコリ採集を始めたので、わんさか子供が集まってきた。ポルトガル語なのでよくわからないが、「コリドラスはそこにいるよ!」って教えてくれているようである。
昨日メラニスチスを見た川とは、ここは水系が異なり、コリドラスはニューポタロエンシスがうじゃうじゃいる。ほとんどショートだが、ロングノーズもたまに見かける。ロングノーズは「ホワイトソロックス」というインボイスネームで日本に入っているそうである。セミロングもいるらしいが、発見できなかった。他にはロリカリアやモンクホーシャなどのカラシン。
細い川のごく狭い場所にロングもショートもいっしょの群れにいる。この様子を見ていると、ロングとショートは本当に別種なのかと思ってしまう。人間に例えるのであれば、単純に背が高い人と低い人ぐらいの差にしか思えない。ただ、同種であれば、エサが比較的獲りやすそうなロングが生き残り、ショートが淘汰されるハズである。ショートが圧倒的に多いことから、やはり別種になるのだろうか。
ようやく手網で1匹捕獲。ニューポタロエンシスのショートノーズ。捕獲した場所は比較的水深があった場所で、じーっとしていると散っていたコリドラスが戻ってくる。戻ってきたところで網をかぶせて捕獲した。その様子を見ていた子供達が「やっと獲れたよ。この人たち」みたいな感じで去っていった。
手網で取るのは難しいので長い網を使ってコリドラス漁を行う。わたしとyamyamさんで川を堰き止めるように網を張り、ヒカルドンさんが両手に持った棒で上流からコリドラスの群れを集めて下流の網に追い込む。集められたコリの群れが網に集団で入っていくシーンは圧巻。ニューポタロエンシスを17匹捕獲。そのうちロングノーズは2匹。
この川は民家のすぐ横の川で、地元の人はこの川で食器を洗ったり、洗濯をしたりしている。まさに天然の水道である。コリドラスがいる川の条件のひとつとして「民家のそば」というのもあるらしい。自然界はエサが少ないらしく、食器を洗ったりするときに落ちる残飯をエサにするため、コリドラスなどの魚が集まるそうである。
昼ごはんは昨日のレストランで作ってもらったピラルクの唐揚げ弁当。ピラルクは冷えてもおいしい。その横で子供達が裸足でサッカーをしている。小さい子も大きい子も男の子も女の子も。こんな環境で育つのだから、サッカーがうまくなるハズである。この地域の学校は昼から始まるそうで、お昼過ぎに、子供達は着替えてスクールバスに乗って学校へ向かって行った。
同じ川の少し上流に行ってみる。泥が深い部分を超えると砂の浅瀬があった。コリドラスもカラシンもいっぱい!カメラを水中に固定して動画で水中撮影を試みる。これが大成功!カメラをしばらく放置しておくと、散っていた魚達が戻ってくる。カメラの目の前をコリドラスやカラシンが行き交う。アマゾンでの水中撮影はこのスタイルが正解のようである。
心配していた蚊はほとんどいない。もともとブラックウォーターでは蚊がわきにくいそうである。明るいところにいる分にはまず刺されることはない。ハチやアブのような虫が時々ブンブン飛び回っているが、刺されるようなことはなかった。
ロリカリアもたくさんいるので捕獲を試みる。ロリカリアは近寄ってもあまり逃げないので捕まえやすい。網をかぶせるようにすると、すぐ捕獲できた。まるでメゴチのよう。
その後、新たなコリドラスポイントを探す。大きなサンドバンクのある川を発見。これまでで一番コリドラスがいる。ここもニューポタロエンシスのロングとショート。蟹もいた。川の中に座ってじっとしていると自分の周り360度コリドラスがわんさか寄ってくる。いっぱいいるので手づかみで一匹取ることができた。動画の水中撮影にも成功。
さらにポイントを探してジャングルの奥地へ。今まさに開削中の道を発見。道の途中で重機が通せんぼしていて進むことができずに断念。引き返す。この道が完成したら新種のコリが見つかるかも知れない。アマゾンの開発と新種の発見とは裏腹なのである。
別の道を進む。道の横に川があり、車を停めると、子供が川遊びをしている。外人の自分達にびっくりしたのか目が点になって微動だにしない。
さらに進むと橋があり、車を降りて見に行くと、おばちゃんが橋の下で水浴びしていた。危ない。危ない。こっちもびっくりしたが、向こうはもっとびっくりしたであろう。幸い?服を着てくれていて良かった。そこにはコリドラスはいなかった。
その後数箇所、コリドラスがいそうなポイントを探すが、結局新たなポイントは見つからず、この土地の観光スポットの滝を見学しに行く。何段も滝がある。日本で言うと日光の竜頭の滝のような感じ。ブラックウォーターの怒涛は大迫力。
夕方、ホテルに戻り、近所のスーパーに飲み物を買いに行く。街で買い物は初めて。ポルトガル語の数字がよくわからない。大きめの札を渡しておつりをもらう。
夕食は昨日魚を食べたので、今日は別のものにしようという話になる。ホテルの人のオススメのレストランへ行ってみたが、イマイチやる気がないみたいなので別の店へ。
別の店もやる気なし。「あらら〜客来ちゃったよ。どうしよう〜」みたいな感じでバタバタしている。奥のテーブルで宿題やっていた店の子供に、わたしたちが飲む分のビールを買いに行かせたりしている。
ブラジルでは商売っ気がない店が多いそうで、テレビでサッカー中継でも始まったら最後。試合が終わるまで何にもしてくれないそうである。
雷がゴロゴロ鳴り、ピカピカ光って、夕立が降ってきた。
今日は魚の在庫がない。とのことで肉を食べる。ステーキや干し肉を戻して焼いたものなど。ビーフジャーキーみたいな味がした。
ホテルに戻って爆睡。
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民家の横の川 |
透き通ったブラックウォーター |
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子供達が集まってきた |
コリドラス漁を体験 |
棒でコリドラスの群れを集める |
ロングノーズニューポタロエンシス
(ホワイトソロックス) |
左ロングノーズ 右ショートノーズ |
いっばい獲れました |
ピラルクの唐揚弁当 |
水中のロリカリア |
ロリカリアの捕獲に成功 |
ニューポタロがいっぱいいたポイント |
ブラックウォーターの怒涛 |
晩御飯 |
5日目 2005/11/30 水曜日
マナウスへ
昨日と同じくホテルで朝食。客は自分達だけしかいなくなったらしく、昨日より料理が少ない。
ホテルを出て、まずは洞窟へ向かう。ガソリンスタンドで給油。ブラジルのガソリンスタンドにはガソリン、軽油の他にアルコールがある。アルコール仕様のエンジンの車やガソリン・アルコール併用の車がブラジルにはある。アルコールは安いので人気があるらしい。
洞窟の入り口に着くと、地元のおじさんが声をかけてきた。「人体に有害な菌が発見されて、数日前から洞窟は閉鎖されているよ。」とのことで断念。残念だ。
今日は腹の調子が悪い。全員悪いようだ。昨日の夕食が原因か?だいぶ疲れもたまってきた感じ。結果的には腹が痛くなったのは全期間を通じてこの日一日だけであった。
ジャングルの中のマナウスまでの国道を引き返す。途中、道路に牛がうじゃうじゃいる。どこかの牧場から脱走してきたらしい。牛がパニックになると車に突っ込んできて、ボディが凹んでしまうこともあるらしいからあなどれない。
マナウスに戻ってヒカルドンさんの事務所へ。発送した熱帯魚が戻ってきてしまったそうで忙しそう。こういうことはよくあるらしく、熱帯魚業界の大変さを垣間見ることができた。熱帯魚が我々の水槽の中に入るまでたくさんの人の血と汗と努力が降り注がれているのである。
マナウス市内を車でグルグル回り、昼食はポルキロというブラジルで流行のバイキング。最後に皿の重さを量って清算するスタイル。肉を取っても野菜を取っても値段はいっしょ。ここは人気店らしくお客さんでいっぱい。肉がおいしい。
熱帯魚屋も何軒かあるということなので3軒ほど行ってみる。「アマゾンなのに熱帯魚なんてわざわざ買う人いるのかなぁ?」と最初は思ったが、よくよく考えれば日本でもタナゴやフナなどの淡水魚はファンも多いし、ショップで売っていて結構売れている。それと同じか・・
2件目のショップは「プロショップ」とのこと。水漏れしてしまったK2のガラスの水槽も直してもらったりしているらしい。
売られている魚は東南アジアからの輸入モノが多い。ベタと金魚が人気があるそうだ。
コリドラスもいたが、お掃除屋さんとして売っているとのこと。ほとんどシュワルツィ。なんでシュワルツィなのかと思ったら「これが一番安いコリドラス。」とのこと。
白コリもいたのにはびっくり。白コリも東南アジアから輸入しているらしい。
水槽などの器具類はかなり高い。日本よりも高い。ここでは熱帯魚の飼育はそれなりの地位の人の趣味なのであろう。
今日のマナウス市内は土砂降り。ショッピングセンターに行くと、平日にもかかわらずどんどん人がやってくる。みな雨宿りか?
いろんな種類のお土産屋が集まったショッピングセンターのような場所に連れて行ってもらう。おみやげ屋も昨日のレストラン同様あまりやる気を感じない。東南アジアのお土産屋のようにずっと付きまとわれるのもうっとうしいが、ほとんど相手にされないのに逆にさびしい。ホンモノのピラニアを乾燥させてできたおみやげを買う。
夕食はマナウス最後の夜ということでサヨナラパーティ。初日休みだった魚屋へ。このお店は地元でも評判が高いらしく客足が絶えない。週末は行列もできるそうである。
イワシのような小さな魚の唐揚、淡水イシモチの唐揚、ピラルクの一口フライ、コロソマの頭のスープを食べる。どれもおいしい。うまい魚を食っているときはホント幸せである。特にコロソマの頭はトロっとしていてめちゃくちゃおいしい。マグロのカブト焼きとか好きな人はきっとハマる味である。yamyamさんは魚の頭が苦手らしい。
その後はバーで一杯。深夜にホテルに戻って爆睡。
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宿泊したホテルの看板
このキャラクターは・・・ |
洞窟の入り口 |
アマゾンのレンガ
インペの繁殖用にいかがでしょう? |
マナウスの熱帯魚屋その1 |
マナウスの熱帯魚屋その2 |
店内 東南アジアの魚中心 |
ブラジルで人気の高い金魚 |
ブラジルでもお掃除屋さん扱いのコリ |
ピラルクーの一口フライ |
イワシのような魚の唐揚with豆ご飯 |
淡水イシモチの唐揚 |
コロソマの巨大カブト煮 |
料理ばかり撮ってないでオレも撮ってくれよ。
とやってきたウェイターのあんちゃん |
マナウス港 |
6日目 2005/12/1 木曜日
マナウスからサンタレンへ
今日からいよいよ12月である。マナウスの街ではクリスマスの飾りをしたりしているが、暑いのでクリスマスが迫っている実感がぜんぜんない。
ホテルで朝食のあと、マナウス港をまず見学。アマゾン各地に向かう船がたくさん停泊していて荷物を積んだり下ろしたりしている。基本的には人力。2リットルのジュースを36本頭に載せて運んでいる。すごい。
アマゾン各地で採集された熱帯魚も、まずここの港に届くという。漁師がアポ無しで船で運んできて「今マナウスについたから取りに来い。」とか平気でシッパーにコレクトコールで電話して来るというから驚きである。
ネグロ川の水はだいぶひいている。雨季には今の状態から10メートル近く上昇するらしい。この川幅と長さの川の水位がそれだけ上昇するとは、ものすごい量の水が増えるわけである。
ここはむかし、aquajapan.comという熱帯魚のサイトで水位の変動の定点観測をしていたところである。毎日みるみる水が増えたり減っていったりする川の様子に当時を驚いていたが、まさかその場所にホントに来れるとは夢にも思っていなかった。
港のすぐそばのマナウスの市場へ。どこの国に行っても市場に行くのが一番楽しい。その国の経済状態が良くわかるのが市場である。市場にあまり食べ物がない国は経済状態もあまりよくないことが多い。
市場に入ると、とても活気があり、川魚がメインに扱われている。肉よりも魚が多い。ピラルク、シルバーアロワナ、コロソマ、プレコ、いろんな種類のナマズが山積みされている。食べやすいように細かく切れ目を入れたりしてキレイにおろしてくれている。
ここは観光客も良く来るところなので魚屋さんにカメラを向けると、ポーズを取ったりしてくれる。
それにしても、全体的にピラルクの数がすごい。どこの魚屋さんにも必ずピラルクがいる。ブラジル全体で毎日いったい何百匹、何千匹、何万匹食べられているのだろう。そりゃ乱獲されて数も減るよな〜と思う。3メーターを越える最大級のピラルクーは今はほとんど見られないという。
魚市場の隣はフルーツ市場。巨大なスイカやバナナ、マンゴーが山積みされている。今はフルーツの時期ではないとのことで、それ以外のフルーツはあまり見ることができなかった。
市場の周りは何でも売っている。ペットショップもあって鳥とか犬とか売っている。特に小鳥を飼うのが流行らしい。釣具屋で明日から使う釣り針やおもりを購入。でっかい釣り針だ。
ここでブラジル独特の買い物スタイルに戸惑う。まず「店員にこれください。」と言うと伝票を書いてくれる。その伝票をもらって会計へ行く。会計で支払いを済ませ、領収書のついた伝票をもらって、最初の店員のところに戻って伝票を見せるとようやく商品をもらえる。というやたら面倒なシステムだ。ブラジルでは一部の信用できる店員だけに店のお金の出し入れを任せるのでこういうシステムになるらしい。
マナウスの空港へ。アマゾン旅行出発前、当初の予定ではマナウスから船で2日かけてアマゾン川を下ってサンタレンへyamyamさんと二人きりで移動する予定だったが、言葉の問題や、時間短縮も兼ねて飛行機で移動することになった。
空港に着いたが、ちょっと時間が早いのでビールを飲んで時間を潰す。空港の売店もまったくやる気無し。
搭乗時間が迫り、搭乗カウンターへ。マナウスの空港だけ特殊で、チェックインしてしまうと、外に出にくくなる。税金がかからないフリーポート。ということで、ブラジル国内にありながら、外国チックな扱いらしい。
搭乗カウンターの入り口でヒカルドンさんと握手をして分かれる。ホント、ヒカルドンさんには何から何までお世話になった。感謝の気持ちでいっぱい。
タム航空にチェックイン。ここでは英語が通じた。サンタレン行きはまだ時間が早いためかほとんど待たずにチェックインできた。23キロまでと国際線より荷物の許容量が小さいが、特に指摘はされなかった。セキュリティチェックは特に問題なし。
待合室にインターネットコーナーがあったので、30分5レアル払ってネットにアクセス。日本語のフォントをインストールしようとしたら、「CD-ROMが必要」と表示されて断念。結局日本語を読むことはできず、英語で自分の掲示板に書き込む。なぜかポルトガル語のキーボードには「‘’」というのがあって「'」が入れたくて使ってみたら、おかしな英文になってしまった。
マナウスの空港ではポルトガル語と英語でアナウンスが行われる。英語はゆっくりと話してくれる自動音声?なのでわかりやすい。
13時のタム航空の便でサンタレンへ。機内に入ると、煙?が充満しててびっくり。エアコンの吹き出し口からモクモクと出ている。煙の正体は水蒸気で外がやたら暑いせいで、機内が涼しいため、こういう現象が起きるらしい。
タム航空の機体はエアバスの新しいものでなかなか快適。通路を挟んで3列ずつ。今日は多少空いているらしく、窓側にyamyamさん、真ん中の席を空けて通路にわたし。という配列にしてくれた。
この便はマナウス発、サンタレン・ベレン経由サンルイス行きらしい。
離陸すると一応簡単な機内食が出る。チーズサンド。これって離陸するたびに出されるのだろうか?サンルイスまで行く人は四回これを食べさせられるのだろうか?
あっと言う間の一時間ほどでサンタレン空港に到着。日本からもこれぐらいで着けばいいのになぁ。と思う。飛行機の前後に階段が着けられ、歩いてターミナルに向かう。サンタレンは小さな空港である。
たくさんの出迎えの人たちの中に手を振っている日本人らしき姿があったので手を振りかえす。今日からお世話になるThe Amazon Touchのセルジオさんである。セルジオさんは日系人で日本語がとても上手。
マナウスでのチェックインが早かったせいか、結局荷物が出てきたのは最後だった。
タクシーでサンタレンの街中のホテルへ。サンタレンはこじんまりした港町。港に近づくほど栄えてくる。
予定ではすぐ船に乗ることになっていたが、安全面から今夜はホテルに宿泊するとのこと。ホテルの名前はブラジルグランドホテル。ちょっと名前負けしている感はあるが、なかなか落ち着いたホテルである。
ホテルに荷物を置いて、歩いて5分ほどのタパジョス川を見学に行く。サンタレンはマナウス、ベレンに続くアマゾン川の第3の港町なので、ここにも船がたくさん停泊している。マナウスから船だと二日、ベレンからだと四日かかるという。港のすぐ置きで釣りや投網で漁をしている。ナマズが採れるそうである。
ここはタパジョス川とアマゾン川の合流地点。アマゾン川は黄土色の泥水だが、タパジョス川は青い川と言われ、白っぽい水で水の色が違う。水の色が違う部分が見ていてわかる。
川の向こうに見えるのは対岸ではなく、アマゾン川の中洲。以前はなかったが、数年前に突然できたらしい。アマゾン川は生きているのである。その中洲の向こう側にも川があり、さらにその先にも中洲がある。それが幾重にも重なっている。とんでもないスケールだ。
川畔のレストランでビールを飲む。吹き抜ける風が心地良い。夕涼みに来ている人も多い。
夕食はホテルのレストランで食べる。ステーキ、玉子のフライ、サラダ。
疲れていたので今夜は早めに寝る。
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今立っている所は雨季には川底
増水すると、階段上部まで水が来る |
2リットル×36本=72キロ以上を一度に運ぶ |
右からピラルクー、ツクナレ・・・ |
ピラルクーの頭と身
身は見るからにおいしそう |
干しピラルクーロール巻き |
ナマズ各種 |
でっかいツクナレ |
プレコももちろん食べます |
無残に切り刻まれたシルバーアロワナ
身は淡白であまりおいしくないらしい |
巨大スイカがゴロゴロと・・・ |
バナナも山積み |
子犬 食用ではありません。(たぶん) |
機内食 チーズサンド |
サンタレンに到着 |
タパジョス川 サンタンレンの港 |
向うに見えるのは対岸ではなく中洲 |
7日目以降はこちら
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文責:おしけん
写真著作権:K2ヒカルドン,WBSABBYセルジオ,yamyam,おしけん
協力:The Amazon Touch,K2,WBSABBY