LiQingzhao liqingzhao李清照
上詩趙挺之
炙手可熱心可寒。
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詩を趙挺之に上
(たてまつ)
る
手を炙らば 熱す可
(べ)
きも 心は寒かる可
(べ)
し。
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◎私感訳註:
※上詩趙挺之:李C照が趙明誠との結婚一年後の崇寧元年一九歳の時、学者で高級官僚であった父親李格非が、政争に巻き込まれ、失脚・没落する。それを救ってもらおうと、高級官僚である舅の趙挺之に上詩したものの断句の一である。
※炙手:手をあぶる(暖を取る)。
※可熱:あたためられるが。 ・可:可能を表す。……ことができる。次の「可寒」の「可」とは、意味が違う。
※心可寒:心は寒々としている。 ・可:逆説を表す。しかし。逆に。 強調を表す。まったく。ほんとうに。
※炙手可熱心可寒:手をあぶれば、あたためられるが、心は寒々としたままである。
◎ 構成について
この二断句の平仄は、次の通り。平仄よりも訴えたいことが優先している。
●●●●○●○。
2002.2. 5完
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