Huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye




五言詩
  
 
大事不討論

            一九七三年七月

大事不討論,
小事天天送。
此調不改正,
勢必出修正。




毛主席在天安門楼上接見百万群衆
******

五言詩
      
大事不討論

大事は  討論せずして,
小事は  天天((ひび)) 送らる。
()調(てう)  改正せざれば,
(せい) 必ずや  「修正」を()ださん。




私感注釈

※五言詩:これは正格の近体詩・絶句ではない。詳しくは「構成について」を参照。この詩は公表されている毛沢東の詩詞の内でも、最も晩期に属するものの一。言葉は現代語が使われ、格律も気にせずに、気楽に作った、または口から出てきた、というようなものではなかろうか。この作品は文革期に出版された『毛主席詩詞三十七首』の系統にはない。『毛沢東詩詞百首訳注』等八十、九十年代のものにしかない。

※一九七三年七月:文革の中盤以降の作品である。後に四人組と言われる王張江姚のメンバーが選出され、林彪が消え、周恩来が批判され出す時期に当たる。情勢は複雑であった。

※大事不討論:本当に重要な事柄は、真剣に討論をしない(で、おざなりにして、お茶を濁している)。 ・大事:大きな事柄。大問題。大事件。当時、よく「国家大事」と言い、ここでも「国全体に関わる大問題」の意味。国事。 ・不:(現代語)…でない。…しない。…する気がない。…しようとしない。動作、意志の否定。 ・討論:討論する。動詞。ここでは、と言う意味になる。

※小事天天送:つまらないことは、日々(報告が)送り届けられる。 ・小事:小さなこと。つまらないこと。 ・天天:毎日。日々。 ・送:(報告が)送り届けられる。

※此調不改正:この調子を改めないのならば。 ・此調:この調子。また、このメロディー。ここでは、「政治姿勢」という意味になる。

※勢必出修正:なりゆきとして、必ずや修正主義を出すに違いない。 ・勢:いきおい。なりゆき。形勢。動向。 ・必:かならずや。 ・出:出現させる。 ・修正:修正主義のこと。本来のマルクス主義に対して、「修正を加えた亜流」といった蔑んだ語感で使われている。国際的には毛沢東と対立したソ連を、国内的には劉少奇やケ小平らが「修正主義者」と批判された。
                   ***********






◎ 構成について:

  五言詩。五言の自由詩とも謂える。二十字 去声韻。韻式とはいいにくいが、この作品は「a? aaa」となっている。韻脚は「論送正正」のはず。「論〔lun4〕(lun)」は「送song 正zheng 正zheng」で、「論」は「−n」「送正正」は「−ng」で、全く違うが、毛沢東の故郷、湖南省の湘方言では、「論」も「送正正」も「−n」韻になる。
●●●●●,(湘方言韻?)
●●○○●(a仄韻)。
●◎●●●(a仄韻),
●●●○●(a仄韻)
2001. 1. 1
      1. 2
      1.11完
      6.11補
2013. 3. 6



xiaye次の詩へ
shangye前の詩へ
Maozhuxi shici毛主席詩詞メニューへ
      **********
shichao zhaopian《天安門詩抄》写真集
shici gaishuo詩詞概説
唐詩格律 之一
宋詞格律
詞牌・詞譜
詞韻
唐詩格律 之一
詩韻
詩詞民族呼称集
shichao shou ye天安門革命詩抄
Qiu Jin ci秋瑾詩詞
碧血の詩編
李U詞
Xin Qiji ci辛棄疾詞
李清照詞
Huajianji花間集
zhuozuo碇豊長自作詩詞
shangye漢訳和歌
cankao shumu(Mao zhuxi shici)参考文献(毛沢東詩詞)
cankao shumu(Mao zhuxi)参考文献(毛主席と文化大革命)
cankao shumu(wenge)参考文献(文革期以降の文芸)
参考文献(詩詞格律)
cankao shumu(wenge)参考文献(宋詞)
本ホームページの構成・他
Riyu:zhiciわたしのおもい
guanhougan
メール
hui shouye
トップ
huanyng xinshang Ding Fengzhang de zhuye