廣州西樵山蒼頡祠
明 海瑞
幹國家事,
讀聖賢書。
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廣州 西樵山 蒼頡の祠
國家の事を 幹
(な)
し,
聖賢の書を 讀む。
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◎ 私感訳註:
※廣州西樵山蒼頡祠:廣州の西樵山にある蒼頡の祠(ほこら)にて。蒼頡を思いを馳せたと同時に自己の志を述べたもの。 ・廣州西樵山:現・広東省南海市西樵山。 ・蒼頡祠:蒼頡(さうけつ、さうきつ;cang1jie2)を祀ったほこら。蒼頡は黄帝の臣下で鳥の脚跡を見て、漢字を制定したと謂われる。倉頡とも書く。
※海瑞:明代のC官、忠臣。(1514年〜1587年)字は汝賢、應麟。号は剛峰。広東瓊山の人。なお、海瑞を描いた『海瑞罷官』は、文革の端緒の一となったことは有名。
※幹國家事;国家の事業をして。 ・幹:する。なす。現代語でもよく使う。「幹事」、「幹部」の「幹」。 ・事:事柄。事。事業。仕事。日本語の「こと」よりも具体的な物を指す感じがある。「幹國家事」は、「幹・國家事」で、「幹事(事を なす)」の語の「幹・事」の間に「「國家」が入り、「事」にかかっていき、「幹・(國家の)事」⇒「幹國家事」となった。
※讀:よむ。勉強する。読んで勉強する。日本語の「よむ」よりも「勉強する」の意が強い。
※聖賢書:聖人と賢人の著した書。『論語』『孟子』…などの四書五経を指す。
◎ 構成について
聯。次の平仄はこの作品のもの。
● ●○ ●,
● ●○ ○
。
2003.2.25
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