門下省侍中
日向高峰敷島西, 使君捧出棒棒鷄。 尚書稷契居雲上, 敢退貢禽何須批。 |
日向の ******************************** |
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是日,日州土酋朝公門捧貢禽,侍中拒之不接。謂身属尚書,何足以收。 県知事が中央省庁の大官に対して、県特産の土産を贈呈しようとしたが、公務員なのでと受け取りを拒否されり…、とした経緯を詠った。あれはパフォーマンスでないことを願う。 |
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・門下省: | 漢代の役所の名。詔勅の審議などをする。その長官を侍中という。 |
・敷島: | 日本のこと。ここでは「扶桑」、「大倭」、「大和」、「八洲」、「大八洲」、「神州」、「秋津島」のどれも、平仄が合わない。「日本」か「敷島」しか無かった。「日本」の語を使うと「…日本西」という表現では、外国を謂うような感じであり、天孫が降臨した奇しふる地を表現するのに不適切だと思った。 |
・使君: | 太守。知事。 |
・尚書: | 高級官僚。 |
・稷・契: | 堯舜に仕えた二人の名臣で、稷は農業をつかさどり、契は教育をつかさどった。 |
平成十九年三月十五日 |
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