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胡沙 |
蔡琰長歎十八拍, 至今切切使人憂。 誰嘯靑山易水賦, 武王爲贖返神州。 |
胡沙 今に至るも 切切 人をして ***************** |
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・胡沙:シリアなどの西方の砂漠に巻き起こる砂煙。 ・蔡琰:後漢末~三国・魏にかけての詩人。匈奴に拉致されて、匈奴王の側室となる。後に、魏・曹操が匈奴に金や玉で贖(あがな)って帰国させた。字は文姫。『胡笳十八拍』 ![]() ![]() ![]() ・十八拍:前出・蔡琰の詩・『胡笳十八拍』 ![]() ・靑山:墓所。墓所とすべき青い山。『靑山賦』幕末・釈月性の『將東遊題壁』「男兒立志出郷關,學若無成不復還。埋骨何期墳墓地,人間到處有靑山。」 ![]() ![]() ・易水:河北省を流れる川。太行山脈北部の五廻嶺に源を発し、大清河に合流する流れで、燕の国境を流れた。ここでは、燕の壮士・荊軻の『易水歌』「風蕭蕭兮易水寒,壯士一去兮不復還。」 ![]() ![]() ・神州:中国の美称。また、日本の美称。ここでは、前者の意。 ・武王:曹操のこと。また、一国の政治指導者。 ・贖:あがなう。質を受け出す。現代風に言うと300000000円支払う。 |
平成三十年十月二十四日 |
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