壺中櫻花
衝天應化雲,
紅涙更紛紛。
剪得兩三朶,
壺中天下春。
天を
衝
(
つ
)
きて
應
(
まさ
)
に雲と
化
(
くゎ
)
すべく,
紅涙
(
こうるゐ
)
更に
紛紛
(
ふんぷん
)
たり。
剪
(
き
)
り
得
(
え
)
たり
兩三
(
りゃうさん
)
の
朶
(
えだ
)
,
壺中
(
こちゅう
)
天下の春。
*************
活け花教室の「桜の花」を見て。
雲と咲き誇り、また、雨の如く、涙の如くに散っていく桜。今日、幾枝かを切って、我が家の花器に活け、天下の春を我がものとした。
そういう詩。
平成二十六年三月十九日
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