Huanying xinshang Ding Fengzhang de wangye

                            


青青校樹
 



青青校樹,烈烈朝陽,宗邦桑梓重光,
海陸天空,到處開放,男兒志在四方。
民主共和,自由平等,任憑農工兵商,
去去建樹,前行後繼,提攜同上康莊。



青青校樹(あさゆふ)烈烈朝陽(なれにし)宗邦桑梓重光(まなびのまど)
海陸天空(ほたるの)到處開放(ともしび)男兒志在四方(つむしらゆき)
民主共和(わするる)自由平等(まぞなき)任憑農工兵商(ゆくとしつき)
去去建樹(いまこそ)前行後繼(わかれめ)提攜同上康莊(いざさら ば)





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青青たる校樹((あふげばたふとし))

青青たる校樹に,
烈烈(れつれつ)たる朝陽,
宗邦 桑梓(さう し )を (かさ)ねて(かがや)かす,
海 陸 天空(てんくう)
(いた)(ところ) 開き放つ,
男兒 (こころざし)は 四方に()り。
民主(みんしゅ) 共和,
自由( じ いう) 平等,
農工兵商を任憑((まか))せん,
()()きて 建樹((うちた))て,
(まへ) ()かば (うし)()ぎて,
提攜(ていけい)し (とも)に 康莊(かうさう)(のぼ)らん。


                     ****************




◎ 私感註釈

※青青校樹:青々と茂った学校の木。 *日本の文部省唱歌『仰げば尊し』(明治十七年(1884年)発表の文部省唱歌で、卒業式で広く歌われている歌)。この詞は台湾で唱われているもの。日本語の一音節に漢字一字(=一語)を充てたもので、日本語の定型詩「四四六調」に合わせ、同時に、押韻や平仄の配列は、伝統的な形をとっている。この詩は、その三番。

※青青校樹:青々とした学校の木に。 ・青青:青々と。青々として。『古詩十九首』之二に「青青河畔草,鬱鬱園中柳。盈盈樓上女,皎皎當窗牖。娥娥紅粉妝,纖纖出素手。昔爲倡家女,今爲蕩子婦。蕩子行不歸,空牀難獨守。」とあり、中唐・劉長卿の『送李判官之潤州行營』「萬里辭家事鼓鼙,金陵驛路楚雲西。江春不肯留行客,艸色送馬蹄。」とある。 ・校樹:学校にある木の意。

※烈烈朝陽:激しくさかんな朝日で。 ・烈烈:〔れつれつ;lie4lie4●●〕物事のさかんなさま。高大なさま。激しいさま。 ・朝陽:朝日。日の出。

※宗邦桑梓重光:祖国や郷里は、再び光明を見る。 ・宗邦:祖国。ふるさと。 ・桑梓:桑(くわ)や梓(あずさ)。「桑梓地」(郷里。故郷の意)。昔、自宅の周りに父祖が子孫のために桑(くわ)や梓(あずさ)を植えたことに起因した呼び方。漢魏・蔡文姫『胡笳十八拍』(の第十一拍)に 「我非食生而惡死,不能捐身兮心有以。生仍冀得兮歸
桑梓,死當埋骨兮長已矣。日居月諸兮在戎壘,胡人寵我兮有二子。鞠之育之兮不羞恥,愍之念之兮生長邊鄙。十有一拍兮因茲起,哀響纏綿兮徹心髓。」とあり、現代・毛沢東に『留呈父親』一九一〇年に「孩兒立志出郷關,學不成名誓不還;埋骨何須桑梓,人間無處不山。」とある。 ・重光:〔ちょうくゎうchong2guang1○○〕再び光明を見る。再興する。前後相継いで徳を輝かす。

※海陸天空:海や陸や空の。

※到処開放:いたるところが解き放たれ。 ・到処:いたるところ。方々。 ・開放:(花が)咲く。また、解く。解除する。

※男児志在四方:男たるもの、遠大な志(こころざし)を抱(いだ)く。(それは…)。 ・志在四方:遠大な志(こころざし)を抱(いだ)く。「志在千里」ともいう。

※民主共和:(政治的に)民主主義に、共和制。 ・民主:民主主義のこと。人民が権力を所有するとともに、権力をみずから行使する政治形態。 ・共和:共和制のこと。人民が統治上の最高決定権を持つ政体。

※自由平等:(社会的に)自由で平等。 ・自由:自由主義のこと。個人の権利や自由を基本とし、社会のあらゆる領域における個人の自由な活動を重んずる思想的立場。 ・平等:全ての者は平等であるとして、差別を認めない立場国民としては、全ての国民が法の下に平等に取り扱われ、人種・信条・性別・社会的身分などによって差別されない権利。

※任憑農工兵商:農業・工業・軍事・商業のどの方面でも自由に任せる。 ・任憑:〔にんひょう;ren4ping2●○〕…に任せる。…の自由にさせる。…次第である。 ・農工兵商:農業・工業/物を作る・軍事・商業。

※去去建樹:去って行って、もっと去っていって手柄をうちたてて。 ・去去:去って行って、もっと去っていって。動作が重複して行われるさま。言葉のリズム感と同時に別離のさまの強調でもある。それらが複合して使われている。現代語の用法(動詞AA型:「ちょっと行く」の意)とは異なる。前漢・蘇子卿の『詩四首』其三に「結髮爲夫妻,恩愛兩不疑。歡娯在今夕,嬿婉及良時。征夫懷往路,起視夜何其。參辰皆已沒,
去去從此辭。行役在戰場,相見未有期。握手一長歎,涙爲生別滋。努力愛春華,莫忘歡樂時。生當復來歸,死當長相思。」とあり、『古詩十九首』の一の「行行重行行,與君生別離。相去萬餘里,各在天一涯。道路阻且長,會面安可知。胡馬依北風,越鳥巣南枝。」とあり、東晋・陶潜の『雜詩十二首』其七に「日月不肯遲,四時相催迫。寒風拂枯條,落葉掩長陌。弱質與運穨,玄鬢早已白。素標插人頭,前途漸就窄。家爲逆旅舍,我如當去客。去去欲何之,南山有舊宅。去去欲何之,南山有舊宅。」とある。 ・建樹:手柄をたてる。功績をあげる。また、建設する。ここは、前者の意。

※前行後継:前の者が進めば、後の者もこれに続いて進み。 ・前訃後継:前の者が進めば、後の者もこれに続いて進む。=「前赴后継」。現代・毛沢東は「前赴後継」と使う。『毛主席語録』75ページ「七 敢於闘爭,敢於勝利」に「全世界人民團結起來,打敗美國侵略者及其一切走狗!全世界人民要有勇氣。敢於戰鬥。不怕困難,
前赴後繼那末,全世界就一定是人民的。一切魔鬼通通都會被消滅。」とある。

※提携同上康荘:手を取りあって、ともに輝かしい未来へ旅立とう。 ・提携:助ける。手を取って歩く。 ・同:ともに。いっしょに。 ・上(路/道(/康荘)):旅に出る。旅立つ。 ・康荘:〔かうさう;kang1zhuang1○○〕大通り。大路。=康衢。「康」は五方、「荘」は六方に通じる道。ここでは、「康庄大道」(明るい前途、輝かしい未来)をいう。


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◎ 構成について

韻式は、「AAAA」。韻脚は「光方商荘」で、平水韻下平七陽。この作品の平仄は、次の通り。
(青字部分も韻脚と見るのか?)

○○●●,●●○
,○○○●○,(韻)
●●○○,●●○
,○○●●●。(韻)
○●●○,●○○●,●○○○○
,(韻)
●●●●,○○●●,○○○●○
。(韻)
2013.9.15
     9.16



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