Huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye



          



          相信未來
其二
                                郭路生


當我的紫葡萄化爲深秋的露水
當我的鮮花依在別人的情懷
我依然固執地用凝霜的枯藤
在淒涼的大地上寫下:相信未來


 
******


                  未来を信じて
              
その二

わたしの紫色をしたブドウが 晩秋の露と化した時
わたしの麗しい花が 他の人の思いに 寄りかかっていった時
わたしは依然として霜の凍り附いた 枯れた木ぎれで
もの寂しい大地の上に書き綴った: 未来を信じよう と

      **********

◎ 私感註釈:

※この作品は一九六八年に作られた。全七章になっており、これはその第二章である。この章は、形式的には第一章の繰り返しとなっている。
※當:…の時。…に当たって。
※我的:わたしの
※紫葡萄:紫のブドウ。
※化爲:…に変わる。…に変える。
※深秋:晩秋。秋の終わり。
※露水:つゆ。“一個人一個露水珠兒”と、「運命」を匂わすことばでもある。「わたしの紫のブドウ(の房)が晩秋の(運命の)露となった時。」自分が世話をしたブドウが実ったときの感懐である。ブドウの房の垂れ下がる様子から思ったのか、ブドウに露が附いたのか、葡萄酒になったのか、心の涙なのか……様々に考えられる。
※鮮花:花。生花。美女、女性を暗示する語でもある。ここでは、作者の恋人を暗示していよう。
※依:寄り添う。しがみつく。人間を詠んでいる情景は前者、植物の形容では後者。
※在:…に。
※別人:ほかの人。他人。
※情懷:心情。心持ち。気持ち。
※依然:依然として。
※固執(地):固執して。かたくなに。強情に。“…地”は副詞的な働きを表す。
※用:…で。
※凝霜(的):霜が凍り附いた。霜状氷雪が凍り附いた。
※枯藤:枯れた(蔓性植物の)ツル。フジの樹とは限らない。
※在…に
※淒涼(的):もの寂しい。味気ない。惨めな。
※大地(上):大地の上に。
※寫下:書き続ける。書き綴る。“寫下來”書いた結果書いた物が手許に残っている状態をいう。蛇足だが、“寫下”は、「書き続ける」という感じで、“寫上”は、「書く」。その不能を表す表現は以下の如くで、“寫不下(來)”は、「(紙に余白が無くなって)書き続けられない。」で、“寫不上(來)”は「(ガラスの上に文字は)書けない、(文字を知らないので)書けない」となる。
※相信:信じる。
※未來:将来。未来。



◎ 構成について:

  自由詩。各章は四句から構成されており、この章も第一章同様、第一二四句と押韻している。平仄は考えていない。節奏は古詩と大きく異なる。詞に似ている。韻脚は「水懷來」。平韻仄韻が混じっているので何とも云いにくい。−¢i韻のようなものか。この作品の平仄は次の通り。


○●●●○○●○○○●●●(韻)
○●●○○○○●●●●○○(韻)
●○○●●●○○○○●●○
●○○●●●●●●:○●●○(韻)

2002.10.11
     10.12完
     10.17補



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