bailetian baijuyi dingfengchang dingfengzhang shicishijie
城西門前堆, 年年波浪不能摧。 懊惱人心不如石, 少時東去復西來。 |
城西門前の 堆,
年年の 波浪 摧く能(あた)はず。
人心を 懊惱さすは 石に 如(しか)ず,
少時は 東去し 復(ま)た 西來す。
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◎私感註釈
※竹枝:民謡。
※城西門前:奉節城の西門を指している。
※堆:(えんよたい;yan4yu4dui1)瞿塘峡の入り口にある巨石の名。付近は水流が急で長江の難所とされた。現在は、爆破されて取り除かれ、無くなった。
※城西門前堆:奉節城の西門前の堆は。
※年年:毎年の。
※波浪:なみ。小波や大波。
※不能摧:突きくだくことができない。
※年年波浪不能摧:毎年の波では突きくだくことができない。
※懊惱:悩ませる。
※人心:人の心。
※不如石:石に及ばない。石にしかず ・不如:…に及ばない…にしかず。
※懊惱人心不如石:人の心を悩ませる(程度は)、石に及ばない。人の心を悩ませることは、あの不動の岩に及びもつかない。「我心匪石,不可轉也。我心匪席,不可卷也。」の逆だ、と訴えている。
※少時:若いとき。小時とは異なる。
※東去:東へ行き。
※復:また。
※西來:西から来る。東去復西來で、あっちへ行ったりこっちへ来たりする。
※少時東去復西來:若いときは、あっちへ行ったりこっちへ来たりする。移り気を云っている。
◎ 構成について
平韻一韻到底。 韻式は「AAA」。韻脚「堆摧來」は平水韻上平十灰。次の詞調はこの作品のもの。
○○○○●●○,(韻)
○○○●●○○。(韻)
●●○○●○●,
●○○●●○○。(韻)
2002.3.7完 |
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