Nゲージ蒸気機関車>2008年のメモ>2008.12.29(2008年の蒸機)
2008年の1年間に発売された9mmゲージ蒸気機関車を、それぞれのページから寄せ集めてみました。
今年はとにかく明けても暮れてもC62ばっかり…という感じでした。各社からドカドカ発売され、ついに10種。しかし、D51も3社から11種も発売されており、とにかく固め打ちが目立ちました。
2月はいきなりC62の4連発でした。
● C62 2 函館本線・小樽築港機関区・改良品 マイクロエース
● C62 3 函館本線・小樽築港機関区・改良品 マイクロエース
● C62 15 急行「ニセコ」最終牽引機 マイクロエース
ライトなど部分的なパーツを変更して再生産した製品です。最も望まれる車体プロポーションの改良があったわけではありませんが、それはお約束みたいになっています。3種とも車体形状はまったく同じです。端梁に、スノープローを手作業でカットしたような痕跡があります。
● C62東海道形 KATO
昨年末に好評を博したC62の追加生産です。最初1末とされていましたが2ヶ月遅れました。初期製品でモーター接点がずれやすい問題がありましたが、ハンダ付け固定となって改良されました。
● D51 837(新見機関区) リアル・ライン
● D51 386(新見機関区) リアル・ライン
昨年参入したリアル・ラインの新製品で、本年より細かいパーツ類を取り付け済みとし、客層を絞って少量生産に転換しています。
私は本年リアル・ライン製品をひとつも買っていないので、写真がなく申し訳ございません。
ほか、KATOのC62東海道形がまたまた再生産されていますが、3月分の注残かもしれません。
● D51標準型 KATO
昨年に続き、今年も同一仕様で再生産されました。D51単品はベスト・セレクション(≒常時在庫品)ではありませんが、7月発売のスターターセット・スペシャル「D51 SL列車セット」がベスト・セレクション扱いなので、これに合わせて生産されたようです。今後もD51は常に入手できるのかもしれません。
● C62 15/16号機 ワールド工芸
昨年リニューアルされたC62のバリエーションです。パーツの一部に不良があり(フレーム寸法ミス)、メーカーが修正部品を配布しました。
● C62 2 北海道時代 天賞堂
● C62 3 JR北海道時代 天賞堂
● C62 3 北海道国鉄時代 天賞堂
天賞堂のNゲージ蒸機としては初のフルリニューアル品で、細部の作りがC59など最近の製品に合わせられ面目を一新しました。値段も一新です。
● D51 710(北海道型 標準) リアル・ライン
昨年の製品の再生産です。
【何の関係もない話ですが】
ある日、Aさんの奥さんが口をきいてくれず、お弁当も作ってくれなかったとしましょう。そしてその理由も何となくわかります。
「前から持ってたよ」ととぼけていた模型を、最近買ったことがばれたのかもしれませんし、「いや1万円くらいだよ」と言っていた模型が12万円で、さらにそれを2両買ったことがばれたのかもしれません。
今日こそ、帰ったら部屋の模型がすっかりなくなっているかもしれないと、恐れおののくAさん。
● C57 180 KATO
同時発売の「ばんえつ物語号 新塗装」に合わせて、ナックルカプラー仕様になりました。
● D51 758(米子機関区) リアル・ライン
● D51 727(福知山機関区) リアル・ライン
● C57 180 門鉄デフ付 KATO
イベント運行で門鉄デフを付けられたときの姿です。KATOのC57 門鉄デフ付は長らく再生産されていないので、久々の門鉄デフ仕様の模型になりました。しかし、2009年版カタログからは早くも落っこちています。門鉄デフは人気ないのかしら…。
● C62 2号機II ワールド工芸
C62シリーズの特別企画品で、初期に発売された2号機のフルリニューアル品です。大好評で、このあと再生産もなされ、さらに来年1月にも再生産が予定されています。
● C53 45デフなし・改良品 マイクロエース
● C53 43流線型・改良品 マイクロエース
旧製品の各部に色入れを追加し、動力部のダイキャスト形状を変更した再生産品です。前回の製品の一部には何年かでダイキャストが変形するものがあったのですが、今回は長持ちするといいですね。
● C62 18 KATO
好評のC62シリーズの初のラインナップ追加で、デフに下がりつばめが表現されました。一部配管の取り付け寸法見直しなどの小改良もなされています。なぜか、2004年当初からカタログ予告されていた、C62山陽線仕様は、またまた飛び越えられてしまいました。
● D51 711(北海道型 標準ギースル装備) リアル・ライン
昨年の製品の再生産です。
● D51 1002・戦時型・船底テンダー マイクロエース
煙室扉パーツが新たに作り直されて発売された戦時型です。煙室扉の印象は今までの同社の中では一番よいと思います。全体のプロポーションや煙突などは以前のままなので、欲をいえばきりがないですが、まあラインナップ追加の形で再生産したという感じの製品なので、仕方ないかもしれません。
● D51 498・動力改良品 マイクロエース
498号機シリーズの3代目です。前回は青ナンバーでしたが、黒ナンバーに戻され、あちこちのお化粧が増えています。煙室扉パーツは最初期型のままです。
このあと、実物がボイラーを空焚きして壊れてしまうという惨事がありました。もしかしてこれが最後のモデルになってしまうかも…。
● C55 1次型II九州タイプ前期 ワールド工芸(写真)
実験作的な感じもあった初代のC55をフルリニューアルして、最新仕様としたものです。もう「5両しか引けない」とは言われません(ただし軽い機関車なので、極端にパワフルなわけではありせん)。
● D51 242(弘前機関区) リアル・ライン
● C11 KATO
昨年に続いて今年も再生産されました。仕様は同じです。
● D51 460(盛岡機関区) リアル・ライン
今年はマイクロエースやKATOから再生産やバリエーション追加も続きました。昨年のKATOのC62や、リアル・ラインの参入のような大きな話題はありませんでしたが、それでも合計30種近くが発売されています。KATOのC11、D51、C57、C62が継続的に生産され、比較的いつでも手に入るようになったのも喜ばしいことです。
反面、KATOのC59とC60がカタログから消えてしまったことや、ワールド工芸が新形式を出さなくなってしまったことが寂しいですね。来年は何が発売されてくるのでしょう。