Nゲージ蒸気機関車>2014年のメモ>2014.12.30(2014年の蒸機)
2014年の1年間に発売された9mmゲージ蒸気機関車を、それぞれのページから寄せ集めてみました。
基本的に国内流通の日本型ですが、気まぐれで例外もあります。他に特別限定品的なものや、イベント商品などもあるかもしれません。
・キット・完成品があるものは、キットのみ載せています。
・写真は一部前回ロットのものもあります。
・金属製品の再生産については追いきれず、気の付いたものだけ書きました。
●C55 27号機(流改型 九州タイプ) ワールド工芸
新系列初の、九州タイプの流改です。
●D51 北海道形 KATO
D51標準形のバリエーションで、何かと有名な末期の姿です。当初は1月にギースルと同時発売の予定でしたが、少しずつ遅れてしまいました。
●大分交通宇佐参宮線 クラウス26号 ワールド工芸
昨年のクラウス10形が好評だったのか、今年も前半はクラウスで固められました。
●D51 北海道形 ギースルエジェクター KATO
申し訳ないことに現役のときは格好悪いなと思っていたのですが、地味に人気があったようで模型も好評でした。
●ボールドウィン9号機 トーマモデルワークス
明治村でも活躍した小型機です。しっかりした重さがあり、動力の精度も高くて低速もじっくりききます。
●クラウス1400形 ワールド工芸
スマートな外観のC型クラウスです。ある程度の大きさがあるためか、何となく組み立てはB型よりも簡単でした。
●C58 後藤タイプ やえもんデザイン
●C58 九州タイプ やえもんデザイン
●C58 北海道タイプ やえもんデザイン
●C58 東北タイプ やえもんデザイン
KATOのC58を利用して約1/150にまとめるというチャレンジングな製品。モーター交換が必須なので難易度は高めでした。
○ワールド工芸 再生産発表各種
この月、次の再生産決定が発表されましたが、実際に発売されたのか確認が取れなかったものがあります。ご参考まで:
・南薩鉄道5号機
・三井埠頭5号機20tCタンク
・汽車会社35t1C1タンク
・C59 124号機
・C57 57号機 →これが出たのかどうかわかりません。
・C55 27号機
●C62 44号機 ワールド工芸
久々の汽車会社製です。
なぜか説明書のミスや部品不足が異様に多く、今年最もモヤモヤしたキットでした。
設計そのものは、隅々まで配慮が行き届いており組み立てやすいものでした。つくづく惜しいです。
●C51 給水温め器付(リニューアル) ワールド工芸
初回発売されたタイプに近い、「普通のC51」がリニューアル生産されました。このへんの形式はまだまだ金属製品に強みがあると思います。
●クラウス25号 ワールド工芸
またまたクラウスです。同じように組み立てているつもりですが、少しずつ違いが出てしまいます。
●C57 4次形 KATO
C62の動力などを使って簡単にまとめたんだろうな…と思いきや、まるで違う完全新規製作でした。
ものすごい力の入りようで、さらに進んで1〜3次形が発売されたら、トミックスとはっきり競合しそうです。
●有田鉄道コッペル1号機(保存車/簡易ロッド仕様) 津川洋行
プラ完成品ではありますが、添付のディテールパーツがたくさんあり、さらにはボイラーそのものの別バージョン(金属製)まで含まれています。いろいろいじって工作を楽しみたい人向けという感じです。
●クラウス1440形 ワールド工芸
長いクラウスの第2弾。先の1400形に比べてサイドタンクが短く、スタイルが整っているといわれます。そういわれるとそんな気がしてきます(笑)。
●産業用Bタンク アルナイン(アルモデル)
「とても簡単な」シリーズ。簡単にできてよく走り、しかも安いという素晴らしさです。
この流れでCタンクは難しいでしょうか。モーターと伝達ギヤの前後位置が微妙に制約になりそうですが、K.S.KタイプCタンクの代わりになるものが出れば喜ばれそうです。
●伊予クラウス1号機 トーマモデルワークス
ついに登場した坊っちゃん列車の機関車です。上の産業用Bタンクと同時期だったので埋もれかけましたが、超小型なのによく走り、精密感たっぷりという本格派です。
●C54 従台車原型仕様 ワールド工芸
C53のときは発表から発売までしばらくかかりましたが、パッと発売されてパッと売り切れました(笑)。
期待を裏切らないスタイルでした。ワールド工芸はこういうのが得意なのですね。
これで、このサイズのスポーク動輪が使える形式はすべて出てしまったことになり、ちょっと寂しいような気もします。
次は8620かD50ですかね。C11もいいですね。いえ、今私居眠りしていましたね。これら動輪サイズが全部違うんですよ、憎らしいことに。
職場のみんなでカラオケに行く機会が多いBさん(仮称)。
「ところでBさんが歌うのって、汽車が出てくるものばっかりだなあ」と言われ、「えっ、そんなことないっスよ」と答えてみたものの、確かにそれ以外は何一つ思い浮かばず首をひねるのでした。
そういえば昔、目蒲線の歌(コミックソング?)がありましたね。結構ひでェ歌詞でしたけど演技力はありました…。
●有田鉄道コッペル1号機(在籍時/簡易ロッド仕様) 津川洋行
6月に発売された製品のバリエーションで、長い煙突が面白いです。キャブのドアは自分で貼り付けるので少々難しいです。
●C59 戦前型 やえもんデザイン
KATOのC57 4次形の動力を使えるように変更されたものです。
この頃私はとても忙しくて、組み立てに途方もなく日数がかかりました。それでも1日に1つでも作業をしていくといつか終わります。進みがないように思えた仕事も、そんな感じで進んではいたのですよね…たぶん。
●C55 34号機 ワールド工芸
今年2つめの九州の流改です。
●SL列車セット(D51) KATO
●ナスミスウィルソンA8 原型(リニューアル) ワールド工芸
昨年の磐城セメント四ッ倉仕様に続いてリニューアルされています。写真は旧製品です。
●別府鉄道5号機 ワールド工芸
日立製の小形機関車です。小編成で十分常用できます。
輪心パーツが小さいためにタイヤが分厚くなっているのが、初期のNゲージの小形タンクのようでちょっと好きです。
●8100(北炭真谷地5051仕様) ワールド工芸
下廻り徹底改良で生まれ変わりました。今度は苦労せず遊びに専念できて嬉しいです。
●FEF-3 KATO
今年KATOが総力を挙げて完成させた製品?…かどうかは知る由もありませんが見所満載です。この大型車体がC56と同じコアレスモーター1個で走っています。
ほか、ワールド工芸から次が再生産されています。
・C61 東北型 タイプA
・C61 東北型 タイプB
・B20 1号機
●D51 1次形(東北仕様) KATO
今年もう3つめのD51のバリエーションで、初のなめくじです。東北仕様の標準形は来年に回ってしまいました。
当初、1号機のナンバー付きの別売テンダーが案内されていましたが、中止になってしまいました。それを当て込んで1両余分に予約した人も結構いたんじゃないかなぁ…。
ケースへの収納方法が変わり、中敷ごとケースから取り出して「剥く」という、ひどく面倒なことになってしまいました。破損や落下も起こしやすいのでこれっきりにしてほしいです。
●C62 32号機(リニューアル) ワールド工芸
ずっとプレスだった煙室扉が真鍮ロストとなりました。
●C59 127号機(重油専燃機) ワールド工芸
昨年の124号機に続く、新系列の第二弾です。ちなみに124号機→127号機という流れは、かつてのマイクロエース製品の進み方と同じです。
●C57 180号機・門鉄デフ トミックス
2年前の標準デフのバリエーションです。ぎりぎり年末に間に合いました。デフだけではなくドーム前手すりやテンダー後部なども作り分けられています。
これもケースの構造が変わり、いちいちエンジンとテンダーを分離して収納する方法になってしまいました。お店で試走するには、ドローバーをテープ留めの袋から出して連結する必要があり、厄介です。
今年はもともとトラムウェイからC11が各種予告されており、年末の目玉になるはずが、全部流れてしまいました。発売の見通しがたっていない模様です。
生存に直結しない趣味製品ですから、買うほうはお金を払っていない限り「なあんだ出ないのか」で終わってしまいますが…。
ここ数年、毎年何かひとつはそれまでにない簡単なキットが登場して嬉しいのです。最終的には塗装の壁があるので、黒成型のプラ製キットがあればと思うのですが、案外と津川洋行のコッペルがそんな立場の製品なのかなと思います(一応、組み合わせた格好でケースに入っていますけど)。