テンダーは簡単なので、1時間もあれば組み上がるかもしれません。
実物は妻面の配管などが結構複雑なのですが、この模型では単純です。
今回予想される失敗
・内張りを張り合わせるときに、熱を伝えすぎて歪んでしまう
★ほとんどこれ↑でしょう。
・無理に妻板を合わせて外板が歪んでしまう
内張りの角穴にハンダを流して、側板を張り合わせます。 |
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前後の妻板を組み合わせてハンダ付けします。Ω型に組み合わせられるので、平らに保持しながらハンダを流します。ちょっと汚いですね…。 |
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内側には、ウエイトを乗せる支えをはめこみます。左右の支えは最初はつながっているので、そのまま作業します。 |
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下側からハンダごてが入るので、ハンダ付けしてからブリッジを切り落とします。 |
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妻板を取り付けます。裏側の角穴(矢印)にハンダを流して張り合わせます。このとき、内張りの接合が離れないように注意します。 |
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後妻にはステップ、カプラー解放テコなどのパーツを差し込んでハンダ付けします。ステップなどは接着でも良いと思います。 ライトは取り付け座に乗せてハンダ付けしますが、転がらないように取り付け座に溝が彫ってあるのが嬉しいです。メーカーの方が組み立てるときも、やりにくいのでしょうね。 |
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テンダー上部に注水口と手すりを取り付けてハンダ付けします。 |
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この部品はテンダー本体にハンダ付けせず、塗装後にはめ込むだけにします。 |
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ドローバーに連結ピンを差し込んでハンダ付けします。 |
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両サイドのテンダー底板を折り曲げ、一方には配管をハンダ付けします。 ■失敗■ ◆C60 100番代では…やっぱり説明書の図では左右パーツの番号が違うか、山折り・谷折りのエッチングの筋が全部逆かのどちらかだと思います。 説明書のとおりに無理に曲げると破損します。ただ、左右のパーツを逆にして組み立てると、0.6mm線で表現する配管が非公式側になりますが、完成写真では説明書と同様に公式側についています。特にメーカーに問い合わせてもいないので、真相はよくわかりません。 |
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折線に逆らわずに曲げた場合、向きはこのようになります。 |
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失敗はあったものの、追加のディテール工作もしなかったので、1時間少々でできました。 |
テンダー外板は長い部品ですし、柔らかい金属なので、どうしてもある程度の歪みは避けられないと思います。
実物のデコボコ加減に比べれば何でもないはずですし、多少失敗しても気にせずにいきましょう。