Nゲージ蒸気機関車>蒸機の工作>前カプラーをマグネ・マティックカプラーに交換する
2015.8.5
基本的にはD51標準形と同様に取り付けました。ただし先台車の軸受けが大きいためにカプラーに当たってしまい、こわごわ削りました。
1.基本形 2.KATO 9600 3.リアル・ラインD51 4.KATO EF58他 5.KATO C62北海道形 6.KATO D51標準形(新) [7].KATO C12
またZゲージ用#903のボディーマウントです。Nゲージ用に比べれば華奢ですが、それほど多くを牽くわけではないので、私の場合は間に合いました。
本当は後部カプラー同様、端梁を切り開いて台車マウントにしたほうが実用的かと思いましたが、それはそれで別の難しさがありそうで、今回はあきらめました。
金属製の台枠の先端部にカプラーが当たるため、まず分解してヤスリで削りました。
でもこんなに削らなくてもよかったです。
端梁の穴は左右に切り広げました。
開口部をできるだけ小さくするため、カプラー側も左右の一部を若干削りました。あまり削りすぎるとぶっ壊れますヨ。
実際にデッキ裏にカプラーを合わせ、取り付け穴から針を差し込んで位置をマークし、ドリルでデッキに穴を開けました。
最初は直径0.5mmほど、最後は0.8mmで開け、1.2mmタップを立ててカプラー付属のネジをねじ込めるようにしました。
上側にバネ箱があるので、傷つけないように外しておいたほうがよいと思います。バネ箱はまっすぐ前方に引けば外れます。
カプラーを付属のネジで留めたところです。ネジの頭がほんのわずかに上に出るので、バネ箱の前側の肉厚を内側から少し削って、持ち上がらないようにしておきました。
カプラーの下側後部は斜めに削り、先台車が当たりにくいようにしておきました。このあと、先台車との当たりを確認しながら、もう少し削っています。
先台車の軸受けはC56と比べ大きくなっています。集電式先輪のパイプ軸が入り込むためです。
いくらカプラー側を削っても、このままでは先台車がカプラーの下部に当たり、機関車前方を持ち上げてしまいます。
軸受けを上から削りました。前方をやや多めに斜めに削っています。取り付けたカプラーに合わせながら少しずつ削りました。
そろそろ穴が開きそうになってきて、軸受け内側の曲面が外側に浮いてきています。
軸受け両サイドの、下から車輪をパチンとはめ込む部分がだんだん広がってきたようで、はめ込みがゆるくなってきました。指で軽く溝を狭めるようにして、車輪が取れにくいようにしました。
削り合わせが終わったら、各部パーツを元通りに取り付けて終了です。
排障器のパーツは元のまま取り付けることはできないので、この写真では外したままです。
カプラーが左右先輪の間に入り込んでいるため、あまり急なカーブは支障があるかもしれませんが、私のレイアウトの最小半径R249は問題なく通過しました。
高さはまずまずです。偶然です。
トリップピンは少し下側に伸ばしています。この程度レール面から浮いていても、マグネット上で十分自動解放は可能でした。十分どころかとてもよく動作します。
これはC56です。C56のときも排障器を元通り取り付けられなかったので、パーツを適当なところでカットして端梁に接着していました。
というわけでC12も最終的に排障器は接着してしまいました。ただそんなに目立つものでもないので、無理に付ける必要もないと思います。
先台車を削るために一手間必要ですが、思ったより時間はかからず、割とすぐにできました。
加工中に壊すかもしれなかったので、念のためAssyパーツの先台車を買ってありました。使わずにすみましたが偶然も味方してくれたでしょう。
1.基本形 2.KATO 9600 3.リアル・ラインD51 4.KATO EF58他 5.KATO C62北海道形 6.KATO D51標準形(新) [7].KATO C12