Nゲージ蒸気機関車>蒸機の工作>ボールドウィン9号機の組み立て
ボイラーやサイドタンクはホワイトメタルのため、接着による組み立てになります。
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後部にも、カプラーを取り付けるためのスペーサーを固定しました。 |
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ホワイトメタルのブレーキシリンダーを接着しました。 |
ボイラーとサイドタンクに、部品を取り付けるための穴を開けました。 手すりや砂撒き管などの細い部品の穴は0.4mmドリル、やや太い部品を付ける穴は0.8mm〜1.0mmドリルをピンバイスにくわえて使いました。 ボイラーの真下の穴は1.0mm〜1.2mmドリルで少し掘り、M1.4タップを立てておきました。 |
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開けた穴に各種部品を差し込み、瞬間接着剤で接着しました。 ボイラー側面の大半は、サイドタンクに隠れて横からは見えなくなります(上方からは見える)。 |
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曲げ済みのタンク外板の曲がり具合を調整し、前端を合わせてサイドタンクに接着しました。 続いて、手すりやハッチなどを接着しました。 |
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下廻りに仮留めしたキャブの前方のベロにサイドタンクを載せ、キャブ側にぴったり合わせて接着しました。 |
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ボイラーの下の平らな部分をタンクに載せて接着しました。ボイラーの後端はキャブ前面に接着しました。 上下は分離できるようにするので、うっかり煙室下部をシリンダーブロックの缶台に接着しないよう注意します。 |
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上下をネジで仮留めしてから、斜めのブレースを煙室横に差し込み、下端を端梁とダミーフレームの合わせ目にしっかりハンダ付けしました。 固定後、上端の折り曲げ部はカットしてフリーにしました。差し込んだままうっかり上下を分離すると、壊してしまうからです。 ワールド工芸の8100形などでは、逆に上方を煙室にハンダ付けし、下端をフリーとしています。しかし、このキットはボイラーがホワイトメタルのため、上端をがっちりハンダ付けするのは難しいです。上を留めたければ、真鍮線で作って深く差し込み、接着するのがよいかもしれません。 |
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ここでひとまず生地完成です。ここまでは5〜6時間くらいでした。 |
ズボラしてプライマーを省略し、アクリジョンのブラックとつや消しブラックを1:1に混ぜて吹き付けました。 なおスライドバー部分はマスキングのうえ塗装しています。 床板の前方の穴は、通電確保のため、もう一度M1.4タップを通して塗料をはがしました。 真鍮ロストワックスのベルは塗装後に差し込んでいます。煙突先端・安全弁の金や、前後端梁の赤は筆で塗りました。バッファーは、端梁の赤塗装が乾いてから接着しました。 |
輪心の向きを見た目で揃え、ゴム系接着剤で接着しました。 |
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クランクピンにプラパイプを差し込み接着しました。ピンの長さには長短あり、取り付ける動輪が異なります。 |
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第2動輪には長いピンを、第3動輪には短いピンを接着します。ここはエポキシで固定しました。固定すると輪心の位置を調整できなくなるので、もう一度左右をよく調べておきます。 第1動輪にはピンを使わず、プラパイプのみ取り付けます。 |
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モーターにモーター台をネジ留めし、さらに床板にネジ留めしました。 |
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ウォームはモーター軸の先端を基準に接着と書かれていますが、念のためギヤフレームを取り付けて、モーター軸の先端の位置とギヤの位置を確かめておきました。 |
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接着剤が乾いてから、モーターに通電して動輪の回転を調べました。ここで回らないようなら、この先も回りそうにありませんものね。 うまく回らないときは、ウォームの噛み合わせが固くないか要チェックです。モーターやギヤフレームの取り付け位置を前後にずらすなどして調整してみます。私の場合、何もせずそのまま取り付ければ適正になりました。 |
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通電用の接点をモーター端子にハンダ付けしました。金属用フラックスは使わず、配線用のヤニ入りハンダを使います。 上下は分離できるようにします。Aの部分は断面同士が強く突き当たって通電しています。 |
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反対側のサイドロッドはまだ付けません。 |
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走行をチェックし、問題なければ反対側のロッドも組み立てます。 |
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カプラーは、マグネ・マティックカプラーNo.2001のショートシャンク(=No.2004)を使います。 |
上下を組み合わせ、ナンバープレート等を貼り付けて完成としました。組み立て時間はのべ8時間くらいだったので、土日で何とか組み立てられました。
塗装のアクリジョンは、この時点では丸1日経っていないので、まだ完全硬化はしていないのだろうと思います。
大して組み立てに苦労せずとも、大変よく走ります。走行用模型として十分に使えます(トミーのK.S.KタイプCタンクもこれぐらい走ってくれれば良かったのですが…)。
回転が安定しているので車輪の微細な浮きも少ないようで、小型機が止まりがちなポイントの通過も安心して見ていられます。
特に今までの小型蒸機の組み立て経験がある方なら、楽々成功しそうです(断言はしませんヨ)。
試しに…私のレイアウトは路面区間にR80という急曲線がありますが、通過できました。
曲線は通っても、幅の関係で電停などを通過できない車両も多いのですが、この機関車は幅も狭いので全線走行できました。
この流れで坊っちゃん列車ができるではないですか(笑)。
→2014.5 その後、本当に出ることになるとは思いませんでした。
南薩5号機と。長さは同じくらいですが、動輪の大きさなどがずいぶん違います。
同じボールドウィンの大コンと。大コンがちゃんとNゲージで存在するのも驚きですが…。
何かボールドウィンって配管の取り回しがテキトーっぽい気がしますね(笑)。それが独特の味わいを持っています。
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