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銀河モデルのライト点灯化

C11

以前に8620の加工のところで少々書いたものですが、マイクロエースのライトの点灯機能を維持したまま、本来非点灯である銀河モデルのライトを取り付けて外観を向上させるものです。外観だけを考えれば、ダミーライトの内側を銀色に塗って、非点灯のまま取り付けるのが一番現役機の印象に近いと思いますが、最近のイベント機などは常時点灯しているため、光らないと物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

2008.3.11


ライトの改造そのものは、穴を開けて導光材を通すだけですから難しくありません。
導光材には光ファイバーを使えばOKですが、ここでは固定も兼ねて、もとのライトの導光レンズを利用しました。改造ネタは車高下げ済みのマイクロエース製C11です。

ライトの加工

ライト加工前後

ライトは外側のプラ部分をデザインナイフで少しずつ削り、レンズだけとします。

後ろ側が新しいダミーライトの後ろ側に露出するので、目立たないように斜めに削り、根本も若干細くします。
細くしていくにつれて光量が不足していきます。KATOのKM-1+KC-1のようにライトが明るく光るパワーパックの場合はそんなに問題ではありませんが、パワーパック・スタンダードなどではかなり暗くなるので、明るさを重視する方は(実物の光量はともかく)ある程度外観は割り切ったほうがよいと思います。

根本を削るとぐらついてくるので、少量の瞬間接着剤などで固定して作業を続けました。

ダミーライトに穴をあける

新しいダミーライトは、銀河モデルのN-308「前照灯 蒸機用(普通型)」を使いました。私は大型のほうが好きなので、N-309「蒸機用(大型)」を使うことが多いのですが、小型ライトだとどんな感じになるのかを試してみたいというのもありました。

レンズの直径が1.5mmなので、ライトの中央にも1.5mmドリルで穴を貫通させました。真鍮製なので結構固く、ドリルをピンバイスで回していては時間がかかりすぎるので、ハンド・ドリルを使いました。レンズだけで支えるので、取り付け足などは削り取ってあります。

ダミーライトの取り付け

ダミーライトを前からレンズに差し込み、ヤスリやナイフで形を調整します。位置が決まったら、ライトの内側を銀色で塗ってから接着剤で固定します。裏側から少量の瞬間接着剤やエポキシ、透明ゴム系などでよいと思います。

接着剤が乾いたら外側を黒で塗ります。点灯テストしてみて、光の漏れるところは何度か黒を重ね塗りして遮光します。

最後にフチの内側に少量の木工用ボンドなどを付け、付属のレンズを取り付けます。非点灯のダミーとするときは、むしろレンズがないほうが感じが出るように思うのですが、点灯化するときは光の拡散の効果もあり、取り付けたほうがよいようです。

たったこれだけのことなので、LPレコード(死語?)1枚を聴く程度の時間で終わりました。
ただ、加工する部品がとても細かいので、慣れない方はそれだけで苦労すると思います。ケガをしないように、上手に部品を固定しながらゆっくり加工することをおすすめします。

完成

C11 加工前
未加工
C11 加工後(点灯)
加工後(点灯)
実際に見るともっと暗い感じです(カメラという機械は感度がいいですね)。ついでにナンバーも銀河モデル製にしました。
C11 加工後(消灯)
加工後(消灯)
非点灯時も未加工に比べればずっとよくなります。

最近のマイクロエース製品は、ライトを改良して再生産していますが、ライトだけのために丸ごと買うのはもったいないという方は、こうした改造を試す価値もあると思います。

では、失礼します…。


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