第二セッションはランボードからです。全体の仕上がりを最も左右するのは、このセッションとキャブの出来栄えです。
ランボードは、前方の一段下がっているところとデッキの曲面が曲げ済みとなっていて、丁寧にダンボールで挟まれています。 その後のバリエーションでは、ダンボールの有無や折り返し加工の有無は色々です。 |
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ランボードを外側から上に180度折り返し、模様が上面に出るようにします。 その後、全体がまっすぐになっているかどうかを確認します。 |
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ランボード裏の角穴に順にハンダを流して、折り重ねた2枚を固定します。 さて、電子工作用の30Wのハンダごてでは、さすがにやりにくくて閉口したので、実験は打ち切りました。 |
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実物で前デッキに半月状に出ている板台枠の先端は、1枚の板を折り曲げて組み立てます。 両サイドを90度立て、上部の網目模様のステップは180度折り返します。 |
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折り曲げたらハンダを流して固定します。 前デッキには網目になっている外板を重ねてハンダ付けしてから、組み立てた板台枠先端部を取り付けます。 キングスホビーのC51に比べると、前後のランボードが一体になっていたり、フチのハンダ付けがなかったりで、ランボードの組み立てはずいぶんと簡単になっています。 |
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ボイラー先端の下部をぴったり合わせてハンダ付けします。 後ろ側の火室付近は、丸まっているのを丁寧に少し開いて、垂直に降りるようにしておきます。 |
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準備ができたボイラーの下部の切り欠きに、ランボードのブリッジをはめ込んでハンダ付けします。 左右のランボードが同じ高さで、ボイラーにまっすぐ付いていないと見苦しいので、最初は1点のみ仮付けし、曲がりを直してから本付けします。 |
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組んでおいたキャブをボイラー後部にはめ込んで、どこか1箇所を仮付けします。 | |
上下左右、前後から見て、時間をかけて曲がりを修正し、本付けします。 まだ2時間経っていませんが、ここで全体の形はできたので、いったん止めます。 |
第三セッションです。
煙室戸は3つの部品の重ね合わせで、さらに外側に手すりが付きます。 真鍮挽物の煙室戸の直径は、ボイラーの内径よりも若干小さくなっています。 2枚目に重ねるスリットの入った丸枠(D-3)の直径が、ボイラーの内径と同じで、内側にぴったりはまります。 一番表になる板(D-4またはD-5を選択)の外径は、ボイラーの外径と同じです。 |
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煙室戸とD-3がボイラー内に完全に入ります。 あまり考えずに取り付けてしまったのですが、説明書どおり、ボイラー周辺のすべての部品を取り付けてから、最後に取り付けたほうがよいようです。そのほうが製作中に前からもハンダごてを入れられるので、ハンドレールや煙突などのハンダ付けがしやすくなります。 |
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ライトは取り付け座に重ね、合わせ目にハンダを流して固定します。うまくいかないときは、1箇所をハンダメッキしておくと楽です。 | |
サンドドーム、スチームドームの裏側に出ている足は、取り付けてからでは切断しにくいので、あらかじめ短くしておきます。 | |
前から煙突、給水温め機、スチームドーム(汽笛がついているもの)、サンドドームの順にはめ込んで固定します。 先に煙室扉を固定してしまったため、煙突と給水温め器を内側からハンダ付けできず、仕方なくエポキシ系接着剤で固定しました。 |
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発電機周辺の部品を、裏側からハンダ付けして固定します。 | |
コンプレッサーと給水温め器を取り付ける部品(D-7)をハンダ付けしますが、向きがあるので注意します。 写真を撮っていませんが、煙室左右のランボード上にある箱(A-3)も取り付けておきます。 |
これでボイラー上にディテールパーツを取り付ける準備ができました。