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C53の組み立て その3
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塗装〜仕上げ
写真1枚だけですが、これで1日分の作業でした。
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マッハのメタル用シールプライマーで下塗りし、ガイアカラーで着色しました。
プライマーはいさみやのカラープライマーもいいのですが、切らしてしまいました。
- 安全弁、汽笛を接着。
- 火室下部を接着。
- キャブ窓に透明プラ板(t0.2mm)を接着。
- ナンバープレートを接着。例によって好きな格好に組み立てたので番号も適当です。
- ライトに銀色を入れ、乾いてからレンズを木工用ボンドで接着しました。ワールド工芸にしては珍しく、銀河モデルと同種のレンズが付属しています。
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走り装置
このへんは今までのキットと同じでして、ある程度慣れているのでスムーズに進みました。
必ず1工程ごとに転がして、スムーズに回転するかどうかチェックします。少しでも引っかかることがあれば、その工程の調整は終わっていないので、次に進めません。
チェックは曲線レールの上で行い、向きを変えて前後それぞれに転がします。
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- 動輪を台枠の軸受けに置きます。軸受けは塗装を剥がし、鉛筆を塗りこんでおきました。軸受けを不用意に広げると、挙動が不安定になります。
- C53は中央シリンダーとの当たりを避けるため、第一動輪が少し前方にあります。動輪押さえ板は第二動輪のシューの直前でカットし、前側を前後逆にします。
- 前後に分かれた動輪押さえ板をネジ留め。
転がしてみて動きが渋いときは、ブレーキシューがフランジに当たっていることがあるので、根本から少し曲げて調整します(折れやすいので注意)。
- サイドロッドの両端をロッドピンで取り付け。少し余裕を持たせます。
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- ラジアスロッドの穴をモーションプレート台座の穴に合わせ、内側から1mmネジで仮留めします。穴がゆるいときはハンダを付けてネジを切り直します。
前方は水平に下ろさず、写真の緑の線のように斜めにしておきます。
- ラジアスロッドの先端に合併テコを引っ掛けます。
合併テコは形の違う2種が入っていますが、外側にクランク状に曲がっているF2-5パーツを使います。作例は間違えてストレートなF2-4を使っています。それでもできました。
- モーションプレートの下から加減リンクを何とか差し込み、ラジアスロッドの途中の穴に差し込みます。
- ラジアスロッドを1のネジを中心に回転させながら、バルブスピンドルガイドの裏側にはめ込みます。少し内側に曲げないと入りません。
- クランクピンを差し込んで回転をチェックします。スムーズに転がるように調整したら、いったん外します。
スムーズに回らないときは、クランクピンの差し込み深さが適切か、クランクとエキセンロッドの関節の角度が適切か、クランク中央とエキセンロッドが干渉しないか、加減リンクがモーションプレートに押さえつけられていないかなどをチェックします。
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- クロスヘッドの内側の、スライドバーと摩擦する部分を磨いておきます。
- ピストン棒が入る穴を広げておきます。
- メインロッドを少し外側に膨らませるように曲げて、第一動輪ピンを避けるようにします。結構大きく曲げていますが、あまり外側に膨らむと加減リンクやエキセントリックロッドにぶつかります。
- ピストン棒を所定の長さにカットし、まっすぐにして磨きます。最初は説明書の寸法より長めに切って、現物合わせで調整します。ピストン棒を差し込みながら、クロスヘッドをスライドバーに引っ掛けます。
- メインロッドを第二動輪の穴に合わせ、クランクピンで留めます。ピストン棒が強く擦れて動きがしぶいときは、ピストン棒やスライドバーの角度、メインロッドの曲がり具合、クランクピンの差し込み深さなどを調整し、クロスヘッドが無理な格好になっていないかひとつずつ調べます。
- 合併テコをユニオンリンクの穴に差し込んで先端を閉じます。合併テコの動きが悪いときは、ラジアスロッドとバルブスピンドルガイドの隙間を確認します。
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牽引力増強装置のてこにサブウェイトを接着します。 側面の一部が火室前方から見えることがあるので、マジックで黒に塗りました。
サブウェイトは初回採用のC59に比べると小さく、効果は限定的のようです。ただC59のは重すぎて、前方に重量のかかるテンダーが傾いてくることがありました。
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- 台枠前方の穴を、ランボード前方のボスにネジ留め。
- 台枠後方の穴を、キャブ床板の穴にネジ留め。後ろが下がっているようなら、付属のA1-9ワッシャを挟みます。
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- シリンダー底部のカラーにバネをかぶせ、A1-12ワッシャを置いて、その上に先台車をはめます。
さらにA1-13ワッシャを重ねてネジ留めします。
なお先台車の溝の部分(カラーと擦れ合う部分)は、よく磨いておかないと、先台車の動きが悪くなって脱線しやすくなることがあります。
- 先台車の軸受けに車輪を置きます。走らせているうちに車軸がキーキー鳴いてくることがありますが、あらかじめ軸受けを軽くヤスって塗料を落としておくとよいようです。
- 車輪押さえを置いてネジ留めします。こちらの軸受け部も塗料を落としておいたほうがよいです。
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- 軸受けを磨いて塗料を落としてから車輪を置き、車輪押さえをネジ留めします。
- 従台車前方の穴にカラーを通し、2巻カットしたバネをかぶせます。その上にA1-14ワッシャを置いてネジ留めします。
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動力ユニット
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工作が終わったので、今まで働いてくれた道具を手入れし、油を塗るものは塗って片付けておきます。
部品がぎっしりだったエッチング板も、組み立てが終わってスカスカになりました。
もし1日1個ずつ部品を付けていったとすれば、約230日で完成することになります。
余った部品で使えるものがあれば、切り取ってしまっておきます(収穫)。
余った外枠も少し取っておくと、ちょっとした改造工作や補強などに使えます。たとえばプラ製蒸機のドローバーを切り詰めてつなぐときなど。
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完成
先行各社のC53も楽しく使っていましたが、ワールド工芸のC53を見てみたいとずいぶん前から待っていたので、実現して本当に嬉しいです。期待どおりのキットでした。ありがとうございました。
| デフなし |
| デフ付き |
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R280は普通に通過、R249も特に脱線もなく通過してくれました。
モデモのダブルルーフ スハ32を、畳1枚のエンドレス(R315)で引かせたところ、平地では12両でも余裕でした。勾配は3%なら12両登りますが重いので、8両ぐらいまでにしておいたほうが上り下りの速度調整が楽です。4%なら6両程度までです。8両だと空転が時折発生しました。
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実はやっぱり組み立てが変なところもありまして、若干自己嫌悪も入っていますが、走っている様子を見ていると苦労も吹っ飛びます。
メーカーにはこれをフルスクラッチした方がいらっしゃるはずですから本当に恐れ入ります。一体どんな方が…?
さて、C55以来使われているこのスポーク動輪が流用できそうな形式として、残っているのはもうC54だけですね。
いつか実現することを楽しみにしています。
その後発売された20立方米テンダー仕様について次ページに補足しました。
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