Nゲージ蒸気機関車>蒸機の紹介>C61
2001.2.17/2013.7.6
C62ほど語られる存在ではありませんが、ボイラーが太すぎずメリハリがあるスタイルで、スピード感のある機関車です。
1980年代に色々な形式を製品化した中村精密では、C59以降のC型機には手をつけなかったので、2000年にワールド工芸が発売するまでC61のNゲージ製品がありませんでした。
2011年に実物のC61 20号機が復活したため、マイクロエース・ワールド工芸・やえもんデザイン、そしてトミックスから次々に新製品・改良品が発売されました。
実物 C61 2 |
実物 C61 2(拡大写真) |
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ワールド工芸 C61(旧)九州型 | ワールド工芸 C61(旧)九州型(拡大写真) |
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ワールド工芸 C61(新)東北形 | ワールド工芸 C61(新)東北形(拡大写真) |
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マイクロエース C61 20 東北型重装備 改良品 | マイクロエース C61 20 東北型重装備 改良品(拡大写真) |
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やえもんデザイン C61 東北タイプ | やえもんデザイン C61 東北タイプ (拡大写真) |
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トミックス C61 20 | トミックス C61 20 (拡大写真) |
ワールド工芸(旧)のテンダーは、動力の都合か2mmほど長かったのですが、2011年の新製品で基本縮尺どおりとなりました。
現在の製品では、エンジン・テンダーの長さはどれもほぼ同じで、つくりによって機炭間隔が異なる程度です。高さはまちまちです。
やえもんデザインは下廻りにトミックスのC57を利用するので、その部分はその後に出たトミックスのC61と同じです。
ワールド工芸 (旧)九州型(拡大) |
ワールド工芸 (新)東北形A(拡大) |
マイクロエース 東北型重装備・改良品(拡大) |
やえもんデザイン 東北タイプ(拡大) |
トミックス C61 20(拡大) |
端梁の高さと幅はどれもほぼ同じですが、マイクロエースは最も縦長な印象です。この模型の初期製品が出たころ、まだ十分に車高を下げられるような小型モーターを量産品に採用することは困難でした。
ワールド工芸の新シリーズでは端梁の下側のラインが非常にゆるやかなものになり、他と大きく変わっています。写真の東北形Aとは、煙突脇に煙突デフがついているタイプです。
トミックスはナンバープレートが低い運行初期の姿です。
ワールド工芸 (旧)九州型(拡大) |
ワールド工芸 (新)東北形A(拡大) |
マイクロエース 東北型重装備・改良品(拡大) |
やえもんデザイン 東北タイプ(拡大) |
トミックス C61 20(拡大) |
バリエーションによってライトの表現などが違います。トミックスの20号機のテールライトは実際に片側にオフセットしています。
ワールド工芸の東北形(新)ではライト取り付け用の下穴が3箇所用意されており、好きなところに穴を開けて付属のライトを取り付けられるようになっています。
マイクロエースはボイラーの高さに合わせてテンダー全体が上下に伸長されています。
マイクロエース | マイクロエース | |
ワールド工芸(旧) | ワールド工芸(旧) | |
ワールド工芸(新) | ワールド工芸(新) | |
やえもんデザイン | やえもんデザイン | |
トミックス | トミックス |
マイクロエースとワールド工芸(旧)のテンダーの長さにはだいぶ違いがありますが、機炭間隔で吸収されているため、結局全長はほとんど同じです。
エンジン部ではマイクロエースとワールド工芸のドームの幅にもやや大きな違いがあります。
KATOのスハ44系を連結した様子です。
ワールド工芸(新)
マイクロエース
やえもんデザイン
トミックス
C61には、KATOの1/140時代や中村精密のような比較的古い製品がなく、大きさが極端に違うものはありません。
最近の製品は、車高も抑えられているため編成がきれいにまとまります。