Nゲージ蒸気機関車>2008年のメモ>2008.9.30(C62東海道形の配管修正)
2008.9.30
KATOのC62東海道形(2019-2)の初回品(2007〜2008年)では、キャブ下の配管が少々曲がってついていました。
その後の製品では修正されているので、初回品も同じように取り付け穴を少し削って修正しておきました。
ナイフで穴を広げるので、ケガをしないように、余計なところに傷をつけないように緊張します。多少配管の取り付けが曲がっていても性能には関係ないので(その後ろのハシゴのほうがもっと曲がっていたり)、気にしないで済めばそれが一番です。
非公式側の配管は、給水ポンプを中心に一体の軟質プラでできています。写真のように7個の穴に差し込まれているので、要所をピンセットなどで慎重に持ち上げるようにすれば簡単に外れます。給水ポンプの下の差し込みが一番固いかもしれません。 配管止めなどのディテールも細かく表現されています。こういうところはNゲージに関しては、金属製の模型よりも精密です。 |
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これは外す前です。矢印のA穴で長方形の三方コックが留められていますが、右側に給水管で引っ張られているために傾いています。そこで、A穴を広げて付け根を右側に寄せて修正します。 |
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配管を外したところです。A穴・B穴の2つが見えますが、A穴をナイフの先で右側に削り広げて横長にします。 ※曲がりが修正されているC62 18もそんな感じの横長の穴になっています。 |
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ちょっと汚いですが削り広げたところです。B穴は使わないようにするので、なくなっても構いません。 このとき、ナイフの刃が穴から飛び出して、火室側面などに悲惨な傷を作らないように気をつけます。あらかじめ、刃の飛んでいきそうなところにマスキングテープを何枚か重ね貼りしておくと、だいぶ予防になると思います。 |
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今度は配管側です。上下ひっくり返った状態です。B穴に入っていた細い配管は、先端を少し短くカットしておきます。差し込むB穴がなくなっているからです。 |
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配管をはめ込み、横に広げたA穴の右側に寄せるようにして三方コックの突起をはめ込みます。A穴の左側に隙間があくはずなので、細く切ったプラ板で埋めておきましたが、そのままゴム系接着剤で接着してしまってもよいと思います。 |
本物の配管も結構ふにゃふにゃですが、模型ではあまり実物のヨレ具合は再現しないもののようです。しかし、ヨレ具合が特徴的な形態になっているときは、あえてそういう形として再現されることもあります。ディテールアップや金属キットの組み立てなどでは、まっすぐ作りたくてもうまくいかないことが多いので、「わざと実物のようにヨレヨレに作ったんだよ」と言ってみても、あまり信じてもらえません。