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C62の組み立て(接着剤) その5

下廻りは部品は少ないのですが、まっすぐに組み立てるのが難しいです。

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メインフレーム

メインフレームにモーションプレート台座等を取り付けます。

メインフレームの曲げ

メインフレームは大体折り曲げられていますが、きちんと直角になっているか前から見て確認します。曲げを調整するときは、床面をねじらないように気をつけます。動輪の3つの軸受けが平行になっていないと、ふらふらと落ち着かない走り方になります。

モーションプレート台座を曲げる フレーム後部の底板を一段上に折り曲げて接着し、その後ろにメインフレームエンドを接着します。
メインフレームエンドの上部は、前から見て水平になるよう気をつけます。ここがキャブを支えるので、曲がっていると機関車が傾きます。
モーションプレート台座を曲げる モーションプレート台座を折り曲げます。前後の板を下側に谷折りし、左右の腕を写真のように手前に折り曲げて接着します。
モーションプレート台座の取り付け

モーションプレート台座を、前後を間違えないようにしてメインフレームに差し込みます。前から見て左右に傾いていないことを必ず確認しておきます。
その後、モーションプレート台座の中央に、牽引力増強装置のサブフレームの支点を取り付けます。

写真には写っていませんが、このあとモーションプレートをモーションプレート台座の外側に取り付けておきます。

シリンダーブロック

シリンダーブロックは1枚の展開図を折り曲げるのですが、なかなか直角になってくれません。

シリンダーブロックの折り曲げ

シリンダーブロックの下部の丸いところはちぎれやすいので、最初に180度折り返して接着しておきます。このとき、シリンダー側面の模様が向こう側になります(あとで手前に折り返す)。接着剤が固まったら、折り目をヤスリできれいにしておくと、あとで側面を丸めるときにきれいにできます。

小さいバルブカバー2個も、シリンダーブロック前面の左右に接着しておきます。写真は接着してある状態です。

折り曲げとドレンコックの取り付け

残りの折線を谷折りしてシリンダーブロックを組み立てます。上から見て正確に直角長方形(?直角でなければ「長方形」とは言わないんですね)になることを心がけますが、なかなかそうはならないと思います。

側面は模様が表になるように折り返し、下側を丸めて接着します。走行の調整中に壊れてしまわないよう、接合面をぴったり合わせてしっかり接着します。

最後にドレンコックを差し込んで接着します。

シリンダーブロックの取り付け

前後を間違えないように差し込み、前から見て傾かないように固定します。がっちり接着してから曲がりに気付くと大変なので、どこか1点だけ仮付けして確認するとよいようです。1点だけなら、接着剤をはがすのも比較的簡単です。

しかし、私は仮付けで安心してしまい、本付けを忘れたことがありました。

スライドバーの取り付け

スライドバーは、ひとつの板に2組が作られていますので、「A」と書かれているほうを使います。
あらかじめ、目の細かいサンドペーパーで上辺・下辺を軽く磨いて、ざらざらした引っかかりがないようにしておくとよいです。ただ、これはあとでもできます。

上下を間違えないようにし、先端がシリンダーブロックの前面の小穴に入るまでしっかり差し込みます。

スライドバーの固定

スライドバーがなるべくフレームに平行になるよう注意して、シリンダーブロックの内側から前後の2箇所をがっちり接着します。本当は、ここだけはエポキシ系接着剤(5分硬化型)を使ったほうがよいと思います。

平行になることだけを意識すると、スライドバーが取り付け穴のどこにも接触せず、宙に浮いた感じになることがありますが、これではしっかり接着できません。多少の傾きは、スライドバーを付け根から軽く曲げることで回避できるので、とにかく金属同士を密着させてしっかり接着します。

サブフレーム等

牽引力増強装置の補助ウエイトが載るサブフレームを組み立てます。最後に残った分配弁も取り付けます。

サブフレームの折り曲げ サブフレームは、一見どう曲げればよいのかわかりませんが、要するにすべての折線を谷折りすればよいようです。
メインフレームエンドの補強 サブフレームを差し込む前に、メインフレームエンドの角にプラ小片を接着して補強しておきました。ハンダ付けの場合は、折り目にちょっとハンダを流すだけでOKです。
サブフレームの差し込み サブフレームは塗装後に差し込むよう書かれていますが、経験上、先に取り付けても差し支えないことがわかっているので、ここで取り付けておきました。メインフレームエンドの後方から差し込みます。
サブフレームの固定 サブフレームの先端は、モーションプレート台座に取り付けた支点にかぶせ、余っている真鍮線を差し込んで折り曲げ、止めます。
サブフレームは上下に動くようにするので、接着しません。
分配弁 後部の配管ユニットを折り曲げて接着し、中央に分配弁を接着します。

先台車・従台車

先台車 先台車は折り曲げて、左右のバネを180度折り返し、接着します。
このほか、車輪押さえも折り曲げておきます。
従台車 従台車も折り曲げます。前側は中央が空くので、無理にくっつけないようにします。
従台車枠

ホワイトメタルの従台車枠は、前側をより急角度に曲げて、先ほどの真鍮フレームの前面とぴったり合うようにします。そうしないと、第3動輪と干渉してしまいます。

  • 従台車枠の前後の上部に飛び出している、板バネの一部の表現は、走行中にキャブ下の配管類に引っかかることがあります。その場合はカットしてしまいます。
  • 従台車枠の下部が、レール等に当たることがあるので、その場合は下から少々カットします。

形を整えたら、向きを間違えないように真鍮フレームに接着しておきます。車輪押さえも折り曲げておきます。

下廻りの残り作業は塗装後になります。その前にテンダーの上廻りを組み立てます。


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