マイクロエースの「キマロキ」セットに含まれているD51です。
キ604のセットには398号機が、キ620のセットには1042号機が含まれており、いずれもデフを切り詰められ、密閉キャブとなったいわゆる北海道型(末期)です。
2003.2.13
最初に発売された498号機と比べてみます。
498号機 | |
398号機 | |
1042号機 (拡大写真) |
特に新規作成というわけではないので、398号機も1042号機も基本スタイルは以前のままです。動力の制約のため、ボイラー後部が長めでやや腰高となっており、キャブ屋根とテンダーとの落差が大きいスタイルです。
しかし、今回は切り詰めデフを含めた煙室扉付近が新しいパーツになっていることと、1042号機は煙突・ドームも含めてボイラーが新しい成形になっていることが目を引きます。
D51 498 マイクロエース最初のD51です。 |
D51 398(キマロキセット) |
D51 1042(キマロキセット) |
D51 1042 テンダー後部 |
398・1042号機の煙室扉はデフ部と一緒に作り直されています。直径はやや小ぶりに見えますが、498号機で扉の外周よりも縁が出っ張っていた表現がなくなっているので、見映えはよくなりました。スノープローとライトの形状もそれぞれ変わっています。
ボディーが新しくなり、それまでなかった通風管・発電機吸気管・給水温め機配管がようやく表現されました。
こうして部分部分を見ると結構いい感じなので、全体のプロポーションが惜しまれますが、今までの製品のバリエーション展開なので仕方ない面もあります。
がんばって車高を下げたりすると、かなり見られる模型になるかもしれません。
あまり全体の格好に馴染みのない方にとっては、そのままでも楽しい模型ではないかと思います。