Nゲージ蒸気機関車以前のメモ>2006.2.4(DF50)

DF50

かつてDD51は、自分の街の蒸機を直接置き換えていったので憎らしく感じたものでしたが、身近にいなかったDF50には悪い印象を持ったことがありませんでした。
それどころか、余ったDF50がこっちに流れて来ないかなと憧れたものです。


長らくトミックスの独擅場でしたが、最近になって急にマイクロエースとKATOから発売されました。

横から1

トミックス 側面 トミックス
(拡大)
マイクロエース 側面 マイクロエース
(拡大)
KATO 側面 KATO
(拡大)

この写真を撮るまで、中間台車のボルスターは車体のちょうど中央にあるものだとばかり思っていました。トミックス製品を昔から持っていたのに節穴です。
ディーゼル機関車のことは相変わらずよくわかりません。

横から2

反対側からも撮ってみました。

トミックス 側面 トミックス
マイクロエース 側面 マイクロエース
KATO 側面 KATO

トミックス製品では、モニターの窓とそれ以外の屋根部分を、プラ表面のツヤの違いで表現するという上手い方法が取られています。 マイクロエースははめ込みガラスのように見えます。KATOはさらに進んで横から見ると向こうまでシースルーになっています。

マイクロエースの運転室内にはライト部品の出っ張りがありますが、KATOにはそれがなく、運転席が表現されています。その代わり乗降ドアの窓まで緑色の仕切り板が見えます。実物はどうなのでしょうか。

正面から

トミックス 前面 マイクロエース 前面 KATO 前面
トミックス マイクロエース KATO

トミックスのカプラーポケットの内部が曲がっていますが、これは製品のせいではなく、私が内部に別のカプラーポケットを雑に押し込んでカプラーを交換したためです。スカートも切り広げられています。
Hゴムの表現や太さも各社で違います。

斜め前方

トミックス 前面
トミックス
マイクロエース 前面
マイクロエース
KATO 前面
KATO

最近は手すりを別パーツにするのが流行のようですが、トミックスのようなモールド表現も控えめで好感が持てると思います。もっとも、これはディーゼル機関車に詳しくない者の意見です。
KATOの手すりは直径0.25mmと細いものですから、もしこれを真鍮線で作ろうとすれば、一般の模型店で手に入る0.3mm線では太めになります。プライマー処理や塗装を終えるとさらに太くなるので、その場合は純白ではなく明るいグレーのほうが目立ちすぎずよいかもしれません。
KATOの新DD51ではテールライトの表面が平面でしたが、今回のDF50では少しふくらみがついています。

トミックスのDF50は発売後かなりの年数が経っていますが、あっさりしたディテールや抑えられた塗装のため、レイアウトの1パーツとしてはまだ十分使い道があるように思います。

走りはどれも良好で、マイクロエースとKATOはディーゼル機関車には思えないほどに静かです。KATOの走りはフライホイールの効果も十分感じられて滑らかです。


●比較した模型について


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