Nゲージ蒸気機関車2008年のメモ>2008.1.19(ED42)

ED42

ED42

2008.1.19

碓氷峠のアプト式電気機関車です。ロッド(スコッチヨーク)がついているため、蒸機のようで面白いのと、茶色いのが好きなので(だから阪急も…)持っています。


NゲージのED42はかつて、しなのマイクロから金属製品が発売されており、中古品専門店に信じがたいほどの値段で出ていることがありました。ここで比べてみたのは、だいぶあとになって出たワールド工芸とマイクロエースの製品です。

全体

ワールド工芸 ワールド工芸(メーカー完成品) (拡大写真)
このときはキットで2両を組み、他に完成品の2両セットを買って4両としました。この写真は完成品です。急いで製造したのか、塗装面がややざらざらな感じでした。
マイクロエース マイクロエース (拡大写真)
マイクロエースからは4両セットで発売されました。M車は2両で、他の2両はダミーです。床板はボディーと一体なので茶色になっています。

両社とも戦前型を模型化していますが、模型の印象は両社でかなり違います。前後のデッキの幅もまるで違いますね。
ED42は運転席の部分だけ車体の幅が広いのですが、薄い金属でできているワールド工芸製品も、運転室を幅の広い別ブロックとし、付き合わせて表現しています。

正面から

両エンドから撮影しました。

ワールド工芸 マイクロエース ワールド工芸 マイクロエース
ワールド工芸 マイクロエース ワールド工芸 マイクロエース
ワールド工芸
ワールド工芸
マイクロエース
マイクロエース
ワールド工芸
ワールド工芸
マイクロエース
マイクロエース

こちらも両社で車幅などの印象がずいぶん違います。画像の縦横比を間違えたのではないかと何度も確かめましたが、これで大丈夫です。

前方から

これも両エンドから撮影しました。

ワールド工芸
ワールド工芸
マイクロエース
マイクロエース
ワールド工芸
ワールド工芸
マイクロエース
マイクロエース

上方から

上部から

向こう側がマイクロエース、手前がワールド工芸です。上廻りの前後長さはほぼ同じですが、屋上機器の大きさや位置は結構違います。

台車

ワールド工芸
ワールド工芸 ジャック軸はエッチングで軽く表現されており、スコッチヨークは左右の動輪にのみ接続されています。プラ輪心は南薩5号機・8100・9200などで使われているものと共通です。
マイクロエース
マイクロエース こちらは旧しなのマイクロと同様、ジャック軸がちゃんと回転し、スコッチヨークが連動します。ただし、動力はジャック軸から伝えられているわけではありません。

小さい模型ですし、ジャック軸が回転するかどうかはあまり外観に影響しないように思えましたが、走らせてみるとこれがなかなか楽しいものです。

連結

上がワールド工芸、下がマイクロエースです。

ワールド工芸

マイクロエース

ワールド工芸の3両目は私がぶどう色2号の缶スプレーでバッと塗ったものなので、ちょっと色が違います。

ちゃんとダミーのラックレールや第三軌条を作って楽しまれている方もいらっしゃるかもしれませんね。私の小レイアウトは小判型の平坦線なのであまり活躍できませんが、たまに走らせるとなかなか味わい深くて面白い車両です。

なお、マイクロエース製品は今年(2008年)同一仕様で再生産されるようです。どうでもいいことですが、マイクロエース製品にいつもついているキャッチの雄叫びは、「碓氷峠のアプト式 電気機関車!」でした。何かそのまんまでおとなしいですね。今なら「唸るピニオン、吠える16連ロッド!」ぐらいの勢いで出たかもしれません。…いえつまんない冗談です。


●比較した模型について
・ワールド工芸 国鉄ED42(2両セット)
・マイクロエース ED42 4重連セット(A-3400)


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