Nゲージ蒸気機関車2008年のメモ>2008.3.29(ケー100改・プルバックモーター版)

ケー100(改)・その2

その後、番組をご覧になっていた方々から色々とメールを頂きまして、やはりケー100はレールがなくても走れなくてはイカンと思い(笑)、プルバックモーターを使ってもう1台作りました。

2008.3.29

1(Nゲージ動力版) 2(プルバックモーター版)


改造後(プルバックモーター版)

プルバックモーターというのは、少し後ろに引っ張るだけでぜんまいが巻かれ、手を離すと走り出すぜんまいボックスです。チョロQのエンジンが有名です。

前方から 後方から

こちらで使用したケー100は「後期型」です。駆動輪もちゃんとバルーンタイヤにしたかったのですが、私の力ではそんな形のゴムタイヤを作ることは無理でした。まあ、仕方ないです。

動力部

下から

まずチョロQを買いました。エンジンの速度が何種類かありますが、安いスタンダードの中から「ゆっくり走るエンジン」のものを使いました。

チョロQは駆動輪である後輪が大きく、そのままでは取り付けられないので、前輪のタイヤと交換しました(ホイールの直径は前後同じ)。
これをケー100のシャーシに取り付けるのですが、ギヤボックスの幅がシャーシの内側とほぼぴったりです。しかし、車輪の付け根だけ、少しシャーシの内側に出っ張りがあるので、ご覧のとおり斜め下側からギヤボックスを差し込み、車輪の付け根に乗り上げるようにしています。

上から

上から見たところです。前方の取り付けボスが邪魔なので、後ろ側を削って平らにし、そこにギヤボックスを立てかけてあります。一部のギヤのシャフトが少々両側にはみ出していて引っかかるので、シャーシの内側も少し削っています。当初、これが引っかかって組み付けが大変でした。

この上にかぶさるボディーの床板は、ギヤボックスの当たる部分を切り抜いて四角い穴をあけます。

運転室内

偶然なのですが、バックプレートの下部がギヤボックスの前端を上からぴったり押さえる形になり、固定に役立っています。
そのままでは後ろが少々軽いので、10円玉1枚分程度のウェイトを載せるとよく走ります。薄い鉛テープをぐるぐる巻きにして積むと、紋太さんの荷物のように見えておすすめです。

ウエイト

完成

完成

向こうがNゲージ動力版、手前がプルバックモーター版です。加工の難易度はどちらも同じくらいですが、車輪の打ち込み直しが必要ないプルバックモーター版のほうが気楽にできます(動力も安いですし普通に入手できます)。

走りですが、これが愉快です!6輪の摩擦が影響して、何となく落ち着きのない動きをしますし、思わぬほうに進んで行ったりします。ちょうどドラマの中で走り回っている様子にそっくりです。スピードも「ゆっくり走るエンジン」で正解でした。ちょうどいい感じです。


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