Nゲージ蒸気機関車>2008年のメモ>2008.8.9(国際鉄道模型コンベンションのNゲージ蒸気機関車)
2008.8.9
東京ビッグサイトで開かれている国際鉄道模型コンベンションで発表された、Nゲージ蒸気機関車です。それまで発表されていた各社の予定品のとおりで、ここで新規に発表されたものはなかったと思います。
各種クラブや個人のブースも多くあるので、学校祭的な雰囲気も混在していました。
写真には、クリックすると拡大するものと、しないものがあります。
蒸機とは別ですが、私のレイアウトには路面電車も走っているため、そそられたものです。
何とツボにはまるものを作ってくれたのでしょう。昔、こんな形の直接制御式のコントローラーからバチバチ火花が飛んだり、たまに油煙が上がったりするのをよく見ていました。 乾電池式ですが、ACアダプタか何かで家庭用電源から使うように改造したくなります。 |
実際に車両を動かしてみることができました。 |
この配色懐かしいです。内部には電池が。 |
ブース面積の大半を占める16.5mmゲージレイアウトは、こんなパワーパックで…。 |
この先、写真がたいへん汚くて申し訳ございません。
C53 45 改良再生産品 細かいところが多少変わっただけで、全体の格好は今までと同じみたいです(再生産ですしね)。 |
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C53 43(流線型) 改良再生産品 こっちもテールライトなど、ちょっとした色差しだけの違いのようです。 |
しかし、サンプルとはいえ…キャブがダレて汽笛曲がり、テンダーの手すりも折れているといる状態で、ちょっと可哀想でした。 |
以前予告されていた、C57 135(さようならSL列車牽引機北海道重装備)と、C57 180(門鉄デフ)の試作品はなかったと思います。
ほか、蒸機にもゆかりの深い車両のごく1部だけ…。
オハフ62 これもだいぶ前の製品の再生産のようなものですが、不評?だった黒の光沢の屋根はグレーに変わっています。 |
ワム80000(初期型) アリイは扉が開きますが、そのせいで扉が分厚く見えるのが難点です。でもまあ、ワム80000と名の付く貨車は他社にいくつもあるので、選択肢のひとつとしては悪くもないです。好きなもの買えばいいんですからね。 |
いわゆる「下がりつばめ」です。 |
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前回の東海道形とは、煙室扉のナンバー位置も少し違います。 |
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テンダーは同じのようです。 こうしてみると、ナックルカプラーはずいぶん大きく見えますね。もちろんアーノルドカプラーのほうがはるかにでかいのですが、形が似ているだけに。 |
先日発売されたC57 180の門鉄デフ版です。 |
デフ以外は別段違いはありません。 |
オハ12 1701 会場のサンプルはこんな感じです。 |
ほか、1988年に日本にやってきたときのオリエント急行(日本国内仕様)の予告がなされていましたが、看板だけでほかは何もありませんでした。台車等は国内走行時のものということです。機関車は用意されません。
C59、C62山陽型などは影も形もありません(…と思います。見落としていなければ)。
市販品ベースの建物がずらりと並んでいて、皆さんお金持ちだなぁ…とため息(厚紙拾って作るしかなかったもんなぁ)。でも昔よりは選択の幅が広いので、市販品を上手に取り入れてどんどんレイアウトを形にしていくのはうまいやり方ですよね。ここまでまとめるには、並大抵の努力ではできなかったのではないかと思います。
中には設営中に半ば「作っている」ところもあり、走行調整などが壮絶だったとお聞きします。特にサイズの小さい模型だとシビアですよね。下手すると展示期間の大半がメンテに費やされてしまいます。
国産のNゲージは1/150、9mmゲージを基本に作られていますから、下廻りが狭軌1,067mmゲージの1/119となり、全体の印象を正確にスケールダウンできない部分がとても多くなっています(たとえば電気機関車の台車が外側にボコッとせり出したり)。 tt-9は9mmゲージですが、上廻りを1/120で作っていますから、見た目はそのまんま実物で違和感がありません。現状ではあまり量産化された車両や建物などがなく、楽しむには相応の努力が必要ですが、本当はこういう趣旨の模型がもっと普及してもよかったのになとも思います。
サイズが少し大きいので、私にはレイアウト上で走らせるものとしては守備範囲外ですが、車両模型としては手ごろな製品があればどれかひとつは持ってみたいと思います。
さっぱり拡張コースが出ないPROZです。私の基本コースも部屋の隅で箱に入ったまま半分腐ってます。年末には何とか拡張コースは出したいとのことでしたが、確定的というわけでもなさそうです。
壁面パネルには蒸気機関車の予定品としてD51・C57が、チラシにはD51 498とC62がありましたが、実現はいばらの道と思います。他の車両もやたらたくさん予定されていましたから、そう簡単には出ないものと思います。
プラ量産品をせっかく作ったにも関わらず、初回だけでなくなるものがあります。金型があるんだから何度も生産すれば採算が合ってくるだろうと素人的には思えますが、初回品を出しただけで惨敗、2度目・3度目なんてとても考えられないというケースがあるんだそうです。
常識的に考えて、初回でこの程度の売れ方なら、その後もたかが知れており、作るだけ傷口が広がってしまうとのこと。
ただ、このとき話題になっていた製品は、別に初回に店頭で余っていたわけでもなく、むしろ欲しいのに手に入らない人が多かったように思います。流通や受注のしくみなど、色々なところに難しさがあるんでしょう。
居眠りしないように必死の形相で店番をしている方も…。でも、他の大規模イベントでもよく見られますね。
Tゲージ(3mmゲージ)を初めて見ましたが、あまりの小ささに驚愕!ルーペも備え付けられていました。これはもう挑戦する姿勢がそのまま形になったというんでしょうか。本当に小さくて、何と言えばいいのか…1両が単4電池くらいの大きさです。もちろん自走しますしライトも点灯します。私などレールにうまく載せられないかもしれません(笑)。
私はメーカー、ゲージ問わず、完成品・自作品問わず何にでも興味があるので、どのブースも面白く、全部回るのにかなり時間がかかってしまいました。入場料は1,200円で3日間有効ですが、目的が大手メーカーの完成品だけとか、特定のゲージだけとか、限られている場合は、短時間で見終えてしまうので高く感じるかもしれません。
夏休みなのに、中高生の方々が思ったより少ないのは寂しく思いました(交通費もかかるのでつらいのかも…)。
特にGゲージ、Oゲージなど比較的大きい模型を注目して見てきたのですが、それらを見たあとに9mmゲージを見ると、Zゲージと大差ないくらい小さく見えて、とても普段自分がいじっているアレとは思えませんでした。
色々なものが売られていますが、シーナリー用品の「モーリン」から、Nゲージ用の石炭(¥250)をひとつ買ってきました。リアル・ラインのD51にも付属していて、使い良かったからです。