Nゲージ蒸気機関車2012年のメモ>2012.1.5

9600のバルブスピンドルガイドを交換

マイクロエース9600

マイクロエースの9600のバルブスピンドルガイドの形状は、実物よりもずっと新しいタイプになっています。
試しにKATOの9600のロッドセットをそのまま移植してみました。
(だいぶ前に、大宮工房から交換用パーツが発売された例もありました)

結果をそのままご紹介します。


バルブスピンドルガイドの部分のみを切り取って入れ替えようかと思いましたが、KATOのロッドセットに丸ごと交換しました。
うまくいかなくても、元のマイクロエースのロッドセットは温存されているので、大体元に戻せるからです。

各ロッドの寸法も違うので、きちんと調整しないと走行性能に影響します。

取り付け加工

シリンダーの穴あけ [1] マイクロエースのシリンダーブロックの穴は、KATOのパーツを付けるには小さいので、少し広げました。
AとCは1mmドリルでそのまま広げました(Aは1mmだときついかもしれません)。Bはスライドバーが入りますが、少し下方向に広げるように開けました。KATOのスライドバーは少し下側に位置します。
ロッドセットの加工 [2] KATOのロッドセットはやや大きいので、赤い部分をごくわずかにカットしました。
青い矢印のあたりは、エキセントリックロッドが一番前に来たときに、加減リンクがつっかえそうに見えたので、少し削っています。
取り付けの様子 [3] 前方をシリンダーの穴に慎重に差し込み、モーションプレートの裏側のパイプ上の突起を本体のピンにかぶせました(ゆるいのでゴム系接着剤を使いました)。
写真の状態ではまだスライドバーの位置が高く、スムーズに動きません。このあとスライドバーの下側を削り、穴も下に広げて調整しました。
取り付けの様子

[4] 反対側も同様です。リターンクランクのピンは少し形が違うので、あまりきちんと入りません。片側は抜けやすかったのでゴム系を併用しました。

KATOのモーションプレートにはボディ側のディテールが被さりますが、そこは移植しなかったのでのっぺらぼうです。できればディテール部も切り取って持ってきたほうがよいと思います。

結果

未加工 加工後
確かに交換はされました。しかし、黒で塗ると遠目の印象はあまり変わらないように感じます。違いを楽しみたければ、あえて塗らないほうがいいかもしれません。 こちらは未交換のマイクロエース製品。普段は、黒で塗って目立たなくしております。
未加工 確かに交換はされました。しかし、黒で塗ると遠目の印象はあまり変わらないように感じます。違いを楽しみたければ、あえて塗らないほうがいいかもしれません。
加工後 こちらは未交換のマイクロエース製品。普段は、黒で塗って目立たなくしております。

加工後 9600

クロスヘッドや合併テコなどの成形もカッチリしたものになりますが、あとは気分の問題かと思います。
とりあえず、1両やってみたらこのようになりました。


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