やえもんデザインのD51(マイクロエース動力+モーター交換)が走らなくなり、修理しました。
実は動力に使用したのが不調機で、そのうちオーバーホールしようと先延ばしをしておりました。最終的にはモーター軸が空転して動けなくなりました。
モーターを小型モーターに交換したために、加工に不備があり、ギヤが丸ボウズになってしまったのではないかと焦りました。
替えギヤは売られていませんものね。さすがに改造品の修理をメーカーに依頼する度胸はありません。
(度胸の問題ではないと思いますけど)
分解して調べると、まずシリコンチューブの一部に傷がありました。 直接的には、本当にモーターのシャフトが空転していました。このシャフトは元のモーターに比べて径が小さいので、それを別な樹脂パイプに差し込んで太さを合わせていましたが、そこの接合がなぜか緩んだようです。 他に何か原因があって、いつも接合部に無理がかかっていた可能性も感じます。 |
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シリコンチューブは、傷んでいた部分を切り離し、残りをそのまま使いました。 モーターのシャフトを太くするため、今度は真鍮パイプを使いました。元のアリイモーターのシャフトは直径1.5mm、交換した小型モーターのシャフトは直径1mmなので、太くしなければシリコンチューブに合わないのです。 これぐらいの真鍮パイプは、カッターで転がしながら簡単に切ることができます。 |
模型用の精密パイプというわけではなく、東急ハンズで買った内径1mm・外径1.4mmのものです。ごくわずかしか要らないので当分使えます。 しかし、真鍮を「真中」と書くこともあるのでしょうか…。最初、この記述を無意識のうちに除外してしまい、目の前で売っていることに気づきませんでした。 |
モーター交換のトラブルで多いのは、モーターが微妙に曲がって固定され、シャフトが一直線にならないことではないかと思います。 ダイキャストブロックの切削が不完全だと、一見ぴったり収まったように見えても、モーターが凸凹を避けて変な角度に固定されていることがあります。 |
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2本のシャフトの高さが食い違っていたり、ねじれの位置になっていたりすると厄介です。 進行方向や負荷に応じてウォームギヤの前後位置が変わることがあるので、ウォームがあまり軸受けに近接していると、強く摩擦してしまうこともあるようです。 |
ロッド関係の動きも少々怪しい部分がありました。 金属キットと同様、リターンクランクの軸がちょっと曲がっていたとか、メインロッドのビッグエンドが引っかかることがあったとか、そのあたりを調整しました。 あとは軸箱を90度回してはめなおしてみたり、床板を少し緩めて軸箱の高さのばらつきを緩和してみたり、そんなところです。 |
通電してスムーズに回転するかチェックします。 モーターの上部は、テープを貼って黒のマジックで塗ってありますが…そこだけ海苔巻きみたいな色になってしまいます。 |
修理完了し、スムーズに走るようになりました。
これは切り詰めデフのタイプなので、ちょっと原形のD51と印象が違いますが、なめくじらしいお顔です。 |