単純再生産なので特に変わったところはないと思います。増備の際も初回と同じものとみなしてそのまま買い足せます。
同じナンバーを仮に付けて撮ったこともあり(初回品の向こう側のナンバーをもぎ取り…)、一方のカプラーを交換してある以外に区別の手掛かりがありません。
普通の個体差程度の違いしか見当たらないです。理想的な再生産かもしれません(笑)。
内部の部品は現在の生産用部品が使われているので、初回品と微妙に異なるところはあります。これらは昨年末のD51 一次形(東北)の再生産の際に起きていた変化と同様です。
ライト基板です。左が今回の再生産、右が前回の初回生産です。
この基板は昨年のD51一次形の再生産の頃に登場したと思います。もし蒸機以外にも使われていればちょっとわからないのですけども。
初回品・再生産品を一緒に走らせてみたところ、ライトの明るさ・色合いとも同じに見えました。
テンダー内部です。左が今回の再生産です。
このダイキャストフレームはもともとD51標準形と同じパーツだったので、そちらが変わればこちらも変わります。
部品レベルでの違いは他にもあるかもしれませんが、外見的・機能的にも違いはなさそうです。ケースの裏にはロット番号が記載されているので区別が付きますが、ナンバープレートを付けない状態で中身が入れ替わったらちょっとわからないですね。
今回から説明書のAssyパーツに「Z02-1761 D51標準ヘッドライトLP403」が追加されています。どの程度のことか不明ですが、今回このパーツの注文が想定外に多かったとの模型店の話を聞きました。 8620のシールドビームの交換など、使い道が多いですからね。8620の場合前後とも交換可能なので2個消費します。
今回の1次形の話ではありませんが、一昨年のC57 1号機ではキャブの前面窓が微妙に大きく調整されました。KATOのC57はキャブの天井にも補重のウェイトがあり、それを支える太めのピラーと内壁が前面窓の脇ギリギリにあります。前面窓を広げるには苦しい構造だったろうな〜と思いました。まあ素人の想像などたいてい的外れかもしれませんが。
なお初回生産時のメモはこちらにあります。その時点での印象ですけども。→KATO C57(1次形) リニューアル