いずれも昔KATOがよく使っていたSM-5系より小さい、小型モーターです。
TOMIX C11(きかんしゃトーマス号)…型番不明(型番の代わりに「修理対応」と記載あり)
TOMIX C57…#0620 M-10(タイプ1)
KATO 9600…型番不明
KATOの9600のモーターの長さはトミックスのモーターと同じですが、径は一回り大きいです。
少なくともKATOの国内のNゲージ蒸機では、このモーターは9600にしか使われていないように思います。
トミックスのC11(きかんしゃトーマス号)とC57のモーターのサイズは同じですが同一品ではありません。
C11は最近のM-13の系列のように見えますが、説明書には型番の表記はありませんでした。
モーターの位置を大体揃えて横から撮ってみました。
KATO 9600
トミックス C57
トミックス C11(きかんしゃトーマス号)
KATOの9600の設計上の縮尺はわかりませんが、実測では1/145とか1/144とかそのあたりではないかと思います。TMSの製品の紹介には「少し長め」としかありませんでした。
1/150あたりにまとめようとすれば、アリイのようにモーターを運転室から後方にずらすとか、方法はあったのでしょうが、「モーターが運転室にはみ出すことをよしとせず」とのアピールもあったので、多少縮尺を調整してでもそれを優先したのかもしれません。
でもKATO蒸機の伝統的な1/140にしないことは決まっていたのですね。
この9600のモーターは、なぜか「KATO Nゲージ生誕50周年記念誌」でも完全にスルーされていました。開発のいきさつなどを知りたかったです。
(もしかしたら内製ではないのかもしれませんが)