割とショックを受けたので恥をしのんで書き残します。
軽く10年は廃シンナー入れにしていた缶なので、買ったのは恐らく15年以上前だと思います(不正確ですが新しくはありません)。
キャップも中栓もきちんと閉まっていました。
中を見ると、内面が上まで赤茶色のザラザラになっています。錆なのか廃液の塗料成分なのか、それらが混じったものか。
缶の周辺の塗装面には、いたるところに「あせも」のようなプツプツとしたふくらみができています。
その中で、ところどころに黒いシミのようなものがあるのですが、
よく見ると完全に穴が開いていました。
缶の中を覗き込むと、確かに外から光が差し込んでいる穴がいくつも見えます。
このへんもそうです。
穴の周りに、中身がこぼれだしたような跡が残っているものもあります。
底にも細かい穴と錆のような跡がいくつかあります。
長期放置の間、何らかの理由で缶に細かい穴が開いて、中身がなくなっていたようです。いつから始まっていたのか、まるで気づきませんでした。
原因については素人の想像にすぎませんけども、思い当たることとして:
ひとつは缶を置いていた場所が寒い部屋の隅で、結露しやすい場所だったこと。湿気があれば錆ができやすい環境だったかなと。
もうひとつ主な原因かと思っていることは、廃液に元々水がたくさん混じっていた可能性があること。
私はだいぶ前に塗料を水性に切り替えていまして、おもな溶剤も途中で水や水性に変わっていたからです。
それを意識せずスチール缶に戻していた(らしい)ので錆びたと。→詳しいことは不明ですが結果からはそう思えます。
今になれば、何でスチール缶に水を溜めたの?と思えますが、ラッカー系塗料を使っていた頃から習慣を引き継いでしまいました。漫然と放置してしまったと反省する次第です。状況によっては大変なことになっていた可能性も。